日の出とともに起きる

「日の出とともに起きる」。
これは「自然に従う」ことの１つだと思う。

明るくなったら起きて活動し、暗くなったら寝るのが健康的な生活リズムだ。

ヒトの体内時計は本来25時間周期である。
（昔海外で行われたヒトを使った実験によると、光のない洞窟で生活していると、周期は25時間になるという。）

光を感じることによって、24時間周期にリセットされることが知られている。朝、光を浴びてから一定時間がたった後に（ちょうど夜ごろであるが）、眠くなるようにできているらしい。だから夜の寝つきをよくするには、土日でも平日と同じ時刻に起き、眠い場合は昼寝で補うのがよい。
日の出と一緒、とまではいかなくても、太陽とともに行動することは理にかなったことなのだ。

逆に、夜遅くまで強い光を浴びていると、体内時計が狂ってしまい、朝起きられなくなる。例えばコンビニの光は相当強いらしい。夜のコンビニ通いなどにより、朝起きられなくなっている子どもたちが増えているというが、朝、人工的に強い光を当てることによって、睡眠のリズムを正常に戻すやり方もあるようだ。

鳥たちをはじめ野生の生き物は早起きだ。その分夜も早い。それが本来の「自然な」姿だ。野生を見習うべし。

●時間でなく時刻が大事

また、同じ睡眠時間をとるにしても、毎日夜10時に寝て6時に起きるのと、毎日夜中の2時に寝て朝の10時に起きるのでは意味が違う。同じ8時間寝ても、「何時に寝るか」が意味をなす。例えば成長ホルモンは、夜中の○時～○時に最もよく分泌される、という。そのときに休んでいるかいないかで体への影響が異なってくる。お肌のゴールデンタイムなどが存在するわけだ。

やはり太陽にあわせて寝起きするのがいいのだと思う。

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ただ、1年を通して昼と夜の長さは変化する。日の出日の入りにあわせると1年を通して活動時間が変化することになる。野生動物はどうしているのだろうか？？