野球小僧

応援

高校野球の応援風景と言えば、太鼓による声の応援やトランペットなどの楽器を使ったブラスバンドの応援が思い浮かびます。ただ、野球部員が少ないチームなど、保護者などの声援だけというチームもあります。でも、その方が声がとおりやすく、選手も良く聞こえる心強い応援になると思います。

甲子園では一回戦からブラスバントによる応援が当たり前のように見られますが、地方大会では一回戦からブラスバンドが登場すると言うチームは稀です。

そんな中でも、大阪大会では30年以上、太鼓やトランペットなどの楽器を使ったブラスバンドの応援が禁止されているそうです。理由は会場ごとに、周囲の環境が違うからだそうです。豊中、南港中央、花園の各球場は周囲に住宅街があり、楽器を使った応援は騒音の原因になるとの判断だそうです。シティ信金スタ(舞洲)など周囲への影響がなさそうな球場もありますが、同じ条件で試合をしてもらわなければ不公平になるとのことです。

太鼓や楽器の音は聞こえなくても、打球音やグラウンドの選手の声が聞こえるという野球の原風景もいいものです。

さて、今年の4月に神奈川・横浜高、東京・日大三高、埼玉・浦和学院高、千葉・拓大紅陵高という高校野球強豪4チームが勢ぞろいしてのリアルガチ対戦がありました。

本来ならば、ニュースになってもいいくらいの顔ぶれですが、あまりニュースにならなかったのは、グラウンドでの対戦ではなく、NHKホールでの対戦。高校野球の強豪4チームの吹奏楽部によるコンサートが開催されたのです。

テレビ朝日系「アメトーーク」での特集や、野球部員と吹奏楽部員の恋愛を描いた映画「青空エール」の影響や、今年はCD「ブラバン! 甲子園」の発売10周年でもあることから、このイベントは企画されました。

日大三高は「Come on!」などのオリジナル曲が素晴らしくいのですが、その吹奏楽部を野球部がお手伝いをするそうです。駅前で「会場はこちらです」という案内を持って立っていたりとか、会場の譜面台やイスを並べたりとか後片づけまで、野球部がやっているそうです。しかも、控え選手だけでなく、レギュラー選手も手伝うそうなんです。それが昔からの伝統ですなんだそうです。

横浜高は男子校(2020年4月に共学化されます)。野太い声が力強く、迫力ある応援が特徴です。学ランで男らしいバンカラな応援は珍しい部類です。校歌は男性の声域に合わせて作られたそうで、女子が歌うと高すぎるか低すぎるかで、キーが合わないそうです。

浦和学院高はオリジナル曲の「浦学サンバ」が有名ですが、それ以上に途切れないでノンストップで流れるスタイルが好評です。応援の一体感もすごいものがあります。「浦学サンバ」は沖縄県内の高校がみんな演奏していますが、吹奏楽部の生徒は「浦学サンバ」だとは知らずに演奏している場合が多いそうです。

拓大紅陵高は何といっても名曲「チャンス紅陵」です。この曲も千葉県の応援で約半数の吹奏楽部が吹いているのではないかと言われているようです。拓大紅陵高のオリジナルだとは知らずに「野球応援の定番」として広まっているようです。ちなみに、この曲は吹奏楽部顧問の先生が1986年に作曲したもので、もともと野球少年だったこともあり、応援への気合が違うそうです。オリジナルにこだわり、毎年、新曲が作られているそうです。

なお、日大三高が奏でる「UWFのテーマ」はもはや原曲から変化しすぎています。それはUWFが従来のプロレスの枠から総合格闘技へと進化したような道をたどっているとも言われています。

この曲が演奏され、「UWF」と書かれたボードが掲げられるたびに、前田日明信者は涙するとも言われています。



夏大開幕まで、あと9日。甲子園まで、あと6勝。

コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。
青い集団、なかなかいいものです。あの中に混じっての応援、特に東京の水道橋ドームでの勝利の雄たけびはチョー気持ちいいですよ。一度、ご一緒、しませんか?

さて、この春季県大会ですが、優勝チームのブラバン真横に座っていました。人数は少なかったものの、迫力はありました。

ただ、一番迫力あったのは、顧問の先生でしたが。

貴方の人生の応援団長より。
eco坊主
おはようございます(*Ü*)ノ"☀

地方大会を観に行ったときにブラバンの応援を生で感じました。
野球部員も大変だけど彼ら彼女らも大変だな~と思ったのは言うまでもありません。

先日近くで青い集団の応援を体感しましたがそれはそれで凄いと感じましたよ~オレンジの集団は遠かったせいかイマイチに感じましたが^^;

まっくろくろすけさんは球児たちの人生の応援団長でもありますもんね!

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