今から50年前は1か月600キロ走れば長距離選手としては(市民ランナー、女子のランナーもいませんでした。尚、ハーフマラソンの種目もなく42.195キロの中間点でしかありませんでした)一番多い練習量でした。現在ではトップクラスの選手では女性ランナーでも1か月に1000キロ以上も走ります、速さを維持するには何年も年間120000キロを走り続ける事になります。やがて、ランナー膝と言って膝関節腔の摩耗による痛みが出てきます[膝関節腔には外半月板、内半月板(何れも軟骨組織です)大腿骨骨端軟骨、脛骨骨端軟骨が有りこれら軟骨組織は使う頻度により磨滅してきます]此れは軟骨組織の磨滅による痛みで、磨滅を少しでもお遅くするのには膝関節を取り巻く筋肉群を強化するのですが、あまり筋肉がつきすぎると長距離を走るのには邪魔になり筋肉の故障の原因にもなります。今の医学ではこれを元どうりに修復は今のところ不可能です、将来は万能細胞で(iP細胞で既に軟骨の再生は出来るようです)完全復活できる様になると思います、しかしそれまでは?走る距離と速さの維持を保てるか、この事に一考です。
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