月刊美術編集部ブログ

アートにどっぷりとひたる毎日

小作青史先生

2010年02月14日 | 管理人兼水泳部員N
3月号作りが先週で終わりました。
巻頭特集は恒例「春を呼ぶ版画祭り」。以前は「版画NOW」という名前でしたが、去年もっと賑やかな感じのタイトルにしようということで、祭りとなりました。版画家の方たちに制作の苦労や作品への思いなどを聞く機会がありましたが、なかでも巨匠・小作青史(おざくせいし)先生が編集部で話してくださった技法の開発噺が面白くてためになりました。

モクリトといって、木版によるリトグラフについての話を伺おうと思ったのですが、先生のなかではこれは数ある発明のうちのひとつにすぎなくて、リトエッチングとか、剥がし刷りなど、常に新しい版画の技法を模索されているというのです。それどころか、小作式プレス機というのも作っているし、楊枝バレンといって、爪楊枝を束ねてバレンにしたものも小作先生によるもの。
もしも先生が発明した技法や道具に特許を申請したら、えらいことになってしまうでしょうね。

それぞれの技法に関して詳しく説明していると、それこそ時間がいくらあっても足りないので、モクリトに関しては3月号を読んでください。
それ以外は、またの機会に紹介しましょう。

Youtubeに現在メキシコで開かれているモクリトの展覧会の模様がアップされていたので、貼り付けておきますね。

Prof.Seishi Ozaku is a meister of print making.
MOKURITO ,that means a kind of Lithograph made with wood, is invented by him about 30 years ago. He invented many ways of print such as litho-etching,peeling off print and so on. In addition, he made OZUKU press machine and YOUJI-BAREN.
I had a chance to hear those stories of inventing from himself for 2 hours.That was very interesting. I am sorry but I cannot explain here.
You can read about MOKURITO on March Issue.

By the way I found a movie of MOKURITO exhibition in Mexico city that is now available.Please check it.

MOKURITO (Mexico City 2010) 1/6


↓の評価ボタンを押してランキングをチェック! 素晴らしい すごい とても良い 良い

最新の画像もっと見る

コメントを投稿