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表計算2級練習問題 課題4(Excel2007対応)

2010年08月06日 23時14分45秒 | CS検定練習問題
「課題4」グラフ作成
---------------------------------
 「提供データの保存場所」からファイル「C2S4PR」を開き、以下の設問に従ってグラフを完成させなさい。


【設問1を行う】

 ・セルA1に受験番号、セルA2に受験者氏名を入力します。


【グラフ作成(設問2~3)を行う。】

 1.セル範囲B6:D19、G6:H19、K6:L19を「CTRL」キーを押しながら選択
   し、「挿入」タブの「グラフ」グループの「縦棒」ボタンをクリックし
   「2D縦棒」の「集合縦棒」を選択します。

 2.挿入されたグラフを B22:L41の範囲に移動および拡大します。

 3.「グラフエリア」を選択し、「ホーム」タブの「フォント」グループに
   ある「フォント」ボックスおよび「フォントサイズ」ボックスで、指示
   のないフォントをそれぞれ「MSPゴシック」「10ポイント」に設定しま
   す。

 4.「グラフエリア」の設定を行います。
   「グラフエリア」上で「右クリック」→「グラフエリアの書式設定」を
   選択します。「グラフエリアの書式設定」ダイアログボックスで、
    ・「枠線の色」  : 「線(単色)」をチェックし、「色」を「黒
     に設定」
    ・「線のスタイル」: 「角を丸くする」をチェック
    ・「塗りつぶし」 : 「塗りつぶし(図またはテクスチャ)」を
     チェックし、「図の挿入:」の「ファイル」ボタンをクリックし、
     表示された「図の挿入」ダイアログボックスで「提供データの保存
     場所」を指定し「sekai.jpg」という画像ファイルを選択し「挿入」
     ボタンをクリックする。さらに、「グラフエリアの書式設定」ダイ
     アログボックスで「閉じる」ボタンをクリックする。

 5.「グラフタイトル」の挿入を行います。「レイアウト」タブの「ラベ
   ル」グループから「グラフタイトル」ボタンをクリックし、「グラフの
   上」を選択します。

 6.「グラフタイトル」をセルB4とリンクさせます。「グラフタイトル」を
   選択した状態で、「数式バー」をクリックし、「=(イコール)」を入力
   し、セルB4をクリック、最後に「Enter」キーを押します。

 7.「グラフタイトル」のフォントの設定を行います。「グラフタイトル」
   を選択した状態で、「ホーム」タブの「フォント」グループの各ボタン
   で、「MSゴシック」「14ポイント」「太字」に設定します。

 8.「グラフタイトル」上で右クリックし、「グラフタイトルの書式設定」
   を選択します。「グラフタイトルの書式設定」ダイアログボックスで、
    ・「枠線の色」 : 「線なし」にチェック
    ・「塗りつぶし」: 「塗りつぶしなし」にチェック
   を設定し、ダイアログボックスを閉じます。

 9.「凡例」の設定を行います。「凡例」の上で右クリックし、「凡例の書
   式設定」を選択します。ダイアログボックスで次のように設定します。
    ・「枠線の色」 : 「線なし」にチェック
    ・「塗りつぶし」: 「塗りつぶしなし」にチェック
    ・「凡例のオプション」 : 「凡例の位置」を「下」にチェック
   ダイアログボックスを閉じます。

10.「降水量」を第2軸に設定します。
   グラフの「ホノルル降水量」を右クリックして「データ系列の書式設
   定」を選択します(または、「レイアウト」タブの「現在の選択範囲」
   グループの「グラフの要素」ボックスから「系列“ホノルル降水量”」
   そ選択し「選択対象の書式設定」ボタンをクリックでも可)。表示され
   たダイアログボックスの、「系列のオプション」画面で「使用する軸」
   グループのチェックを「主軸」から「第2軸(上/右側)」に変更し、ダ
   イアログボックスを閉じます。同様に手順で「サンパウロ降水量」「モ
   スクワ降水量」も「第2軸」に設定します。

11.「平均気温」のグラフを「縦棒」から「折れ線」に変更します。
   系列「ホノルル平均気温」を選択し、「デザイン」タブの「種類」グ
   ループから「グラフの種類の変更」ボタンをクリックします。「折れ
   線」から「マーカー付折れ線」選択し「OK」ボタンでダイアログボック
   スを閉じます。
   系列「サンパウロ平均気温」、系列「モスクワ平均気温」についても同
   様の手順で、折れ線グラフに変更します。

12.主軸ラベルの設定を行います。
   ・「レイアウト」タブの「ラベル」グループの「軸ラベル」ボタンから
    「主縦軸ラベル」→「軸ラベルを水平に配置」を選択し、「ラベル」
    を“平均気温:℃”に書き換える。さらに、数値軸の上に移動しす
    る。さらに、「ホーム」タブの「フォントグループのボタンで、「太
    字」に設定。つづいてラベルを右クリックし「軸ラベルの書式設定」
    を選択する。表示されたダイアログボックスで次の設定を行う。
   ・「枠線の色」 : 「線なし」にチェック
   ・「塗りつぶし」: 「塗りつぶしなし」にチェック
   ダイアログボックスを閉じます。

