僧侶のあれこれ(新)・・・・・願宗寺

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寺法事と寺葬儀

2017年10月24日 | 日記
ご自宅での法事が困難になってきています。
理由としては核家族化が進んでいることもあり事前準備が困難になっており、また地域によってはお斎の費用など、経済的に大変である。
などのが大きな要因になっております。

現場にいる僧侶だからこそわかることがあります。

このような現状を認識したうえで、数年の準備を重ね、昨年より願宗寺ご門徒にご法事は本堂でまたお斎は庫裏でとのご案内をいたしました。
結果、今年度は8割の法事はお寺でお勤めされるようになり、お斎も同様に庫裏でされています。

信心も大切なことでありますが、それらの行事をお勤めするにも経済的なことも考えなくてはいけません。
庫裏お斎は最低2000円よりご用意できお酒などの飲み物代も含めて一人3000円くらいで充分です。
上記方法は今年度後半から浸透し始め9.10.11月の法事はほぼ100%寺法事になっております。
お斎なしの法事も3割くらいはあります。


近年、終活が大きな問題となっており、僧侶から見てもあまりにも葬儀費用は高額になっております。
色々な業種が葬儀関係に参入してくる理由は、大きな利益が出るからです。

普通の葬儀でも120万位から、家族葬でもやはり同額に近いくかかるように各葬儀社は設定しています。

願宗寺の本堂葬儀は葬儀社に協力をお願いしますが、祭壇など高額の物は一切使いません。
葬儀社はご遺体搬送、納棺式、通夜葬儀司会、行政手続き(火葬)、献花手配などを行います。
有難いことにこの趣旨を理解して協力的な葬儀社もあります。(葬儀社としたらもうからないのですが)

結果、葬儀社には20~35万前後の支払い。寺院側には僧侶2名分法礼、本堂使用料を含め33万となり、通夜、忌中お斎代を含めても総額70万円以内で済むようにしております。

この方法は大変好評であり、とくに東京の願宗寺ご門徒には完全に浸透しています。詳細はホームページをご覧ください。

地元でも半数は寺葬儀になってきており、ご本人の予約?遺言?もいくつかは頂いております。

ご遺体搬送  枕経


お通夜、葬儀荘厳







お斎会場 夏仕上げ








お斎会場  冬仕上げ








本堂も含め全館冷暖房完備であり空調環境も整っております。

本堂葬儀は90名まで可能ですが、駐車場は25台分であり実質家族葬が中心とお考え下さい。

お斎会場は24名、お通夜お夜食は48名定員となります。


またお壇は家庭事情によりご自宅に作らずお寺でご遺骨を35日、49日法要、満中陰法要までお預かりも可能です。

新しいお宅はお墓を建てられるまで共に無料でお預かりご安置しております。