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試写会、ラブコメ、B級アクション、ゲイムービーが好き。

モンガに散る

2011-02-09 22:57:26 | movie
台湾で2010年、最高動員数を記録した、ニウ・チェンザー監督の『モンガに散る』です。


去年『処刑人』をたった一人で見た、あまり行かない近所のシネコンでやってたので、(すごく驚いた)思わず観に行ってしまいました。
今回は7人。
期待出来そう





        ≪こんなお話≫




1986年。台北一の歓楽街・モンガに越してきた高校生の“モスキート”は、校内の争いをきっかけに、モンガ一帯の権力を握る酔う“ヨウカウ”組の親分の一人息子“ドラゴン”と、ドラゴンの幼馴染で頭の切れる“モンク”に気に入られ、彼らが率いるグループの5人目として迎えられる。最初は極道の世界に戸惑いつつも、生まれて初めてできた友達とケンカに明け暮れながら、モンガの街で青春を謳歌していくモスキート。
次第に彼らは固い絆で結ばれ、義兄弟の契りを交わし、仲間のために戦うことを誓う。
そんな中、街の利権を狙う新たな勢力がモンガに乗り込みはじめる。
激しい抗争と陰謀に巻き込まれた5人は、それぞれの思いを抱えながらも、この街を守ろうと戦っていた。しかし、その争いは、やがて彼らに哀しい運命をたどらせていく…。





母子家庭で育ち転校を繰り返しているモスキートは、新しい学校でひょんなことからヤクザの親分の息子のグループに気に入られ、仲間になる。

この5人
右から、ドラゴン、モスキート、モンク。あとふたり(ゴメン)



モスキートのマーク・チャオ
台湾ではすっごく人気があるらしい(ふ~ん)



モンクのイーサン・ルアン
この映画で賞をひとりじめ!!



そしてドラゴンのリデュアン・ヴォーン
私の中では「伊藤英明似」とインプット、名前は覚えられないだろう。




高校生だった彼らが




やがて大人の社会に入っていくことになる。




銭湯??みたいなところのシーン
モンクがドラゴンの背中を流している。
モンクはドラゴンに忠誠を誓っているというのだが…もしかして…

モンクはカラオケや、風俗「おんな」にはまったく興味がない……

映画のなかで髪は短いけど、こんな背中の役




台湾の「黒社会??」(とあったようだが)では、拳銃などは使わず、素手、ナイフというのが『掟』で、彼らは大人の社会に入る前に山で修行する。


山でのある夜、ひとり、外で思いつめるようなモンク

修行中も彼の目線はずっとドラゴンに向けられていた…
(そう思ったのは私だけ??)



ちなみにこの映画、そういったテーマ(どんな??)のものではないと思われ、まったくそう思わなくてもかまいません。



モスキートはある風俗嬢と親しくなり

ドラゴンの彼女は彼らの同級生にレイプされ、彼らはその同級生を殺してしまう。



1987年
台湾では戒厳令が解除され、大陸からのマフィアが台頭し始める。
マフィアは武器を用いた力で勢力を伸ばしていこうとし、

昔ながらの親分に、このままではダメだと考える者も現れる。


その中国マフィアの手先、新興勢力のウルフ親分は監督のニウ・チェンザー

ニヒル(死語)な親分

実は彼はモスキートの母の元恋人



抗争により、ドラゴンの父、ゲタ親分の同士の親分が射殺され、ゲタ親分も殺される。
どうやら大陸からの勢力の仕業と思われ、



父の死を悲しむドラゴンを慰めるモンクなのだが





このあと驚きの展開
ちょっと韓流っぽい??




モンクは仲間を海外に逃がそうとするが、モスキートはモンクがウルフ親分と会っているところを見てしまい、不信感を募らせる。

そして彼らは大陸マフィアに狙われ…

命令したウルフはモスキートの家に行き、彼が自分の息子だったと知ることになる。
彼は間に合うか…。


ゲタ親分を殺したのはモンクだった。


頭も切れる彼は、状況判断に優れていて、新興勢力の恐ろしさも十分理解していて、自分が力を持ってドラゴンを守っていこう、と思ったのだろうか…
(ボーイズラブ的解釈……)



最後のモスキートとモンクの対決はとても悲しい。
どうしてこうなってしまったのか…


父から母へ宛てた桜と富士の絵葉書を見て以来モスキートは日本に憧れている。
赤い桜。



出演者の皆さん
1980年後半、ちょっと懐かしい雰囲気だ。


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