Fujimi らうんじ

山登りと家庭菜園をぼちぼち

信玄の棒道を歩く

2009年09月21日 | Weblog

秋空の下、信玄の棒道をテクテクと歩いてみた。

信玄の棒道は上・中・下の3本あり他にも伊那にも1本あるらしい。

今回は上の棒道を長坂から富士見まで約13km位のブラブラ歩きをしてみた。

 

まずは小梅線、甲斐小泉駅で下車。5連休での臨時便は大混雑でした。

棒道の起点へ向かう前に「三分一湧水」を散策。ここも観光客がワンサカといました。米作をするには水が必需品で湧き水のトラブルがつきものです。

小荒間(こらいま)番所跡。ここから棒道歩きのスタートです。付近は民家が立ち並ぶ場所でうっかりすると見過す場所でした。

南アルプス、鋸岳が真正面で山容がよく分かります。信州側は違いがはっきりしていますね。いい眺めです。

棒道は軍用道路として使われなくなってからは庶民が商いなどで使われていたようです。この観音さまは棒道に36体あるそうです。数えた人はすごいですね。

民家を抜けてやっと古道、棒道の始まりです。山梨側は整備が行き届いていて歩き易い。

季節は初秋、蝶々もとんぼも棒道まわりをたくさん飛び回っていました。路肩の草花はアキノキリンソウ、ムラサキケマン、ヒメジョオンなどなど。

なんと突然、馬が登場。幅2m弱しかない棒道を駆けてきました。道脇の草むらに避難し回避しました、多分、近くにある乗馬クラブの散策コースとなっているのでしょう。小淵沢カントリークラブ付近を歩く時は注意。しかし真近で見ると馬はデカイ。この辺りはヌカルミが多く、馬の足跡でした。

通称;鉢巻道路。写真の向かって右側に棒道は平行してありました。

鉢巻道路横の棒道。長野県に入り、観音さまもほとんど見ません。道しるべは立ち木の赤ペンキのみでした。

佛供石。棒道が作られた当時からあるものらしいです。石の上にちょこんと地蔵さんがありました。棒道から3~4m離れた場所にあります。

逸見道と棒道の分岐点、棒道は右側へ富士見カントリークラブ内に行きます。逸見道は明治時代に商業道として作られたようです。棒道の歩きはここで終了。

この看板裏がゴルフ場です。鉢巻道路わきにあるため、ビュンビュン飛ばしている車の横でこれを見ていると車中の人は皆、こちらを珍しいものを見るようにしていました。

稗の底湧き水(ひえのそこ)。棒道歩きから乙事(おっこと)地区へ下るとあります。

ここはミステリーゾーン、棒道が作られた当初、村が出来ていたようでその後、江戸時代に消滅したそうです。諸説がありますが棒道建設丸秘部隊説が好きです。ジブリの宮崎監督も作品にしたいらしいです。

稗の底自然探索路を抜けると八ヶ岳と色づく稲穂。

秋空のウオーキングも悪くない、癖になりそうだ。次はどこへ行こうかな?

 

 


最新の画像もっと見る