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試写会、ラブコメ、B級アクション、ゲイムービーが好き。

エゴン・シーレ 死と乙女

2017-02-11 17:07:25 | movie
【Egon Schiele: Tod und Mädchen】
【Egon Schiele: Death and the Maiden】

【2016年】 オーストリア ルクセンブルク

20世紀前半のウィーンを舞台に、スキャンダラスな裸体画で時代の寵児となった天才画家エゴン・シーレの28年という短くも波乱に富んだ生涯を、彼のヌードモデルを務めた女性たちとの関係に焦点を当てて描き出した伝記ドラマ『エゴン・シーレ 死と乙女』です。



            
         ≪こんなお話≫



1910年。せっかく合格したウィーン美術アカデミーを早々に退学したシーレは、16歳の妹ゲルティをモデルにした裸体画で頭角を現わしていく。そんな中、友人から褐色の肌のヌードモデル、モアを紹介されると、そのエキゾチックな魅力の虜となり、彼女をモデルに裸体画を製作、一躍脚光を浴びる。その一方で、モデルの座を奪われたゲルティは嫉妬を募らせていく。1911年。尊敬するグスタフ・クリムトのアトリエを訪れたシーレは、そこで赤毛のモデル、ヴァリを紹介される。やがて2人がノイレングバッハで同棲生活を始めると、ヴァリはシーレの運命のミューズとして、彼の芸術活動を公私にわたって全身全霊で支えていくのだったが…。


エゴン・シーレ役のノア・ザーヴェトラはほぼ新人。


公式サイトによると、役作り、レッスンに一年以上かけたということです。 
 



最年少で合格したアカデミーを退学し、画家仲間と「新芸術集団」を結成したシーレ
彼のモデルは16歳の妹ゲルティ


 
ふたりの関係はさらっと描かれる。
ただし、感情的な結びつきはとても強いとわかる。

ゲルティのマレジ・リークナー(Maresi Riegner)



次にシーレが夢中になるのは褐色の肌のヌードモデル、モア(ラリッサ・アイミー・ブライトバッフ)



そして、クリムトに赤毛でブルーアイのモデル、ヴァリを譲られるのだった。

ヴァリのヴァレリー・パフナー


彼女はほんとにシーレに尽くす。
モデルだった14歳の少女の親に訴えらえたときも、彼女だけは見捨てなかった。
教師の娘でしっかりしているんだよね。
もっと大事にすればよかったのに……。


彼女に頼まれシーレを援助するクリムト。彼もいい人に描かれている。


再びウィーンに戻ったシーレは向かいに住むハルムス姉妹と知り合う。
姉のアデーレ
妹のエディット
どちらも欲しいシーレなのだ。


妹のエディットとの結婚が決まり、ヴァリはシーレのもとを去る。
シーレは中産階級の出身でハルムス家も同じ。
教師の娘のヴァリとの結婚は考えておらず、結婚してもヴァリとの関係は続けていこうと思っていたのだ……。

従軍看護婦になったヴァリはその後死亡。
 
この絵は「死と乙女」になる。



エディットは従軍したシーレについてまわる。



1918年第一次世界大戦の終わるころ開かれた「第49回ウィーン分離派展」でシーレは高い評価を受ける。

けれど、当時流行したスペイン風邪によりエディットが、その三日後にシーレは亡くなってしまう。



ノア・ザーヴェトラがとにかくイケメン
爽やかなので、芸術に対する執念みたいなところがあまり感じられないかも?????











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2 コメント

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エゴン・シーレ 死と乙女 (dezire)
2017-02-14 14:38:58
私も映画『エゴン・シーレ 死と乙女』を見てきましたので、画像と鑑賞レポートを読ませていただき、映画エゴン・シーレ 死と乙女』の感動が甦ってきました。エゴン・シーレの病床を妹のゲルティが献身的に看病している場面から始まり、シーレの人生を回想的に描くことで表現は、芸術のためなら女性の人生を犠牲にすることを厭わない、冷徹で激しいシーレの人生を客観的観ることができました。エゴン・シーレにとって大切なのは芸術で、シーレが本当に愛したのは女性ではなく、女性の肉体と性を愛していただけで、本当に女性を心から愛することができない男だったのではないかと感じました。

私も『エゴン・シーレ 死と乙女』を観て、この映画から感じた天才エゴン・シーレとその芸術について整理してみました。読んでいただけると嬉しいです。ご意見・ご感想などコメントをいただけると感謝いたします。


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dezireさん (アンソニー)
2017-02-15 20:45:44
コメントありがとうございます。

>エゴン・シーレにとって大切なのは芸術で、シーレが本当に愛したのは女性ではなく、女性の肉体と性を愛していただけで、本当に女性を心から愛することができない男だったのではないかと感じました。

子供のころの環境にも触れていました。
父親の影響もあったのかもしれませんね。





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