FXトレード的に見た時のユーロドル

このブログでは結構ファンダメンタル的な内容のことを書いているが、ことFXトレードで利益を上げる　－　という目的で見た時、ユーロドルはどういう特徴を持つのだろうか。

ユーロドルの特徴は何と言っても取引量が世界最大の通貨ペアであることであり、ということは世界金融経済の動きを最も反映する。

取引量が多いので、ボラティリティが小さいかと言えばそうではなく、世界中の投機筋が集まっているため、ボラも大きい。

そして、新興国通貨のように荒れた動きもないので、割にセオリーにのっとったオーソドックスな動きをする。


なので、結論を言うと、”FXトレードに非常に向いている通貨ペア”である。


日本ではマーケット時差があることと、ファンダメンタル的に情報をとる時にやはり「欧米」なので、情報がとりにくい　－　ということから、取引量がドル円などに比べれば少ないが、逆に面白いのである。


ユーロドルでFXの利益を狙う際、当然ながら日本時間の夜中が主戦場となる。

そこで、ずばり、”トレンド発生を狙って大きな利益を目指す”のがユーロドルの本道である。

ツールを使うのも良い選択肢だろう。

例えば最近出た「4DFX」などは、トレンドの発生を上手に捉えてくれるので、使いやすい。


いずれにしても、ドル円に比べて、”活発で面白い”のがユーロドルなのである。

今後のユーロドル

ユーロドルはこの前（3月10日）のドラギ総裁の発言で、「もう利下げはない」言葉が飛び出して、サプライズ気味に推移してきた。

現在1.12位の水準にいるが、一作年あたり1.4位まで行った歴史からするとまだまだドル高だ。

しかし、もともとECBの意図でもある米欧の金利差によるユーロ切り下げ（これは言っちゃあいけないいんだった（笑））計画からすると、まだ歴然とした金利差があるのも確かだ。

まあ、今後はアメリカの金利引き下げペースの程度によって、例えば４月に利上げがあったりするとまた1.11を切っていく動きになるだろう。

あと、米大統領選も目が離せない。
ヒラリーさんにしろ、トランプさんにしり、どちらがなっても、ドル高是正を　やる　のは間違いなく、中長期的には、1.3くらいを目指す動きになると推測する。

まあ、このユーロドル、、、

適性水準は、１．１～１．２　あたりが一番落ち着くところではないだろうか。