山歩きグループ近況

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自分の考えを書きながら整理する

2012年12月01日 | ノンジャンル

*個人的見解です。読みたい人だけどうぞ。

○憲法は、国家権力の行使(濫用、暴走)を制限するための法律。国家権力が国民の基本的人権や精神・身体の自由を制限するための道具ではない。憲法改正を唱える政治家の多くは、国家権力の拡大を意図している。真に国民の権利、自由を尊重するためではない。


○自分が前線で戦うわけでもないのに、軍隊を持ちたい、国民を戦争に参加させたいといった、国民にとっては迷惑な欲望を肥大化させる夜郎自大の政治家が増えた。というか衆議院解散前から、ニュースにするまでもない支離滅裂な政治家たちをやたら話題にする乱暴で偏ったマスコミ報道が増えた。訥々とでも丁寧に答えようとする、筋道立てて説明しようと努める政治家は無視。政策より政局。政治記者というより政界ゴシップリポーター。嘘でも花火を上げることしか考えてない。


○かつての与党は、本当に政治を任せられるのかと不安になるほど言葉が空回りし、不吉なオーラを身にまとったカルト集団に堕してしまった。今の与党は与党で、国民よりも様々な利益団体や官僚に突き上げられてどこに転がっていくのかわからない。


○好戦的な政治家、政党が事実上原発推進派であるのは偶然ではない。「命」の大切さ、かけがえのなさに対して無神経な人たちなのだから。女性や外国人、弱者に対して寛容さがなく差別的態度をとるのも共通している。


○福島第一原発事故は現在も進行中で、福島の人たちは疲労と苦悩の中で生きている。(住民避難など)現時点での事故への対応が優先課題なのに、選挙の争点にもならない(沖縄の基地も同じ)。これまでの原発政策に対する検証、反省もそこそこに、もう再稼働の話。政治家、マスコミにとって全てが「他人事」なのだろうか?


○福島の原発事故は今現在も続いており、放射能が飛散している。除染が進まず、放射性廃棄物が増えるばかり。予断を許さない。危険で過酷な労働環境で働く現場作業員の差別的待遇と原発事故後の福島県民の境遇は、非人間的という点で根っこは同じだ。


○広島、長崎の原子爆弾投下は、決してローカルな出来事ではなく、日本人、人類全体の危機を歴史に刻みつける大事件であった。同じく福島の事故は、原発が、ゆっくりと投下され、多くの地域が汚染され住民が被爆、今後も人類史に匹敵する長い時間放射能の影響を及ぼす、緩慢な原子爆弾であることを私たちに否応なく気づかせた。たとえ事故が起きなくても安全保障上危険なターゲットになりうる存在であり、放射性廃棄物を長期間監視し続けなければならない、という意味では他の原発も同様である。あまり考えたくないことかもしれない。しかし福島の事故は一地方の問題ではない。日本人、人間、生物全体の存続に関わる非常に大きな問題だと思う。


○今度の衆議院選挙は、震災後の日本をどのような形にデザインしていくのか、なかでも今後のエネルギー政策が問われてしかるべきだ。私たちの未来の世代、子や孫の世代が安心して暮らせる水、食べ物、自然環境を守るためには、唯一の発電方法でもない原発はいらないと私は思う。

*原発はコストがかかる発電方法。そのため国から電力会社に補助金が出ている。しかも原発運転や本来安いはずの液化天然ガスの価格を原油価格に連動させるなど、コストがかかればかかるほど電力会社の儲けになるという恵まれた電力料金システム(総括原価方式)を家庭用電力に採用している
(家庭用電力供給量は企業用ほど多くないにもかかわらず、利益の大半は家庭用から得ている)。関電、九電など原発への依存率が高い電力会社は、原発が止まってからはコストの低い火力を急遽使い出し、想定外の燃料費も増えて儲けが減少することに。総括原価方式は、電力が地域独占から市場開放されればいらなくなる。既に一部企業で利用されている新電力会社(火力)の料金は、既存大手の電力会社より安い(本当は、コンパクトで安全な家電としての家庭用再生可能エネルギー発電機ができてそれが使えるシステムに変わればいいのだが…)。


○日本は、世界の国々の中でもまだまだ男女格差が大きい国(ある調査では135カ国中101位)。これからの日本は、もっと女性が、政治を始め多様な分野に参加して重要な役割を担うべき。女性の能力がもっと活用されることで、様々な負担に脅かされることなく子育てしながら働ける社会、社会的弱者が尊重され、安心して暮らせる社会が一歩一歩実現していくと思います。


○また日本は、世界的にも珍しく恵まれた自然が残っています(3.11.以後は予断を許さないが)。もはや大量生産大量消費の時代は終わりつつあり、日本各地の人々が、それぞれの地域で育んできた独自の産物、文化を大事にして、その良さを改めて今に生かしていけるような社会(そのためには外部の様々な人たちとのつながり、交流がカギになる)になっていってほしいものです。







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2 コメント

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Unknown (7番)
2012-12-01 14:18:32
読みたい人なので読ませてもらいました。

今後もお互い書きたいことを書いたり、言いたいことを言ったり、言いたくないことは言わなくてよかったり、といった自由が許容されることを望みます。

あと、僕の片想いかもしれませんが、オークさんとはこれからも仲良くやっていきたいです。
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Unknown (オーク)
2012-12-02 09:23:25
コメントありがとうございます。

私は、話すより文章にした方がまだいくらか自分の考え、気持ちを説明しやすいようです(伝わるどうかはまた別ですが)。それで書いてみるのかなと気づきました。

今後もよろしくおねがいします。
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