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試写会、ラブコメ、B級アクション、ゲイムービーが好き。

素晴らしき存在

2013-05-18 22:20:36 | movie
【magnifica presenza】

【2012年】イタリア

監督:フェルザン・オズペテク (Ferzan Ozpetek)


「あしたのパスタはアルデンテ」のスマッシュヒットが記憶に新しいオズぺテク監督が、エリオ・ジェルマーノを主演に迎えた心温まる喜劇。

ゴールデンウィークのイタリア映画祭
二本目はフェルザン・オズペテクの『素晴らしき存在』です。
4月27日に観ました。
        

          

         ≪こんなお話≫




ピエトロは、パン屋に勤務する28歳。役者になりたくてローマに上京してきた。見つけた住まいは、少々古くて修繕は必要だが広いアパート。家賃も手頃で気分を良くしていたピエトロだったが、住んでいるうちに誰か他の人がいるような気がしてくるのだった。

イタリア・ゴールデングローブ賞で最優秀監督賞や最優秀男優賞などを受賞。



上映後のQ&Aでもいわれていたけれど、監督の作品のなかでは「向かいの窓」との共通点がいくつかあり、
たとえばどちらも背景に第二次大戦など。



人との付き合いが下手でちょっとK.Yなピエトロがローマで頼れるのは、はとこのマリアだけ
(彼女はオズぺテク作品によく出てる)

ピエトロがボーイフレンドと勘違いしていたマッシモにはストーカーと言われてしまう。
ひとりで暮らしていけるのか??大丈夫??かなり頼りないピエトロ


ピエトロが借りたアパートに住んでいたのはクラシックな彼ら
誰かの存在を感じていたピエトロは、部屋の中を自由に歩きまわりダンスなどしている彼らにであう。

やたらと態度も大きく勝手にふるまう彼らとピエトロは、カードゲームなどして次第に打ち解ける。
カード収集は実際、エリオの趣味なんだとか。


どうやら彼らは劇団員らしいのだが、調べてみるとその劇団は今はなく……
ピエトロに興味あるのか、詩人のルカ 


彼らは何者で、なぜこの部屋に留まっているのか




彼らは劇団と行動を共にしていた人気女優のリヴィアの消息を知りたがっていて、
リヴィアを探し出したピエトロだったが…
彼女は名前も変えて、ひっそりと暮らしていた。


他にもトルコ人俳優夫婦の孫を見つけてあげたり… 


お返しに彼らはピエトロのオーディションを手伝ってくれたり…

1940年代の役者メイク!!おまけに演技指導まで!!
一瞬ロバート・ダウニー・JRにも見えるエリオ・ジェルマーノ!!


過去の劇団員たちとピエトロの関係がとてもよく、ほほえましいので、
幸せになってもらいたいと思う。ずいぶん前に死んでるんだけど……ネ


ピエトロのこれからは……
アパートの下に住むパオロか???
 
意外とイケメンのAlessandro Rojaなのだった









リヴィア役のアン・プロクレマーさんは4月25日に亡くなりました。
この映画は彼女の遺作となりましたがオズペテク監督は彼女に捧げるとのことでした。合掌
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