13.第2縦軸ラベルの設定を行います。
   ・「レイアウト」タブの「ラベル」グループの「軸ラベル」ボタンから
    「第2縦軸ラベル」→「軸ラベルを水平に配置」を選択し、「ラベ
    ル」を“降水量:mm”に書き換える。さらに、数値軸の上に移動しす
    る。さらに、「ホーム」タブの「フォントグループのボタンで、「太
    字」に設定。つづいてラベルを右クリックし「軸ラベルの書式設定」
    を選択する。表示されたダイアログボックスで次の設定を行う。
    ・「枠線の色」 : 「線なし」にチェック
    ・「塗りつぶし」: 「塗りつぶしなし」にチェック
    ダイアログボックス閉じます。

14.プロットエリアの設定を行います。
    ・「プロットエリア」を右クリックし「プロットエリアの書式設定」
     を選択します。表示されたダイアログボックスで、次のように設定
     します。
     ・「枠線の色」 : 「線(単色)」をチェック、「色」を「黒」
      に設定
     ・「塗りつぶし」: 「塗りつぶしなし」にチェック
     ダイアログボックスを閉じます。


15.主軸目盛ラベルの表示形式を小数点以下0桁の表示に設定します。
   「主軸目盛ラベル」を右クリックし、「軸の書式設定」を選択します。
   「軸の書式設定」ダイアログボックスで、
    ・「表示形式」 : 「数値」の「小数点以下の桁数」を「0」
     に設定しダイアログボックスを閉じます。

 16.「項目(横)軸」の書式設定を行います。
   「項目(横)軸」を右クリックし、「軸の書式設定」を選択します。
   「軸の書式設定」ダイアログボックスで、
    ・「軸ラベル」 : 「下端/左端」を選択
    ・「目盛の種類」: 「なし」を選択
    に設定しダイアログボックスを閉じます。

   「プロットエリア」の大きさを完成見本を見て調整します。


【印刷に関する設定を行います】

 1.「印刷範囲」の設定を行います。
   ・セル範囲B4:L41を選択し、「ページレイアウト」タブの「ページ設
    定」グループの「印刷範囲」ボタンから「印刷範囲の設定」を選択し
    ます。

 2.「印刷プレビュー」画面を表示します。
   ・「Office」ボタン→「印刷」→「印刷プレビュー」を選択します。

 3.「印刷プレビュー」画面の「印刷プレビュー」タブから「ページ設定」
   ボタンをクリックし、ダイアログボックスを表示します。

 4.残りの設定をすべて設定します。
   ・「ページ」タブ : 「次のページ数に合わせて印刷」にチェック
   ・「余白」 タブ : 「上下左右の余白を「2.5cm設定
              「ページ中央(水平/垂直)」の設定を行う
   ・「ヘッダー/フッター」タブ:
               ヘッダーの右側に「日付を自動挿入」
               フッターの右側に「比較:平均気温と降水
               量」を入力

 5.プレビュー画面を閉じます。


【設問5を行います。】
  指定された場所に、指定された名前で保存します。

*** 以上、課題4の終了です ***

表計算2級 課題3

2010年08月01日 12時33分07秒 | CS検定練習問題
H22年度コンピュータサービス技能評価試験概要 表計算2級 掲載の練習問題の作成例の続編(Excel2007対応)

「課題3」データ処理
----------------------------------
「提供データの保存場所」からファイル「C2S3PR」を開き、次に示す<各シートの概要>をもとに、以下の設問に従ってデータ処理を行いなさい。


【提供データを開く】
 ・指定の場所から「C2S3PR」ブックを開きます。


【設問1を行う】
 ・シート「分析」のセルA1に受験番号を、セルA2に受験者氏名をそれぞれ入力します。


【設問2を行う】
 次の指示に従い、シート「一覧表」からシート「分析」へ抽出を行いなさい。

 「抽出1を行う」
  まず、指定の条件で抽出を行い、次に抽出結果の並べ替えを行います。

  (抽 出)「価格(万円)」が上位5位のもの
   ・物件一覧表内のセルをクリック(表内であればどのセルでも可)しア
    クティブセルにします。

   ・「データ」タブの「並べ替えとフィルタ」グループ→「フィルタ」ボ
    タンを選択します。

   ・セルH6の「価格(万円)」フィールド名横のボタンをクリックし、
    「数値フィルタ」→「トップテン」を選択します。

   ・「表示」欄に、「上位」「5」「項目」を設定します。

   ・抽出された5行(セルB7:H43)を選択し、「CTRL+C(コピー)」を押
    します。

   ・シート「分析」を選択し、セルB5をクリック、「CTRL+V(貼り付け)」を押します。

   ・シート「一覧表」を選択し「Esc」キーを押し、コピーモードを終了します。

  (並べ替え)「価格(万円)」の降順
   ・シート「分析」の抽出した表のH列のセル(例えばH5とか)をクリック
    し、アクティブセルにします。

  ・「データ」タブの「並べ替えとフィルタ」グループの「降順で並べ替
   え」ボタンをクリックし、価格の降順に並べ替えます。


 「抽出2を行う」
  シート「分析」のセルB19以降に、シート「一覧表」から、次の条件(1)を
  すべて満たすデータ及び条件(2)をすべて満たすデータを、タイトル行を含
  めて抽出すること。ただし、タイトル行はセル範囲B19:H19に作成すること。

