貴重な瞬間

桂史が生まれた日に写真を撮り、そのまま現像せずに忘れ去られていた「写ルンです」が、最近部屋からひょっこり出てきました。

それは私がお産で入院した病院からもらっていた「写ルンです」で、
「うわぁーーどんなのが写ってるんだろう・・」
と、ドキドキしながら早速桂史と近所のプリントショップに向かい、現像をお願いしました。

出来上がるのに39分かかるというので、その間散歩や買い物をし、きっちり40分で戻ってきて写真を受け取り、ダッシュでおうちに帰り、写真を見てみました。

見ると、それはだんなサマが桂史のへその緒を切る瞬間の写真でした
桂史が生まれて、産声を上げた後、助産婦さんが
「パパさん、ご自身でへその緒を切りますか」
と言ってくださって、だんなサマは
「ハイ何でもやります・・・」
と感動で泣きながらハサミで切った、あの瞬間でした。
写真をデジカメで撮ったので、ちょっと分かりにくいかもしれませんが、へその緒にハサミを入れて・・・

パチン 切れました

この瞬間に私と桂史は離れ、桂史は一人の人間としてこの世での人生をスタートした、その記念すべき瞬間でもあります


現像された写真は数枚しかありませんでしたが、その一枚一枚がとても大切な写真に思えました
長くて辛い陣痛や、生んだ後に「泣けーーっ早く呼吸をしてくれーっ」と必死に心の中で叫んでいたのを思い出し、思わずジーンとなったのでした。o(T^T)o