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試写会、ラブコメ、B級アクション、ゲイムービーが好き。

愉快なフェリックス

2011-02-08 18:17:34 | movie
【原題】   drole de felix

【1999年】  フランス




東京国立近代美術館フィルムセンター
「現代フランス映画の肖像」―ユニフランス寄贈フィルム・コレクションより

チロさんに教えていただきご一緒させていただきました。



第1弾です。





     


フェリックス(サミ・ブアジラ)は母の遺品の中に、父からの手紙を見つける。




フェリックスはいいヤツなのだ。
とっても素直。


移民だった父はすごく大変だったのだろうと…


そして父に会いにマルセイユに行こうと決心する。
ただし、特急に乗らずに。
ヒッチハイクなどで。


パートナーのダニエルとは週末、マルセイユで落ち合うことにして。




初めはちょっと不穏な予感……


フェリックスは男が乱暴されているのを目撃してしまう。
そして、近くのバーに駆け込むのだが…。
(この事件、後に殺人事件と判明する)




【弟】みたいな


フェリックスは学校の宿題を写生している彼と出会う。
一緒にクラブに連れて行って、年がばれて追い出され、家に泊まって、次の日車を盗んだりする。
一日遊んでから、彼の誘いを断るフェリックス。(なんで~)
彼は別の男性と行ってしまうのだった。


このとき、フェリックスには彼がいるから断ったのかな??
と思ったのだけど、どうやら違ってて、




【いとこ】みたいな


この鉄道マンとえっちしちゃったりするのだから。




どうやらフェリックスには独自の倫理観みたいなものがあって、

事件を目撃して助けようとするけど、警察にいくのはちょっと……
盗んだ車に赤ちゃんがいたら、赤ちゃんだけはなんとしても直接親の手に返す……

そんなことから、「彼が未成年だったから」かな??なんて、思ったのだった。

そのすごく中途半端なところが、彼がなんとも憎めないヤツっていう理由なのかも。



【姉】みたいな


彼女は3人の子持ち。
そして3人には、それぞれ別のパパがいるけど、子どもたちにとっては3人ともパパなのだった。



【祖母】みたいな


買い物袋を抱えたおばあさんを助けたフェリックスは彼女の家にお邪魔する。

おばあさんの昔の恋愛の話を聞いて驚いたり。



彼ってすごくロマンチストなんだろうね。
メロドラマ好きだし??

彼にとって周りの女の人は母だけだったのか、男女の大恋愛にちょっと憧れみたいなものがあったのか。

女性たちのサバサバ感にちょっとがっかり??




【父】みたいな

旅の最後に会うのは「釣りをしてるおじさん」

「父に会いに行く。」というフェリックスに、彼は「殴りにいくのか」と聞く。

おじさんは「そっとしておいてやれ」と言う。




マルセイユでダニエルと合流したフェリックスは一緒に週末の旅行に。

彼は父と会ったのか……
目撃した殺人事件はどうするのか…

そのあたりは見た人の判断にまかせられている。



ダニエルに話したいことがいっぱいあるんだ、と楽しそうに言うフェリックス。

私の興味はフェリックスが鉄道マンとのえっちをダニエルに話すのかどうかということだったりして!!
(え違う)





監督、脚本は公私共にパートナーのオリヴィエ・デュカステル(右)とジャック・マルティノー
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