今日は、満を持してのネイル再挑戦に行って来ました。
日本ではずっと、毎月、ネイルサロンに通っていた私。格別美容にこだわっているわけではないけれど、パソコンを使う仕事、人に名刺を渡す機会も多い仕事なだけに、・・・それと、あまりの不規則な仕事サイクルの中で、「女」を忘れないために、そして、自分へのご褒美のために、ネイルだけは欠かさないようにしていました。
心斎橋の「スプリーム」というお店で、山田さんという素敵なネイリストさんと、話を弾ませながら素敵なネイルが仕上がる・・この時間は至福でした。
渡独直前に最後のネイルをしてもらってから、1か月が過ぎた先月中旬。ミュンヘンの街を歩いていて見つけた、とあるサロンに行ったのが、大失敗でした。
痛いわ、雑やわ。あまり詳しくは言いませんが。
全面ベージュのアクリルにして、3500円と破格の値段でしたが、どうも気に入らず。そして、2週間もすると、黄色く変色して来ました。
「ドイツではネイルはできないのか・・・」と諦めかけながら、ネットで色々と検索したところ、お客さんの評判が格別いい3軒のサロンを見つけ、メールを出しました。うち2軒は「直接電話下さい」「クリスマス前で予約が詰まっています」と素っ気ない返信。残る1軒は、「そんなひどいネイルをされたことに、同じネイリストとしてお詫びします。ぜひいらして欲しいのですが、あいにく、クリスマス前で予約が詰まっていて。キャンセルが出たらお知らせしますね」と親切でした。
自分で、ヤスリを使って伸びた爪を短くしながら、途方に暮れていたところ、昨日、その親切なネイリストさんから「キャンセルが出ました。明日の夕方、どうですか」。学校もお昼で終わるし、と迷わず電話し、予約完了。
今日は、授業後、学校に残って宿題を済ませて、カフェで軽くランチをしてから、いそいそと出掛けました。
サロン、というよりは、お家。ドイツ人主婦の方が、自宅の一室をサロンにして、午前中と夕方のみ営業している隠れ家的なところでした。外は吹雪いていて、到着した時にはコートが真っ白。「熱いコーヒー入れますね」と、アットホームな感じで進みました。
私の爪を見たそのネイリストさんは、一言、「これはひどい」。
日本で私がやってもらっていた方法と違い、ドイツでは基本的に電動ヤスリでアクリルをはがしていきますが、今回もそうでした。まず、「これで手を洗って下さい」と、エタノールのような透明の液体をどぼどぼと手に掛けられ、彼女も同じようにどぼどぼ。続いて「爪の粉が飛ぶので、ゴーグルをして下さい」。2人とも透明のゴーグルをして、ヤスリのスイッチを入れ、どんどん削っていきました。「慎重にしていくので、痛かったり熱かったりしたら、遠慮しないで言ってね。あと、私のやり方に疑問を持った時、気に入らなかった時、日本と違って不快だった時は、気安くすぐに言ってね」。とても丁寧で、とても快適。コーヒーを飲みながら、黄ばんだ爪はすぐにはがれました。
その間、サンプルを見ながら、何となく、フレンチにしようかな、と。
ドイツでは、クリスマス前に、女性は一斉にネイルをするそうです。皆、サンタや色々なアートを楽しむようで。でも、私は、この年齢でさすがにサンタはなあ・・・と、シンプルなフレンチを注文しました。
日本でよくあるバイオジェル、というのはドイツにもあるそうですが、彼女曰く、「ジェルを固めるUVライトを熱がる人が多くて。私も、自分でやってもとても熱い。そんな思いをさせたくないので」とアクリルを扱っているとのこと。郷にいれば何とやら、なので、お任せしました。
すっきり生き返った爪。ネイリストさんは次に、器具で丁寧に甘皮の処理をしていきました。山田さんの方がずっと上手ですが、最初のサロンは、ネイリストさんが自分の爪でぐいぐい私の甘皮を押していたので、それに比べると天国。そして表面をきれいにして、脂分を飛ばす液体を塗って、いざフレンチ作成に入りました。
まず、爪の先の白い部分から。たっぷりと白いアクリル(粉プラス液体)を乗せて、筆で見事に幅を整えていきます。今の私の爪はそんなに長くないのですが、日本でやるフレンチより、白い部分はかなり分厚くて。まあ、伸びるのが早い私にとっては便利ですね。それから、下半分は、少しピンクの粉を使ったアクリル。薬指だけ、アートをしてもらい、最後に透明のジェルを塗り、ライトで固めて完成したのがこちら。