  (抽出)抽出条件は下記の通り。

      条件(1)-エリアが東京(東京23区内または東京市部)
            「価格(万円)が4000万円以上6000万円未満の物件
      条件(2)-エリアが神奈川県
            「徒歩(分)」が10分未満
            「ペット可」が○となっている物件


   ・シート「分析」のセル範囲B4:H4を選択し、セル範囲B13:H13(12行目
    の抽出条件作成の1行下)にコピーします。さらに、H13のセルの内容
    をI13にコピーします。

   ・条件を入力します。(解答例参照のこと)

    シート「分析」14行目
     「エリア」   :東京* (意味:エリアが東京で始まる文字列)→C14
     「価格(万円)」:>=4000 (意味:価格が4000以上)→H14
     「価格(万円)」:<6000 (意味:価格が6000未満)→I14      同じ行に条件が書かれている場合はAND(かつ)条件になります。

    シート「分析」15行目
     「エリア」   :神奈川県(意味:エリアが神奈川県)→C15
     「徒歩(分)」 :<10  (意味:徒歩が10より小さい)→E15
     これも、同じ行に書かれているのでAND条件になります。

    14行目と15行目の条件は違う行に書かれているので、14行目の条件と
    15行目の条件はOR(または)条件となります。

    この条件全体の意味は、エリアが東京(23区内、市郡含む)で、かつ
    価格が4000万以上6000万未満の物件または、エリアが神奈川でかつ徒
    歩10分以内かつペット可の物件を抽出する。ということです。

   ・シート「一覧表」を選択し、「オートフィルタ」を解除します。
    「データ」タブの「並べ替えとフィルタ」グループの「フィルタ」ボ
    タンをクリック

   ・表内のセル(表内であればどれでも可)を選択し「データ」タブの
    「並べ替えとフィルタ」フィルタグループの「詳細設定」ボタンを選択します。

   ・「フィルタオプションの設定」ダイアログボックスで「抽出先」が"選
    択範囲内"になっていることを確認します。

   ・「リスト範囲」は自動的に設定されます(確認はしてください)。

   ・「検索条件範囲」欄をクリックし、シート「分析」のセル範囲
    B13:I15(抽出条件)を選択し指定します。

   ・「OK」をクリックします(抽出が行われます)。

   ・シート「一覧表」の抽出されたデータを範囲指定(B6:H43)し、
    「CTRL+C(コピー)」、シート「分析」のセルB19をクリックし
    「CTRL+V(貼り付け)」を押してコピー(「ENTER」でも可)します。

   ・シート「一覧表」を選択し、「Esc」キーを押し、コピーモードを終了
    します(上記の操作で「Enter」でコピーを完了した場合は、この操作は不要)。


  (並べ替え)抽出したデータを「価格(万円)」の高い順に並べ替えること。

   ・シート「分析」の抽出表内のH列(価格)のセルのどれかをクリック
    し、「データ」タブの「並べ替えとフィルタ」グループの「降順で並
    べ替え」ボタンをクリックし並べ替えます。


以上で、課題3-設問2の終了です。


【設問3を行う】
次の指示に従い、集計を行いなさい。

 「集計作業用の新規シートの作成」

  新規シートをシートの末尾に挿入する。
  シート名を「集計」に変更する。
  シート「一覧表」のセル範囲B6:H47を、シート「集計」のセルB2以降に貼り付ける。

  ・シート「分析」のシート見出しの右にある「ワークシートの挿入」とい
   う見出しをクリックします。新規シートが挿入されます。

  ・挿入したワークシートのシート見出しをダブルクリックし、シート名に
   「集計」と入力します。

  ・シート「一覧表」を選択し、設問2で設定したフィルタオプションを解
   除します。手順は、「データ」タブの「並べ替えとフィルタ」グループ
   の「クリア」ボタンをクリックします。

  ・一覧表のセル範囲B6:H47を範囲選択します。表内のセルをクリック(表
   内であれば、どのセルでも可)し、「CTRL+*」を押します。

  他に、表全体を選択する方法として、

   1) セルB6をクリックし、「CTRL+SHIFT+↓」、つづけて「CTRL+SHIFT+→」
   2) セルB6をクリックし、「End」キーを押してから「Shift+↓」、続
     けて「End」キーを押してから「Shift+→」というショートカット
     キー操作もあります。

