ものごとはできるかぎりシンプルにすべきだ。しかし、シンプルすぎてもいけない。
アルベルト・アインシュタイン(1879.3~1955.4)
こんにちは、関です。
上記の言葉はかの有名なアインシュタインが遺した言葉です。
この言葉の真意に迫りつつ、最近SNS等でよく見る家に対して思うことを書き記したいと思います。
弊社では、「家の形や仕様はなるべくシンプルにする」という考え方をしています。
シンプルなら、住む人の年齢や人数、家族構成が変わっても対応できるからです。
ただ、SNS等ではホテル風や北欧風の可愛らしい内装をしていたり、
変形した形の家だったりとシンプルとは決して言えない家をよく見かけます。
そうした投稿が増えているせいか、先日行ったパナソニックのイベントでもホテルのような浴室の展示や、
北欧風の可愛らしいキッチンが多くあった印象です。
施主様のこだわりですから、他人が口を突っ込む話ではありませんが…。
シンプルな家にするメリットとしては、飽きがこない・家具によって様々な見せ方ができる・
老若男女みんなが心地よく住める等があると思います。
アインシュタインの言葉の前半はシンプルイズベストの考えに近いと思うのですが、
後半の「シンプルすぎてもいけない」とはどういうことなのでしょうか?
シンプルな家にすると、家具次第で北欧風にもできますし、ホテルライクにも、ナチュラルスタイルにもできます。
SNSに影響されて、アクセントを入れる方が多い印象ですが、ベースはシンプルな内装にすると
10、20年後になっても家具やカーテン等のコーディネートを楽しみつつ、過ごすことができるのでオススメです。
アインシュタインが言いたいことは、「基本はシンプルにするのが良いけど、そこにアクセントを足して豊かにするのが良いんじゃない?」
ということなのではないかと思いました。これを家に置き換えると、基本的な仕様はシンプルにして、
内装なら家具や小物で、外装なら植栽などでアクセントを足すと豊かな暮らしにできるのではないでしょうか。
最近はおしゃれで手ごろな家具や小物も多く販売されていますし、
インターネットで簡単に知りたいことを調べられ、有益な情報を得られる時代ですから、
そうしたものを参考にお気に入りの住環境を作って頂けたらと思っています。
誰かがメインになって決めるより、家族みんなで考えてみると楽しいかもしれません。
上の写真のように、カウンターに置く小物や
暖簾の柄によっても、雰囲気を変えることができます。
伊藤工設計ホームページ
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