かぶろぐ

株のブログ

グローバル化 ネトゲに見る外人と日本人

2011-09-19 11:45:58 | 小ネタ
サラリーマン平均年収推移
サラリーマンの給料はもう上がらない

サラリーマンの年収が下がり続けている
小泉政権時代の好景気でも年収上がってないんだからもう構造的な問題だよね
普通にサラリーマンやってても一生年収が上がらない時代なんだろう

あと10,20年したら平均的なサラリーマンは年収300万以下の貧困層に入りそうなレベルだな
グローバル化グローバル化言うけど実体は全世界規模の大競争時代でしかない

バイトでのライバルも同じ日本人だけじゃなく、インド人、中国人、フィリピン人、ベトナム人
以前、飲食でバイトしてたけど中国人、インド人のバイトもいて、ああこりゃまずいなと思った


あと、弁当屋に弁当買いに行った時に、レジが故障したらしくて店員がいきなり「リャンさーん!リャンさーん」と言ったので何かと思ったら店長が中国人だったらしい
日本流のマナーに則ってか、「すみません、申し訳ありません」と頭を下げながら謝罪していた
個人的にこの極端に卑屈に謝罪する日本文化はあんまり好きじゃないんだが、日本文化に馴染もうとしている人たちもいるわけで


シンガポールに旅行に行った時も日本語をそこそこ喋れる華僑がガイドだった
やや片言っぽい日本語で日本人旅行者(年寄りばかりだった)を楽しませようと日本の芸能人の真似だか分からんが、コッチダヨーとか言って誘導していた
実際は旅行客に観光先に金を落とさせるためのショッピング旅行という印象だったが、シンガポールのスコールだとか、キチガイみたいに辛いラーメンだとかが勉強になった

あの時驚いたのが、シンガポールの子供が普通にゲームボーイでポケモンをしていたことだった
多分10年くらい前だがそのころからもう日本のゲーム文化は海外に浸透しはじめていたんだなぁ
マスコミが取り上げ始めたのは何年か前からだと思うが

とりあえず中国人はどこでもたくましく生きているらしい
世界中に散らばってるしグローバル化には強いのかも




ところでネトゲをやっていたころの話だが、最近はネトゲにも外人が多くなった
ベトナム人、インドネシア人、アメリカ人、オランダ人、ルーマニア人、台湾人、中国人

ざっと思い出すだけでこれくらいの外人がいた
彼らは国籍を問わず英語を話す
まず何を話すかと言えば Do you speak English?と話しかけてくる

ああ、世界の公用語って本当に英語なんだなって実感した経験だった

ただ安心したことはネイティブを除けば英語のスキルというのは実は外人はそれほどレベルが高いわけではない
文法もめちゃくちゃな人もいたし、単語だけで会話しようとする人や、fuck や No weapon!とかそんな言葉しか使わない人も多かった
Do you speak English?と聞かれた時、日本人はかなり高いレベル、つまりネイティブと同レベルのスキルがあるかということを想像すると思うが、実際には最低限のコミュニケーションがとれるかどうかという認識で充分だ
Do you speak English?の基準がベトナム人と日本人では大分違う

自分の中学レベルの英語がまともなレベルだったのが驚きだった
少なくともネトゲに関して言うと日本人は中学レベルの英語で事足りると思う


ただそういうネトゲ環境で感じたのは日本人の強い排他性だった
ネトゲは小さな社会だと個人的に思っているが、そのネトゲの中でさえ住み分けがされてしまっていた

つまり、Only Japanese,Only Englishという住み分けである
正確には台湾人は台湾人、ベトナム人はベトナム人という細かな住み分けもあったが、大まかには日本語、英語の区分けである
日本人は英語の読解力は高いし、おそらくそこそこのレベルならチャットできるだけの英語力はあると思う
でも英語でコミュニケーションを取ろうとする日本人はかなり少なかった
外人がHelloと話しかけてきても誰も存在しないかのごとく振る舞う
Helloくらいは誰でも分かる
でも会話しないのである
このゲームにはkickというシステムがあって気に入らないメンバーはルームマスターが排除することができる
外人はその優先対象である
外人であることが分かるとすぐにkickということも少なくなかった

ゲームを続けていくうちに段々その理由が分かってきた
一言で言うと外人とゲームをプレイするのがめんどくさいということらしい
だるいのだ

このゲームは非常にシビアでメンバーの一人が役に立たないと全滅になる可能性もかなり高くなるというレベルだ
例えばダンジョンミッションではHPが4人で共通なのである
つまり一人がダメージをくらいまくればそのまま全滅で全員ゲームオーバーとなる
さらにスキルという要素もあるが、これはある種類のモンスターに対してダメージが5倍になるというものである
しかし、これは1人が一つずつしか持てないので複数の種類のモンスターに対応できない
1人1人が役割をこなすことが極めて重要になる
そこでどうしてもコミュニケーションの必要性が出てくる

とはいっても日本人同士のプレイでも問題は多々あるし、外人だけが問題ということではない
しかし外人が排除されやすい理由は空気を読まない(暗黙知がない、もしくはそういう文化に慣れてない)+言語の壁という二つの要素があるからだと思われる

外人は日本人と違って無謀な挑戦をすることが多かった
日本人が極端にリスクを恐れる国民性なのかもしれないが
だから1人で無謀に突っ込んで全滅ということも多々あった
そこでそのパーティーはこんな雰囲気になる

空気読めよこいつ・・・ 
勘弁してくれ・・・ 
おいこいつキックしてくれよ!

こんな感じである
日本人の場合空気を読むという文化で育っているから何となく雰囲気を読みとって学習する人も多い
このゲームでは他のプレイヤーの行動を見て真似ながら学習していくのが基本であるように思われた
(もちろん空気の読めない日本人もいる)
仮に空気を読めないプレーヤーがいてもそれとなく注意をする
これは言葉が通じるから楽にできる

外人の場合は空気を読むという行為はまず行わない
言葉で説明されなければ分からないのである
加えて英語だからめんどくさい
それに、日本人の場合は空気を読むという行為が文化として染み込んでいるから継続的な行為だが、外人の場合は言葉での説明だから断続的でその都度いちいち説明しなければならない
だからなおさらだるいと思われる
そこでこいつとは一緒にやるのはやめとこうという結論に達する

日本人の場合はコミュニケーションというのは会話だけでなく、その他諸々の要素を使って何となく意思を伝える
だから自分も日本人同士でプレイしている時の方が確かに快適だしスムーズにプレイできる実感はあった

外人の場合は説明すれば実に素直にokと快諾してくれるが、いまいち応用が効かない感もあり、日本語から英語への翻訳も結構負担になる
自分もスペルを検索したり、エキサイト翻訳を使いながらだったのでチャットに時間がかかることもあった

日本人は外人とコミュニケーションが取れない取れない言われるけど、単純に英語の技術だけの問題じゃなくて暗黙知の文化ということまで踏み込まないとこの問題は解決しないんじゃないかと思う
日本人の英語のスキルからすれば外人と基礎的なコミュニケーションをとることは十分可能だと思う
問題は暗黙知と形式知という文化的違いと、日本人がめんどくさがらずに主体的にコミュニケーションをとるかどうかじゃないだろうか
いくら英語の勉強しても使おうとしなければ意味が無いわけで

ちなみにプレイしていたネトゲはこれ
ゲットアンプド2
興味ある人はどうぞ


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