  ・シート「集計」にコピー・貼り付けをします。「CTRL+C」を押し、続け
   てシート「集計」のセルB2をクリックし「Enter」を押します。

  ・シート「集計」のB列からH列までを選択し、列番号の境界線をダブルク
   リックし、列幅の自動調整を行います。


 「集計作業」

  シート「集計」において、「エリア」を基準にして「徒歩(分)」及び
  「価格(万円)」の平均を集計する。
  ただし、集計を行う際の並び順は、 「エリア(降順)」とする。
  また、シート「集計」における作業後の表の状態については不問とする。

  ・シート「集計」の表内のC列(エリアフィールド)のセルをクリックします。

  ・「データ」タブの「並べ替えとフィルタ」グループの「降順で並べ替
   え」ボタンをクリックし、エリアの降順で表の並べ替えを行います。

  ・表内のセル(表内であればどれでも可)をクリックし、「データ」タブ
   の「アウトライン」グループの「小計」ボタンをクリック。

  ・「集計の設定」ダイアログボックスで、
    「グループの基準」  :エリア
    「集計の方法」    :平均
    「集計するフィールド」:徒歩(分)、価格(万円)にチェック

   と設定し、「現在の集計表と置き換える」にチェックが付いていること
   を確認し、「OK」ボタンをクリックします。


 「集計結果の表示」
  シート「分析」のセル範囲L5:M10の範囲に、上記集計結果を表示する。

  ・シート「分析」を選択し、エリア別平均の表を見て何をコピーしたらよ
   番号左のアウトライン上のレベル番号「2」をクリックし、エリア平均
   と全体の平均のみを表示にします。

  ・セル範囲E8:E49とH8:H49を「CTRL」キーを押しながら選択し、
   「CTRL+G」(ジャンプ)キーを押します(「ホーム」タブの「編集」グ
   ループの「検索と選択」→「ジャンプ」)。

  ・表示された「ジャンプ」ダイアログボックスで「セルの選択」ボタンを
   クリックし「可視セル」にチェックをつけ、「OK」ボタンをクリックします。

   ※アウトラインが表示されている表で範囲選択すると、見えているセル
    だけでなく、折りたたまれて見えないセルも選択されてしまいます
    が、このような場合ジャンプ機能で「可視セル」を選択することで、
    表示されているセルのみを選択することができます。

  ・指定範囲をエリア平均表にコピー・貼り付けを行います。
   「CTRL+C」を押し、シート「分析」のセルL5をクリックし、「ホーム」
   タブの「クリップボード」グループの「貼り付け▼」ボタンをクリック
   し「値の貼り付け」を選択しデータを貼り付けます。


【設問4を行う】

 ・指定された場所に、指定されたファイル名で保存します。

*** 以上、課題3の終了です ***

表計算2級 課題2(その3) 前回の続き~課題2最後まで

2010年07月31日 21時46分58秒 | CS検定練習問題
小問5)セル範囲K8:K18に次の条件による「評価」の結果が表示されるように
    すること。

 ①「営業」「接客」「発言力」のすべてが70以上の場合"○"を表示
 ②上記以外の場合、何も表示しない


 ・これは、IF関数で実現できます。

   =IF(E8>=70,IF(F8>=70,IF(G8>=70,"○",""),""),"")

  ですね。しかし、IF関数のみだと、式がとても複雑になります。この場合
  AND関数を使うと、式を簡潔にすることができます。


  AND関数:引数に指定した、すべての条件(論理式)が正しいとき、論理値
      「True」を返す。

   =AND(論理式1,論理式2,・・・・[論理式255])


 ・このAND関数を使用して、上記のIF関数を書き直すと、

   =IF(AND(E8>=70,F8>=70,G8>=70),"○","")

  随分、すっきりしますね。この式をセルK8に入力し、K18までコピーします。
  また、このAND関数に関連する関数としてOR関数があります。


   OR関数:引数に指定した条件のうち、どれか一つでも正しいときに、論
       理値「True」を返す。

    =OR(論理式1,論理式2,・・・・[論理式255])



小問6)セル範囲C22:C23に「成績合計」の中で上位2名の社員名を求めること。

 (式の作成手順)

 ・成績合計(J8:J18)の中で、1番(2番)目の成績の点数が何点かを調べる。

 ・次に、この1番目の点数(2番目の点数)が成績合計(J8:J18)の中で、上
  から何番目にあるかを調べる。

 ・この何番目にあるかがわかれば、氏名の範囲(C8:C18)の中から、この調
  べた何番目を使って氏名を取り出す。

  という流れなります。それでは、この順に式を作成していきましょう。


  範囲の中から最大値、最小値を調べるには、MAX関数とMIN関数を使います
  が、大きいほうから何番目、小さいほうから何番目の値を調べる時には、
  それぞれLARGE関数とSMALL関数を使います。


  LARGE関数:引数1の指定される範囲の中から、引数2で指定される大きい
        ほうからの順位にあたる値を返します。

   =LARGE(範囲, 順位)

  範囲:抽出の対象となるデータが入力されているセル範囲または配列を指
     定します。
  順位:抽出する値の順位 (大きい方から数えた) を数値で指定します。


  SMALL関数:引数1の指定される範囲の中から、引数2で指定される小さい
        ほうからの順位にあたる値を返します。

   =SMALL(範囲,順位)

