先日、「洗剤で洗っていない漬物ないですか」というお客様がいらして、「おっ」と思いました。
僕は、野菜でも食品でも、農薬でも添加物でも、知って選ぶには大いにけっこうで、知識ある方ならどうぞスーパーでお買い物してください、と考えています。
でも、知らずに食品を選んで食べているって、残念ですね。
そのお客様は、知識があり、かつ、安全を優先している方なのでしょう。
スーパーで売られている漬物で、次亜塩素酸ナトリウム、殺菌するための消毒液で洗浄していないものはまずないでしょう。
なぜなら、食中毒がおきたら大変だから。
カット野菜なんかもそうだし、スーパーやコンビニだけじゃなく、ファミレスなんかもみんなそう。
だから、次亜塩素酸ナトリウムなんかで洗浄剤を使わずに、しっかりと衛生管理をして、商品を流通させるということは、ものすごく大変なことなんです。
さらに、漬物は発酵食品。
菌が生きているんです。
だから、漬け始めと漬かってからでは、味が違うのは当たり前。
でも、買う度に味が違うのは、一般的には許されないことで、スーパーなんかだと「この前と味が違うじゃん」とクレームになったりするわけです。
だから、味を安定させるために添加物を使う、というのも一つの理由。
もちろん、旬よって野菜の味は違って当然ですから、季節によっても味が違ったりします。
夏に美味しい白菜や大根なんて無くて当たり前だし、冬に美味しいきゅうりが無くても不思議ではないですね。
ただ安いだけの味も素っ気もない、旬でもない美味しくない野菜を無理して使うから、アミノ酸やら変な調味料で味付けしなくてはいけない、という強引な漬物が当たり前になってしまっているんです。
原材料はシンプルイズベスト。
原材料に砂糖を使っている漬物の種類もありますが、こちらの漬物には甜菜糖を使っています。
砂糖という響きに過剰に反応する方もいらっしゃいまして、グラニュー糖なんて書かれていたら、まるで毒でも扱っているような反応を示す方もいらっしゃいます。
グラニュー糖と言っても、原料は一つではありません。
砂糖と一言で言っても幅広く、それぞれに一長一短あるわけですが、せっかく甜菜糖を使っているメーカーさんは、砂糖とかグラニュー糖とかより、甜菜糖原料使用とか一言加えるといいかと思います。
味は食べ頃によって違います。
季節によっても味は違います。
でも、洗剤もアミノ酸も使っていません。
安全で美味しい原材料を使っています。
そんなお漬物をお求めの方はフレスコへ。
寒さがまして、これからがどんどん美味しくなってきますよ。