風景探偵団の日々

日本ランドスケープフォーラム風景探偵団です。日々気になった風景の写真、話題などを掲載していきます。

時間のポケット

2009-02-24 | 日常の風景
先週ある仕事の打ち合わせで出かけた。もっと時間がかかるはずだったのだが案外早く終わった。
次の代々木の打ち合わせまでにかなり時間が空いた。
事務所に戻っても又すぐに出かけなくてはならない。

そうして数時間を何の当ても無く過ごさなければならなくなった。
若い頃にはいろいろな店を見たりして時間をつぶせたのだが、今は何をしたらいいのか検討がつかない。

勿論わかっていたら美術展とか映画の情報を調べてから出かけるのだが、ものすごく中途半端な時間だ。

今のような生活ではなく放浪をしている身を考えてみた。

こうして肌寒い空気の中で暗くなっていく空を見ながら、空虚な時間を過ごしていたのかもしれない。
突然世界が狭く、苦しく感じられた。

通りを長い時間歩き、軽食屋に立ち寄りスパゲッティとビールを頼み,持っていた本を眺めながら時間をつぶした。

じっと

2009-02-19 | 日常の風景
電車の中などで母親に抱かれている赤ちゃんにじっと見つめられる。

昔からそうなんです。

子ども連れお母さんのためのドラゴンママジャズライブにて。

止まっている

2009-02-13 | 日常の風景
たしかに時計だった。レンガの壁に組み込まれた壁時計。

円形の額の外側には時間を示す飾りが12個。これもレンガを焼いて造ったらしい。
ガラスが空を反射していて上手く見えないが確かに針もある。

しかしどうやらこの針も止まっているらしい。
いまはただ空を映す鏡,あるいは水たまりのようだ。

現在のようにたくさんの校舎が無かった時代、大学通りを歩いてくる学生達に大切な時の刻みを教えていたのだろう。

近年建ったもっと大きな校舎の壁には照明に浮かび上がる壁時計が設置されている。

この校舎はそういえば余り人の出入りを見た事が無い。いつも玄関は閉まったままだ。

まるで建物全体が時間から取り残されているかのようだ。

何十年と気が付かなかった。

2009-02-12 | 日常の風景
駅前まで散歩してジャズのcdを二枚購入してかえろうといつもの大学の塀の外を歩いていた。
ふと校舎の方を見ると、いつもうっそうと樹木があるがちょうど葉が落ちて少し見通せるようになっていた。

何か塔の上の方に丸いものが見えてなんだろうとよく見ると、時計みたいだ。何十年とこの道を歩いているのに、いままで時計の存在に気が付かなかった。

近くに寄ってみることにした。

つづく

整合性

2009-02-08 | 日常の風景
そんなにきっちりとしなくたって、

混沌としているようでも、最後につじつまは合うんだよ。

それがいつかはわからないけどね。

まっ、はじまりがあるんだからいつかは終わるのさ。

呪文

2009-02-07 | 日常の風景
世間を呪う言葉を聞いていると,つい自分も同様な言葉を頭の中に造ってしまっている事に気づく。

いかんいかん、嘲りや憎しみや怒りや嫌みなどの言葉を脳の中に発生させてはいけない。

呪いの言葉は人を蝕んでいくのだ。

久しぶりの風景探偵団 (写真は関係ありません)

2009-02-06 | 日常の風景
東京都(江戸の北限・本郷編)
2009年03月20日(祭日)

前回の神楽坂探偵から一年経ってしまいました。これはただ単に裏方がスケッチ塾に入れ込んでいたためでしたが、やっと次回の風景探偵を実施する運びになりました。風景探偵のみなさん、よろしくお願いいたします。

概要
本郷は文京区南東部。菱形の地区で本郷通りが尾根となり、緩やかな台地(本郷台)になっている。町屋として早い時期から開けていた。
現在の本郷三丁目交差点角に店を構える「兼安(かねやす)」は1735年に歯科医兼康祐悦が乳香散という歯磨き粉を売る店として開店し、小間物屋として現代まで営業を続けている。1730年の大火の再興の際、大岡忠相がここ以南の江戸城に近い側を土蔵造りの塗屋にすることを命じたため、これを指して「本郷も かねやすまでは江戸のうち」という川柳が残されている。この句は「兼安」開店当時の江戸町奉行所の管轄範囲の北限も示しており、ここまでがいわゆる「江戸」であった。そのほか、江戸時代・明治時代から営業を続ける老舗が今も多く残っている。

明治から昭和にかけて、夏目漱石、坪内逍遥、樋口一葉、二葉亭四迷、正岡子規、宮沢賢治、川端康成、石川啄木など多くの文人が居を構えた。
湯島聖堂:5代将軍徳川綱吉によって建てられた孔子廟で、後に幕府の昌平坂学問所となる。
東京大学: 町域の多くを占めるキャンパスがある。また本郷という地名は東大の暗喩としても多用される。
順天堂医院:天保9年に西洋医学を採り入れて蘭方医学塾和田塾が創設し、後の順天堂醫院となる。
本郷館:1905年に建築され百年を経てなお現存する3階建ての木造下宿

参考出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

参加費用 JLF会員300円 非会員500円
待ち合わせ JRお茶の水駅 聖橋出口当り
午後1時15分集合

ルート:御茶ノ水聖橋 → 湯島聖堂→ 神田明神 →本郷3丁目 →菊坂界隈 →西片界隈 →根津神社などを歩きますが、随時、横道にそれます。

水先案内:美濃又@案内人M :風景探偵団団員

風景探偵終了後 報告感想会有り(別途参加費用が必要です)

詳細は
http://jlfblog.up.seesaa.net/image/fuukei090320.pdf

湿った冷たさ

2009-02-04 | 日常の風景
立春か。

ちょっとまえの乾いたキーンとした冷たさから、肌にぴたりと張り付く湿った冷たさを感じるようになって来た。

やっぱりね。また春がくるんだよ。

豆をまいた

2009-02-03 | 日常の風景
各部屋の窓をちょっと開けて,昔より少し小さな声で「おにわそとふくはうち」とおにたいじ。

こどもが家にいた頃はいっしょに声をあげたのにね、と家人と話しながら。

お茶を飲みながら豆を食べた。