  範囲:抽出の対象となるデータが入力されているセル範囲または配列を指
     定します。
  順位:範囲 で指定したデータから抽出する値の順位 (小さい方から数え
     た)を数値で指定します。


 このことから、成績合計の1位の成績の点数と2位の成績の点数は、それぞれ

   1位 =LARGE(J8:J18,1)
   2位 =LARGE(J8:J18,2)

 で、求まることが解ります。また、順位は、セルB22、B23に入力されている
 数値を使用することができますので、

   1位 =LARGE(J8:J18,B22)
   2位 =LARGE(J8:J18,B23)

 ということになります。

 次に、この成績が成績合計のセル範囲の中で上から何番目にあるか?を求め
 ます。
 ある値が、範囲の何番目にあるかを調べるには、MATCH関数を使います。


  MATCH関数:検査値が検査範囲の中の何番目にあるかという位置をかえす。

   =MATCH(検査値, 検査範囲, 照合の型)

   検査値 :表の中で必要な項目を検索するために使用する値を指定します。
   検査範囲:検査値 を含む隣接したセル範囲を指定。検査範囲 は、配列
        または配列に対するセル参照を指定してもかまいません。
   照合の型:-1、0、1 の数値のいずれかを指定します。照合の型 には、
        検査範囲の中で 検査値 を探す方法を指定します。

        照合の型に 1 を指定すると、検査値 以下の最大の値が検索
        されます。このとき 検査範囲 は、昇順で並べ替えられてお
        く必要があります。

        照合の型に 0 を指定すると、検査値 に一致する値のみが検
        索の対象となります。このとき検査範囲 を並べ替えておく必
        要はありません。

        照合の型に -1 を指定すると、検査値 以上の最小の値が検索
        されます。このとき 検査範囲 は、降順で並べ替えられてい
        る必要があります。

        照合の型 を省略すると、1 であると見なされます。


  成績1位、2位が、成績合計の上から何番目にあるかを求めるには、先に求
  めたLARGE関数と、このMATCH関数を組み合わせればよいので、

  成績1位が成績合計(J列の8行目から18行目)の何番目にあるか
   =MATCH(LARGE(J8:J18,B22),J8:J18,0)

  成績2位が成績合計(J列の8行目から18行目)の何番目にあるか
   =MATCH(LARGE(J8:J18,B23),J8:J18,0)

  で、求まります。。


  成績1位、2位が8行目から18行目の何番目にあるかがわかれば、社員名も、
  列は違いますが、やはり8行目から18行目にあるので、この何番目の数値を
  利用して取り出すことができます。

  範囲の(上からor左から)何番目(のセルの値)を指定して取り出すには
  INDEX関数を使います。


  INDEX関数:セル参照または配列から、指定したセルの参照または値を返します。

   =INDEX(範囲, 行番号, 列番号, 領域番号)

   範 囲:1つまたは複数のセルの参照を指定します。
       範囲として複数選択された領域を指定する場合は、範囲 を()
       で囲み、複数選択を構成するそれぞれの領域を半角のカンマ
       (,) で区切ります。
   行番号:範囲の中にあり、セル参照を返すセルの行位置を数値で返します。
   列番号:範囲の中にあり、セル参照を返すセルの列位置を数値で返します。
  領域番号:範囲に複数選択された領域を指定した場合、その中の1つの領域
       を数値で指定します。


 この問題の場合、取り出したい社員名があるセル範囲は、C列の8行目から18
 行目の1列のみなので、引数の列番号は「1」で決まりですし、範囲はこの1
 つだけですから領域番号は省略できます。行番号は、先にと求めた
 「MATCH(LARGE・・・」になるので、式は、次のようになります。

  成績1位は
   =INDEX(C8:C18,MATCH(LARGE(J8:J18,B22),J8:J18,0),1)

  また、この問題では成績合計の範囲に範囲名"合計"がつけられていますの
  で、上記の式は
   =INDEX(C8:C18,MATCH(LARGE(合計,B22),合計,0),1)

  となり、1位の式を2位にコピーすることができるので氏名の範囲を絶対参
  照にしておく必要があります。
   =INDEX($C$8:$C$18,MATCH(LARGE(合計,B22),合計,0),1)

  この式を、セルC22に入力し、セルC23にコピーすればよいのです。



小問7)セル範囲D22:D23に(6)で求めた社員名の「営業所」を求めること。

 これは(6)と同じ手順で求めることができます。まず、C22およびC23に求め
 た「社員名」がC8~C18の範囲の何番目にあるかをMATCH関数で求める式をつ
 くり、この式を元に、セル範囲B8:B18の営業所範囲からINDEX関数で営業所
 名を取り出す・・・という式をセルD22に入力し、セルD23にコピーするので
 す。

  成績1位の社員名がセル範囲の何番目にあるか?
   =MATCH(C22,$C$8:$C$18,0)

  成績1位の営業所名は?
   =INDEX($B$8:$B$18,MATCH(C22,$C$8:$C$18,0),1)