どうでしょうか。
アートは、アイラインのような細い筆で描いてました。ピンクのストーンも少々。これで6100円でした。
日本が大好きとのことで、「ゲイシャ」「ボンサイ」などについてあれこれと聞かれ、私の拙いドイツ語に、我慢強く堪えてくれていた優しいナターシャさん。主婦になってから、師匠に仕えてネイルを学び、今も、いい筆を求めては業者を訪ね歩いているそうな。「来月にアートの講習があって、もっといいアートをできるように頑張るわ」と目を輝かせていました。「日本のネイリストさんは、繊細で芸術的だと聞いている」そうです。
3時間弱の間、私にとっては、ドイツ語の授業でもあり、とてもたくさんドイツ語を話した1日でした。来月は日本茶を持って行ってあげようかなと思います。
素敵なドイツ人女性に出逢えたなあ、そんなほんわかした気分で吹雪の帰路につき、帰宅した時にはまたコートが真っ白。今度は自分で急いで熱いコーヒーを入れた私でした。
美緒
日本ではずっと、毎月、ネイルサロンに通っていた私。格別美容にこだわっているわけではないけれど、パソコンを使う仕事、人に名刺を渡す機会も多い仕事なだけに、・・・それと、あまりの不規則な仕事サイクルの中で、「女」を忘れないために、そして、自分へのご褒美のために、ネイルだけは欠かさないようにしていました。
心斎橋の「スプリーム」というお店で、山田さんという素敵なネイリストさんと、話を弾ませながら素敵なネイルが仕上がる・・この時間は至福でした。
渡独直前に最後のネイルをしてもらってから、1か月が過ぎた先月中旬。ミュンヘンの街を歩いていて見つけた、とあるサロンに行ったのが、大失敗でした。
痛いわ、雑やわ。あまり詳しくは言いませんが。
全面ベージュのアクリルにして、3500円と破格の値段でしたが、どうも気に入らず。そして、2週間もすると、黄色く変色して来ました。
「ドイツではネイルはできないのか・・・」と諦めかけながら、ネットで色々と検索したところ、お客さんの評判が格別いい3軒のサロンを見つけ、メールを出しました。うち2軒は「直接電話下さい」「クリスマス前で予約が詰まっています」と素っ気ない返信。残る1軒は、「そんなひどいネイルをされたことに、同じネイリストとしてお詫びします。ぜひいらして欲しいのですが、あいにく、クリスマス前で予約が詰まっていて。キャンセルが出たらお知らせしますね」と親切でした。
自分で、ヤスリを使って伸びた爪を短くしながら、途方に暮れていたところ、昨日、その親切なネイリストさんから「キャンセルが出ました。明日の夕方、どうですか」。学校もお昼で終わるし、と迷わず電話し、予約完了。
今日は、授業後、学校に残って宿題を済ませて、カフェで軽くランチをしてから、いそいそと出掛けました。
サロン、というよりは、お家。ドイツ人主婦の方が、自宅の一室をサロンにして、午前中と夕方のみ営業している隠れ家的なところでした。外は吹雪いていて、到着した時にはコートが真っ白。「熱いコーヒー入れますね」と、アットホームな感じで進みました。
私の爪を見たそのネイリストさんは、一言、「これはひどい」。
日本で私がやってもらっていた方法と違い、ドイツでは基本的に電動ヤスリでアクリルをはがしていきますが、今回もそうでした。まず、「これで手を洗って下さい」と、エタノールのような透明の液体をどぼどぼと手に掛けられ、彼女も同じようにどぼどぼ。続いて「爪の粉が飛ぶので、ゴーグルをして下さい」。2人とも透明のゴーグルをして、ヤスリのスイッチを入れ、どんどん削っていきました。「慎重にしていくので、痛かったり熱かったりしたら、遠慮しないで言ってね。あと、私のやり方に疑問を持った時、気に入らなかった時、日本と違って不快だった時は、気安くすぐに言ってね」。とても丁寧で、とても快適。コーヒーを飲みながら、黄ばんだ爪はすぐにはがれました。
その間、サンプルを見ながら、何となく、フレンチにしようかな、と。
