野球小僧

水曜日のダウンタウン

「水曜日のダウンタウン」は、TBS系列で2014年4月23日から毎週水曜夜10時から放送されているバラエティ番組です。

人は誰しも自分だけが信じる“説”をもっているはず。
そこに確かな裏付けや科学的根拠がなかろうと、個人が妄信的に信じ込む“説”を芸能人・有名人たちが独自の目線と切り口でプレゼン。
その“説”についてスタジオメンバーと激論を交わしながら展開していく。
アカデミックでありながら、くだらないトーク&情報エンタテインメント番組だ。

その説は定説になりうるのか──
はたまた、人々を混乱させる前にこの世から処分すべきデマなのか──
実験ロケなども混じえて徹底検証していく!!

ということで、主にお笑い芸人・芸能人が自らの提唱する様々な「説」をプレゼン、その「説」を検証した模様を紹介したり、世の中にある「説」や視聴者から投稿された「説」を紹介、検証したりする番組内容です。

さて、今回の説は、番組とはまったく関連のない、「育成選手を大量指名し、三軍で育てるとチームが強くなるんじゃないか説」の検証です。

来シーズンから埼玉西武ライオンズが三軍を新設します。また、オリックスバファローズも2021年から三軍制を敷くと発表されています。

これは、育成出身の選手が大きな戦力になっている福岡ソフトバックホークスが結果を出している(一応、読売ジャイアンツもそうだとしておきます)ことが影響していると考えられます。

ホークスが三軍制を発足させたのは2011年。その前年の2010年から育成ドラフトで多くの選手を指名するようになり、2019年までの10年間で57人の選手を指名しています。ちなみに、同じ期間での支配下では52人の選手を指名していますので、育成ドラフトでの選手指名がいかに多いかがわかります。

その中で2018年までに指名した50人の中で支配下登録された選手は、11人であり、割合は22%となっています。

千賀滉大選手(2010年育成選手ドラフト4位)、牧原大成選手(2010年育成選手ドラフト5位)、甲斐拓也選手(2010年育成選手ドラフト6位)、飯田優也選手(2012年育成選手ドラフト3位)、釜元豪選手(2011年育成選手ドラフト1位)、石川柊太選手(2013年育成選手ドラフト1位)、張本優大選手(2013年育成選手ドラフト4位)、曽根海成選手(2013年育成選手ドラフト3位)、堀内汰門選手(2014年育成選手ドラフト4位)、大竹耕太郎選手(2017年育成選手ドラフト4位)、周東佑京選手(2017年育成選手ドラフト2位)

また、ホークスは過去に亀沢恭平選手(2011年育成選手ドラフト2位)と長谷川宙輝選手(2016年育成選手ドラフト2位)が育成期間契約の関係で自由契約となり、各々他球団と支配下契約を結んでもいますので、実質的には13人の26%となります。

中でも千賀選手、甲斐選手は球界を代表する存在となっており、ほかに一軍の戦力となった選手では、牧原選手、石川選手、大竹選手、周東選手であり、50人中6人の12%となっています。

ジャイアンツが正式に三軍制を導入したのは2016年からですが、第2の二軍を創設したのはホークスが三軍を創設したのと同じ2011年になります。ただ、ジャイアンツで育成からの一軍で活躍した選手として、2005年入団の山口鉄也さん(育成選手ドラフト1巡目)、2006年入団の松本哲也さん(育成選手ドラフト3巡目)とホークスよりも早く選手を育成していました。同様に2010年から2018年までの9年間に指名した育成選手は51人。そのうち支配下登録された選手は、ホークスよりも多い12人と実に約24%となります。

岸敬祐さん(2010年 育成選手ドラフト2位:2013年退団)、土田瑞起さん(2011年育成選手ドラフト2位:2017年退団)、長谷川潤選手(2015年育成選手ドラフト8位)、篠原慎平選手(2014年育成選手ドラフト1位:2018年退団)、増田大輝選手(2015年育成選手ドラフト1位)、青山誠選手(2013年育成選手ドラフト1位:2018年退団)、田中貴也選手(2014年育成選手ドラフト3位)、松原聖弥選手(2016年育成選手ドラフト5位)、坂本工宜さん(2016年育成選手ドラフト4位:2019年退団)、加藤脩平選手(2016年育成選手ドラフト2位)、山下航汰選手(2018年育成選手ドラフト1位)、堀岡隼人選手(2016年育成選手ドラフト7位)

しかし、退団した選手が4人。残っている選手でも一軍に定着した選手ほとんどおらず、増田選手が今年戦力となったくらいです。ただ、加藤選手、山下選手、堀岡選手は、まだこれからの選手と言えるでしょう。

これらの数字が多いのかどうかは正直分かりませんし、何%だったからいいというものも存在しません。

ただ、ホークスが二・三軍施設を拡充させていることもあり、ジャイアンツは二軍の新本拠地を2023年に完成させることを発表し、現在の二軍本拠地であるジャイアンツ球場の内野グラウンドも大規模改修することにしました。また、新たに三軍を新設するライオンズ、バファローズも二軍施設を改修しています。また、2019年は多くの育成選手を指名しています。結果が出るのはまだ、数年後にはなってしまいますが。

検証結果。

「ホークスと比較してジャイアンツは退団者が多い」


コメント一覧

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eco坊主さん、こんばんは。

検証結果が違うのは、「お約束」ですから。

本当は、もう少し痛くしようと思ったのですが、それでは、なんだかなあ~ということで。

育成選手は隠し玉でもあると思いますので、スカウト力も違うのでしょうね。

来シーズンは、ドラの育成選手が大暴れしますので、乞うご期待ですよ!!!
eco坊主
おはようございます。

育成に関して痛いところつかれました。
山口さんや松本さんが連続で新人王獲得したころは育成の兎になったと思ったのですが・・・今や鷹の代名詞です。
甲斐選手なんか育成6位ですもんね。

でも来季は加藤選手、山下選手、堀岡選手が千賀選手、甲斐選手、周東選手に負けない働きをしますんで乞うご期待!!!

因みに検証する説と検証結果が乖離していると思うのは私だけ???
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