チチカカ湖周辺の伝説では、
インカ帝国初代皇帝 マンコ・カパックは、
神の遣いとして天からチチカカ湖に降臨したとされています。
(7月17日のブログ参照 )
しかし、インカ帝国の首都であったクスコでは、
マンコ・カパックはクスコ郊外の丘にある
3つの穴から生まれたと伝えられています。
( 3つの穴から生まれた兄弟姉妹8人の中のひとりが
マンコ・カパックであるとするもの )
(向かって左が主神殿、右が3つの窓の神殿 )
「主神殿 」 のすぐとなり ・・
(12月14日のブログ参照 )
「Templo de Las Tres Ventanas 3つの窓の神殿 」 ・・
3つの窓は、クスコに伝わる
マンコ・カパック伝説を象徴しているといわれています。
また、3つの窓は東を向いており、
ここは、冬至・夏至など太陽の運行 (日の出の位置から )
を観測した場所であるという説も存在します。
(主神殿の前から撮った写真 )
実際には5つの開口部があり、
両側の2つはふさがれています。
元々3つの窓としてつくられたものなのか (残りの2つは祭壇 ) 、
それとも2つをふさいだ結果3つになったのか ・・
本当のところは何もわかっていません。
明らかなのは、
主神殿、3つの窓の神殿、神官の館がある
『La Plaza Sagada 神聖なる広場 』 と呼ばれる
この場所の石積みには、
(主神殿の背後から撮った写真 )
表面を研磨するなどの手が加わっていることです。
「3つの窓の神殿 」 から続く
マチュピチュ遺跡でいちばん高い場所 ・・
そこには、さらなる謎があります。
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