ドイツでは、クリスマス前に、女性は一斉にネイルをするそうです。皆、サンタや色々なアートを楽しむようで。でも、私は、この年齢でさすがにサンタはなあ・・・と、シンプルなフレンチを注文しました。
日本でよくあるバイオジェル、というのはドイツにもあるそうですが、彼女曰く、「ジェルを固めるUVライトを熱がる人が多くて。私も、自分でやってもとても熱い。そんな思いをさせたくないので」とアクリルを扱っているとのこと。郷にいれば何とやら、なので、お任せしました。
すっきり生き返った爪。ネイリストさんは次に、器具で丁寧に甘皮の処理をしていきました。山田さんの方がずっと上手ですが、最初のサロンは、ネイリストさんが自分の爪でぐいぐい私の甘皮を押していたので、それに比べると天国。そして表面をきれいにして、脂分を飛ばす液体を塗って、いざフレンチ作成に入りました。
まず、爪の先の白い部分から。たっぷりと白いアクリル(粉プラス液体)を乗せて、筆で見事に幅を整えていきます。今の私の爪はそんなに長くないのですが、日本でやるフレンチより、白い部分はかなり分厚くて。まあ、伸びるのが早い私にとっては便利ですね。それから、下半分は、少しピンクの粉を使ったアクリル。薬指だけ、アートをしてもらい、最後に透明のジェルを塗り、ライトで固めて完成したのがこちら。

どうでしょうか。
アートは、アイラインのような細い筆で描いてました。ピンクのストーンも少々。これで6100円でした。
日本が大好きとのことで、「ゲイシャ」「ボンサイ」などについてあれこれと聞かれ、私の拙いドイツ語に、我慢強く堪えてくれていた優しいナターシャさん。主婦になってから、師匠に仕えてネイルを学び、今も、いい筆を求めては業者を訪ね歩いているそうな。「来月にアートの講習があって、もっといいアートをできるように頑張るわ」と目を輝かせていました。「日本のネイリストさんは、繊細で芸術的だと聞いている」そうです。
3時間弱の間、私にとっては、ドイツ語の授業でもあり、とてもたくさんドイツ語を話した1日でした。来月は日本茶を持って行ってあげようかなと思います。
素敵なドイツ人女性に出逢えたなあ、そんなほんわかした気分で吹雪の帰路につき、帰宅した時にはまたコートが真っ白。今度は自分で急いで熱いコーヒーを入れた私でした。
美緒
三谷です.
ご無沙汰しております.
ドイツ生活を満喫しているようで何よりです.
ネイルって奥が深いんですね.
もし今度,女性に生まれ変われるなら,僕もネイルしたいと思います.
豊田さんに負けないように,僕も修論頑張りたいと思います.ドイツ情報これからも楽しみにしています.寒そうですがお体にはお気をつけてください.応援しています!!
ネイルは、ベトナムでは語ってなかったかな?
私も一応、乙女だということです。
毎月、ネイルのニュースは必ず公開するので、また感想聞かせてね。
頑張って日本の海をきれいにするんだぞー。
豪雪もおそれずネイルに向かう美緒ちゃんは、まさに乙女ですね。毎日楽しみにしています!!
私も、ネイルにチャレンジしようかな。うっふ。
そうなんですよ、ベトナムであの猛暑の中、市場を歩き回ったパワーは衰えを知らず、今度は寒さにも負けずに前進し続けています。
ベトナムで買ったペン立ては、私の勉強机にありますよん。
またちょくちょく覗いて下さいね。
で、ドイツにはいつ来るの??
ブログ開設おめでとー
しばらくPCを開けずにいたので、
遅くなってごめんちゃい
ワタシも本日ネイル行ってきましたー
でもドイツの金額の倍くらいしたよ…
なんやかんやとキラキラさせたら値段が膨れ上がってたわ
かわいいネイルだねー
いい人に会えてよかったね
またUPされるの楽しみにしてるね
コメントありがとー。
日本は高いよね、ネイル。
色々なクラスメートに聞いたら、中国では2500円くらい、ギリシャでは3000円くらい、アルバニアでは2000円以下、だそうな。
「ドイツは高いよねー」と言っていたけど、安いよねー。
私にとっては、ドイツ語の個人レッスン代も含めて、という意味合いがあるので、格安でしたー。
頑張ってアップしていくので、これからもよろしくお願いします