ばなな庵主『最後の一本バナナ週末記』

「最後の一枚」か。「もう二度と戻れない」修行・勤行中にも邪念だらけの庵主。「立つ」闘いの記録。『Dekuの棒週記』続編。

南北問題

2006-01-31 21:48:24 | Weblog
同業の人からコメントをもらえた。うれしかった。 マンション建築現場にいたころのことを思い出した。 でも、今は、日替わりであちこちにとばされている。今朝も、会社の前に集合した3人は、同じところは飽きるよ。毎日変わったほうがいいよ。という意見が圧倒的だった。やはり半年ですかねという私に、そりゃ長すぎる1ヶ月かなですと。大体仕事が見えちゃうからなとか。私、マンション建築現場に7ヶ月いたんですけれど・・・・ . . . 本文を読む

鉄筋入り

2006-01-30 21:47:15 | Weblog
筋金入りという言葉がある。現場に行くと、さもありなんと思える監督や職方さんに出会うことがある。 今日は、久しぶりにマンション建築現場に配属になった。所長さんや監督さんとは、以前の7ヶ月の常駐建築現場で一緒だったので、行くのが嬉しくなる。 久しぶりに行った第二の現場は、屋上防水工事の材料と機材を20tラフターで道路上で吊り上げる作業が待っていた。 内装工事中心に入っていた作業工程、でも、ちょっとさ . . . 本文を読む

RUBY

2006-01-29 20:30:50 | Weblog
ラテン語で赤を意味する“ルベウス”が名の由来だという。 真紅に輝く愛の結晶、人生を艶やかに彩るパートナー、「幸福」を告げるルビー、とあった。 友人は、宝石に興味をもちはじめたきっかけはルビーだった。母に何か作ってやりたくて魅かれたのが、このルビーだったと語った。シェークスピアも「ルビーは妖精からの贈り物である」といった。古くから幸運と富と健康のシンボルとされていたと書いてある。きっと幸運と健康 . . . 本文を読む

「美談」

2006-01-26 21:24:41 | Weblog
昨日のことだった。下水道工事にガードマンが3人配属され、突貫工事のため昼食を交代でとることになった。 無線で知らせてくれた76歳の大先輩ガードマンに、私が先にとると話し、速攻で自分手作りの玄米握り飯を詰め所で食べた。もうやることもないし、早めに交代してやろうと思って、彼のところに行くと、次の昼食は隊長さんだという。アリャリャ。「その辺でもふらついてきたら」と大先輩にいわれたこともあり、自転車で走り回った。ところが・・・ . . . 本文を読む

サンキューはないの?

2006-01-22 22:13:38 | Weblog
別居先の家にもどった。雪は東京に近いほうが多いようで、こちらではもうほとんど溶けていた。アルツハイマー型認知症の母がいる介護施設を訪れ、「久しぶりね」と職員の人に言われてしまった。1週間あけただけなのにね。母にまた来るからといいながら、見渡す田畑からは雪の名残は消えていた。 しかし、私の胸のうちは、溶けていないモノがどんよりと影を落としていた。 . . . 本文を読む

残波

2006-01-21 22:37:20 | Weblog
長女が、大学2年の後期出席状況から留年確実と自己判断し、できることなら留年を認め卒業させてもらえないかといってきた。 そのため、急遽、元の家に戻った。 そこで待っていたものは・・・ . . . 本文を読む

金トレ

2006-01-21 17:49:41 | Weblog
昔、金さん、銀さんという、長寿の姉妹がいた。 ドラマにも出るし、紅白歌合戦の審査員にもなったと記憶している。 いつまでも長寿で、しかもユーモラスでうらやましい。 しかし、そのかげには・・・ . . . 本文を読む

優生思想

2006-01-21 16:30:29 | Weblog
深川七福神巡りのなかで、七福神のうち一神や、今はあまり聞かなくなったが「福助」が障碍者をあらわし、村落共同体の中でも、障碍者の存在はありがたきもの、福をもたらすものとのみられていたという。 近代ではどうか。 . . . 本文を読む

深川七福神

2006-01-21 15:29:37 | Weblog
隅田川の東を「川向こう」といったという。そこには、どこかしら差別的なにおいを感じさせるものがあったはずだ。名前を変えて、東京の「下町」ともいう。 そこには、庶民の場があったのだろうか・・・ . . . 本文を読む

pure blue

2006-01-15 06:40:03 | Weblog
低温でじっくり発酵させることで、麦の心地よい香味だけを引き出します。蒸留した原酒は、雑味の多い最初と最後の部分を捨て、クリーンな部分、ハート・オブ・ハートだけを採用。口当たりをやわらかくする熟成期間を経て、仕上げには長い歳月をかけて濾過された「富士の伏流水」を使用。この水と舞い降りる清らかな雪のイメージを象徴的にデザインした有田焼の酒器もつく。 麒麟麦焼酎、pure blue 早朝のラジオから、プロゴルファー中島常幸さんの声が聞こえた。 「pureな自分ともう一人の自分」と。 . . . 本文を読む

老いを生きる

2006-01-14 16:29:51 | Weblog
新しい現場に入るときには、新規入場者として書類に記入しなくてはならない。ある日、用紙を渡された私は、2人のガードマンに書くように依頼した。1人は、女性だからか、あとで書くね、といいながら誰もいないところで書いてきて、監督に直接渡した。もう1人の男性ガードマンは、名前を書いて、後は書いておいてくれ、と返してきた。なぜか。 . . . 本文を読む