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ガンガル部

アニメの感想、その他

RD 潜脳調査室 第25話 ラストダイブ

2008年09月24日 | RD 潜脳調査室
【あらすじ】
ジェニーによって拉致される直前、久島は、彼が独断で進めさせていた人に超限界深度ダイブを可能とさせるためのスーツの開発を、それによって得られた成果や開発に携わった人員共々、およそ人工島内では一番立て篭もるのに適していると思われるエリアへと移すよう指示を出していた。

それは、久島がこの先自分の身に起きる出来事をはっきりと予感したが故に取った、防御のための手段だった。
また久島は、ジェニーに捕まったあと、自らの意思で己の意識をメタル内に流出させていたのだが、そのことと先のこととを組み合わせて考えれば、久島はただいたずらに自らの意識をメタル内に流出させたのではなく、誰かが自分に会いに来てくれることを期待していたからこそああいった行動を取ったのであり、故に、久島が超限界深度ダイブのためのスーツを守らんとしたのは、そのための手段を残すためだった、ということだった。
そして、その誰かとはもちろん、久島の唯一無二の親友にして、彼が知る中で最も優れたダイバーだった男、波留真理に他ならなかったのだった。

そうした久島の思惑がソウタによって解き明かされ、それによって波留が久島に会いに行くための超限界深度ダイブの準備を進めていたその頃、人工島周辺の海域において、ある重大な異変が起こりつつあった。

それは、この地球上におけるあらゆる均衡を正常に保つための大元の役を担うべき海が、気象分子が散布されたことによってそのバランスを崩された結果引き起こされた現象であり、かつ、過去に1度それが起こった際、その時にはまだ建造の途中にあった人工島が一瞬にして壊滅に追い遣られてしまったほどの災害の原因となった現象でもあった。

即ち、海が燃える現象だった。


【メモ】
・久島が、超限界深度ダイブを波留にやってもらおうとしていた本来の目的は、そうすることによって得られる情報をメタルにフィードバックし、それによって地球律の謎を解き明かすことだった。


【感想】
今回の話で一番疑問に思うところは、どうして久島はメタル内に溶けてしまった自分に会いに来させるのに、メタルから直接来させるのではなく、リアルの海から来させようとしたのか、ってところだろう。

その理由としては、久島が自分の身に起きる出来事を予期していた以上、当然そのもっと先に起きるであろう出来事をも予期していたはずだからだ、ってのが挙げられる。
その、「もっと先に起きるであろう出来事」が具体的には何を指すのかというと、ジェニーが気象分子の散布を強行することと、その結果海が燃える現象が起きてしまうこと、そして、それに伴う形でメタルに障害が発生することだ。

海が燃える現象が起こった際にメタルに障害が発生することは、作品内においては過去に何度も言及されていたわけだが、つまり、久島はそのことを考慮し、故に、自分に会いに来るためのルートとして、リアルの海から来られるルートを残しておいたのだと考えられる。

それからもう一つ、リアルの海において超限界深度ダイブをすることが、どうしてメタル内にいる久島の元へ行くことに繋がるのか、ということも当然疑問になるだろうが、これに関しては、第10話においてエライザが最後に取った行動を思い出してみれば、何となく推測は付くと思う。

で、無事波留が久島の元へたどり着くことができるのかどうかは、エライザの試みが成功したかどうかにかかっているのだが、現時点においてそれはまだ明らかとされておらず、故に、その答も含めて、来週を楽しみに待つこととしよう。



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