  となります。これを、D23にコピーします。



小問8)セルI22に、「成績合計」が全体の平均以下である社員数を求めること。

 成績合計の平均はセルJ19、成績合計はセル範囲J8:J18(範囲名:合計)に
 なります。特定のセル範囲内に数値が入力されているセルの個数を数えるに
 はCOUNT関数、また、空でないセルの個数を数えるにはCOUNTA関数、今回のよ
 うに"平均以下"というような条件付でセルの個数を数えるには、COUNTIF関数
 を使います。


  COUNTIF関数:引数1で指定されるセルの範囲内において、引数2で指定さ
         れる条件に合致するセルの個数だけを数えてその結果を返す。

   =COUNTIF(範囲,検索条件)

   範  囲:セルの個数を求めるセル範囲を指定します。
   検索条件:計算の対象となるセルを定義する条件を、数値、式、または
        文字列で指定します。

   ※検索条件に、式および文字列を指定する場合は、">32"、"Windows" の
    ように、半角のダブルクォーテーション (") で囲む必要がありま
    す。(セル参照と比較する場合は、">="&D10 のように、比較の記号
    部分をダブルクォーテーションで囲み、セル参照と&で繋いで書きま
    す)


  このことから、式は
   =COUNTIF(J8:J18,"<="&J19)

  となり、J8:J18には範囲名「合計」がつけられているので、セルI22は
   =COUNTIF(合計,"<="&J19)
  となります。


【設問4を行う】
 シート「成績表」のセル範囲B22:B23 の表示形式を、「第○位」となるように設定しなさい。


 『セルの表示形式にユーザー定義書式を設定します。』

  ・セル範囲B22:B23を選択します。

  ・「書式」→「セル」(または、CTRL + 1 キーを押す)を選択します。

  ・表示形式タブを選択し、分類から「ユーザー定義」を選択します。

  ・「種類」のテキストボックスに「"第"#"位"」または「"第"0"位"」と入
   力し、「OK」をクリックします。

 ユーザー定義書式の書き方等については、説明を書くととても長くなるのでhttp://www.eurus.dti.ne.jp/~yoneyama/Excel/user_set.htm など、解説しているWebサイトや書籍が多数あるので、これらを参考にしてください。


【設問5を行う】
  指定された場所に、指定の名前で保存すれば、問題2の終了です。



*** 以上、課題2の終了です ***

表計算2級 課題2(その2)

2010年07月31日 00時25分51秒 | CS検定練習問題
課題2の設問3 小問(2)~(4)までの、作成例です。

小問2) 「社員一覧」リストを参照して「社員名」を求める。

 成績表の列Aに入力されている「社員コード」に一致する「社員名」をシート
「一覧表」の「社員一覧」から取得して表示する問題ですね。VLOOKUP関数を
 使う典型的なパターンです。VLOOKUPについては、小問1)で使っていますの
 で、お分かりですね。

  セルC8 に入力するVLOOKUP関数は、次のようになります。

  検索値 : A8
  範 囲 : シート「一覧表」のセル範囲D4:F14 (範囲名:社員)
  列番号 : 2 (社員名は上記の範囲の左から2列目にある)
  検索方法: False (完全一致)

   =VLOOKUP(A8,社員,2,False)

  この式を、入力します。
  
  ・セルC8をクリックします。
  ・関数の挿入ボタン(「fx」)をクリックし「関数の挿入」ダイアログ
   ボックスを表示します。
  ・“関数の分類”のドロップダウンリストから「検索/行列」を選択し、
   “関数名”の一覧から「VLOOKUP」関数を選択し、「OK」ボタンをクリッ
   クします。
  ・「関数の引数」ダイアログボックスで、各引数にそれぞれ前記の値を入
   力します。また、範囲にはあらかじめ範囲名を付けているのでセルアド
   レスによる範囲ではなく「範囲名」で指定します。なお、Excel2007から
   式中に範囲名を入力する際に、「数式」タブの「定義された名前」グ
   ループにある「数式で使用」ボタンをクリックして、「範囲名」の一覧
   から選択して入力できるようになりました。
  ・引数をすべて入力し、最後に「OK」ボタンでダイアログボックスを閉じ
   ます。
  ・セルA8 のコードに対応する社員一覧の「社員名」が表示されます。正
   しい社員名が表示されているか確認しましょう。
  ・問題がなければ、この式をセルC18までコピーしましょう。


小問3) 「社員一覧」リストを参照して「所属」を求める。

 小問2)とほぼ同じですね。VLOOKUP関数で取出す列が「2」から「3」に代わる
 だけです。セルD8に入力するVLOOKP関数は次のようになります。

  検索値 : A8
  範 囲 : シート「一覧表」のセル範囲D4:F14 (範囲名:社員)
  列番号 : 3 (所属は上記の範囲の左から3列目にある)
  検索方法: False (完全一致)

   =VLOOKUP( A8,社員,3,False)

