私は舞茸は２０年ほど前から産地直送で入手し、おつかいものにも使っていたので、舞茸に関しては詳しいと自負していた。でも最近はスーパーで入手出来るようになって、おつかいものはやめている。
今日、村上地区で棚田撮ったついでに、久し振りに樋田農園に寄った。山葵田や湧水などの情報を手に入れたかったからだ。ここは私の祖母のデドで、小さい時にも何度か来たことがある。
帰りに山葵田を案内してもらい、お土産にここの舞茸をいただいた。
最近見慣れたものよりずんぐりして、色が濃く、びっしりと密度が濃い。
晩酌に炒め物として出てきた。びっくりした事に歯応えと香りがまるで違う。
これは新種の舞茸でないか？と思えるほどで、天然モノに近い。
つまり、本物の舞茸だ！！！
食事になって、味噌汁で出てきたら、やっぱり丸で違う！－－－絶品である！
本物を志向する人たちに是非ともお勧めしたい一品だ。
樋田農園 渋川市村上1736
0279-59-2298
渋川市村上に素晴らしい山葵田が在った。
ここの山葵田は大正時代に伊豆から導入したと記録にあったと思う。
小野子の山が至近に見える標高のかなり高いところから小さな沢に入るといきなり小さな山葵田が現れ、急斜面の清流を遡る。
突然２ｍ程の小さな滝が現れ、不動明王が鎮座する結界に入る。
不動滝というそうだ、小振りではあるが尊厳と格式を感じる。
不動様の前で沢を横切って、更に登ると山葵田があり、やがて湧水の源に至る。
そこには『水神』と掘られた小さな石と、大きな記念碑がある。
静寂の中の摩訶不思議な空間である。
この小さな沢の山葵田は小さく分割されて複数の人たちで運営されているらしい。最近はイノシシが沢蟹を漁りに来るので被害が大きいという。
イタチにウコッケイをやられたとか、１反の稲を全部イノシシにやられたとか、自然がふんだんに残っているいい場所なんだ。
渋川の貴重な財産をまた１つ発見した気がする。