  この式をセルD8に、入力します。式は、セルC8とほぼ同じなので、ここで
  はセルC8の式をコピーして、違うところだけを修正したほうが早そうです
  ね。

  ・セルC8をクリックして選択し、フィルハンドルをセルD8までドラッグし
   式をコピーします。
  ・セルD8に「#N/A」というエラーが表示されます。セルD8をダブルクリッ
   クしてセルを編集状態にします。
  ・コピーした式を見ると「社員コード」へのセル参照がずれていることが
   わかります。(引数「検索値」のセル参照がA8ではなく、B8になってい
   る。)この、セルB8をみるとセルの周囲に「青い枠線」が表示されてい
   ます。この青の枠の部分をマウスでポイントしセルA8 までドラッグす
   ると式の中のセル参照がB8からA8に変わります。
  ・さらに、VLOOKUPの引数「列番号」を「2」から「3」に修正し「ENTER」
   キーを押します。「社員コード」に対応する「所属」が表示されます。
  ・正しい「所属」が表示されているかを確認し、問題がなければこの式を
   セルD18までコピーしましょう。


小問4) それぞれの成績を10点ごとに記号1つと置き換え、「ポイント」の結果
    が表示されるようにする。なお、記号は「営業」が「●」、「接客」
    が「★」、発言力が「♪」で表示されるものとする。

 (例)「営業」・・・32点、「接客」・・・47点、「発言力」・・・28点 の
    場合"●●●★★★★♪♪"


 ・まず「●」や「★」「♪」をいくつにしたらよいか?を考えます。

  これは「点数」を10点で割って整数部を取り出せばわかります。
 
   「営業」 32点---> 32/10=3.2
   「接客」 47点---> 47/10=4.7
   「発言力」28点---> 28/10=2.8

  整数部を取り出すには、INT関数を使います。上の式を書き換えると

   「営業」 32点---> INT(32/10)=3 「●」を3個
   「接客」 47点---> INT(47/10)=4 「★」を4個
   「発言力」28点---> INT(28/10)=2 「♪」を2個

  です。

  INT関数:引数で指定される数値から整数部を取り出します。

   =INT(数値)

 ・次に、指定した文字を、指定回数繰り返した文字列を作成するにはREPT関
  数を使います。「●」を3回繰り返した文字列を作成する場合は、次のよう
  になります。

    =REPT("●",3) ---> 「●●●」

  REPT関数:指定された文字列を指定された回数繰り返した文字列を作成す
       る。

    =REPT(文字列,繰り返し回数)

   文 字 列 :繰り返しの対象となる文字列
   繰り返し回数:何回繰り返すかという数値
          正の数であればなんでもOKだが、作成される文字の最大
          は32,000文字までに制限される。また、回数に小数を含
          む数値が指定された場合は、小数部は、切り捨てられ
          る。

  これらのことから、「●」や「★」「♪」は、次の式で求められることが
  分かりますが

    =REPT("●",INT(E8/10))
    =REPT("★",INT(F8/10))
    =REPT("♪",INT(G8/10))

  REPT("●",INT(E8/10))の引数2のINT関数(整数部を取り出す関数)は、
  REPT関数の繰り返し回数の仕様を見てもわかるように、INT関数でわざわざ
  整数部を取り出すまでも無く、切り捨てられますので、INT関数は不要にな
  ります。ですから、上記の式は次のように書くことができます。。

    =REPT("●",E8/10)
    =REPT("★",F8/10)
    =REPT("♪",G8/10)

  ・最後に、上記の式で求めた文字列の結合です。文字列の結合には
   CONCATENATE関数を使います。

   CONCATENATE関数:引数で指定された文字列を、結合してひとつの文字列にする。

    =CONCATENATE(文字列1,文字列2...,[文字列30])

   つまり、

  =CONCATENATE(REPT("●", E8/10),REPT("★",F8/10),REPT("♪",G8/10))

  となるのです。

 ・この式をセルH8に入力して、フィルハンドルをドラッグしてH18までコピーします。

今回は、ここまでになります。

表計算2級 課題2(その1)

2010年07月26日 11時36分22秒 | CS検定練習問題
前回のつづき、課題2の設問1~設問3の小問題(1)までの作成例です。

「課題2」関数式による表の完成
-----------------------------------
 「提供データの保存場所」からファイル「CS2PR」を開き、次に示す<各シー
 トの概要>をもとに、以下の設問に従って表を完成させなさい。


(手順1)提供ファイルを開く。
 ・「Office」ボタン→「開く」(またはCtrl+O)の順に選択します。
 ・表示されたダイアログボックスで、指定されたドライブ、フォルダ等を指
  定し、ファイル「C2S2PR」を開きます。


(手順2)設問1を行う。
 ・シート見出し「成績表」を選択し、セルA1をクリック、全角文字で受験番
  号を入力します。
 ・セルA2をクリック、受験者氏名をひらがなで、姓と名を続けて入力します。


(手順3)設問2を行う。
 ・シート「成績表」のセル範囲 J8:J18を選択します。
 ・「名前ボックス」をクリックし“合計”と入力します。
 ・シート「一覧表」のシート見出しをクリックし、アクティブシートを「一
  覧表」に切り替えます。
 ・セル範囲 A4:B10(シート「一覧表」)を範囲選択し、「名前ボックス」
  に“営業所”と入力します。
 ・セル範囲 D4:F14(シート「一覧表」)を範囲選択し、「名前ボックス」
  に“社員”と入力します。

 ※範囲名について、
  ・リボンで範囲名を登録する場合は、セル範囲を選択後、「数式」タブ
   「定義された名前」グループの「名前の定義」ボタンをクリックし、
   「新しい名前」ダイアログボックスを表示する。ダイアログボックス内
   の「名前」欄に範囲名を入力し、「OK」ボタンをクリックしダイアログ
   ボックスを閉じる。
  ・作成した範囲名を削除したり、修正したいときは「定義された名前」グ
   ループの「名前の管理」ボタンをクリックし、表示されたダイアログ
   ボックスで該当の範囲名の行を選択し「編集」ボタン、「削除」ボタン
   で行う。


(手順4)設問3を行う。
 小問1)セル範囲B8:B18に「営業所一覧」リストを参照して「営業所」を求める。
  この設問を言い換えると、次のようになります。

   シート「成績表」の「社員コード」に含まれる「営業所コード」を取り
  出して、シート「一覧表」の「営業所一覧」を検索して、一致する「営業
  書コード」の「営業所名」を表示する。

 この問題のポイントは2つです。順に解決していきましょう。

  ●1つ目 「社員コードから営業所コードを取り出す」

    ある文字列から、指定した桁数の文字列を取り出す代表的な関数には
   次のものがあります。
    RIGHT( 文字列 ,桁数 )
    LEFT( 文字列 ,桁数 )
   ○MID( 文字列 ,開始位置 ,桁数)

    この課題では、「営業所コード」は「社員コード」の3桁目から始ま
   り2桁もしくは3桁の文字列になる(営業所一覧の営業所コード参照)
   ので、文字列を取り出すための開始位置が指定できるMID関数を使いま
   す。

    シート「成績表」のセルB8を選択し、セルA8の「社員コード」からMID
   関数を使い「営業所コード」を取り出してみましょう。
    (対象) 文字列 :A8
    (取出し)開始位置:3桁目
    (取出す)桁  数:2桁 または 3桁

    =MID(A8 ,3 ,桁数)

    ・・・この問題では、いやらしいことに、取出す桁数が2桁と3桁の
   場合があります。桁数はどうやって指定しましょう?これも関数を使っ
   て解決できます。社員コードの内訳を見ると、営業所コードとその後ろ
   の入社年度の区切りに“_”があることが分かります。この“_”位置
   さえ分かれば、営業所コードの桁数が算出できるのです。

    (考え方の例)
     イ)AABBB-CCC
     ロ)AABB-CCCC
     ハ)AABBBB-C

     上記のようなコードから“B”の部分の桁数を算出する例を考えま
    しょう。ただし、“A”は2桁固定とし、“B”と“C”の区切りに
    “-”が必ず入力されているものとします。
     1)“-”が左端から何桁目にあるかを調べます。
       イ)は「6」桁目
       ロ)は「5」桁目
       ハ)は「7」桁目
     2)これらの文字列の左端から1)で求めた桁数分を取り出すと
       イ)AABBB-
       ロ)AABB-
       ハ)AABBBB-
     3)取出した文字列には“B”とは関係のない“A”(固定2桁)と区
      切り文字の“-”(1桁)が含まれているので、この桁数分を1)
      で求めた値から引いてあげればよいことが分かります。
     4)不要な桁数を引きます。
       (“-”の位置) - (“A”の桁数) - (“-”の桁数)
       イ)「6」-「2」-「1」=Bの桁数は 「3桁」
       ロ)「5」-「2」-「1」=Bの桁数は 「2桁」
       ハ)「7」-「2」-「1」=Bの桁数は 「4桁」

    では、区切り文字の位置は、どうやって知ることができるのでしょう?
    ここで、関数の登場です。FIND関数を使えば、特定の文字が左から何
    桁目にあるかを調べることができるのです。

    FIND(検索文字列,対象,(検索)開始位置)

    設問に戻ります。この問題では、位置を知りたい文字は“_”、対象
    は「社員コード」になるので、FIND関数は次のようになります。
     検索文字列:”_”
      対  象:A8
     開始位置 :1(桁目から)

     FIND("_", A8, 1)

    となります。シート「成績表」のセルB8に、この式を入力しセルB18ま
    でコピーし、各社員コード中の“_”の桁が正しく取得できているか確
    認しましょう。

さらに、不要な文字の桁数(先頭の2桁と区切り文字の1桁の計3文
    字)を引くことで、「営業所コード」の桁数を算出できます。

     FIND("_", A8, 1) - 3

    ですね。セルB8の式を上記のように修正し、セルB18までコピーし「営
    業所コード」の桁数が正しく取得できているか確認しましょう。

    これを、前述のMID関数の引数である「桁数」に記述することで、営業
    所コードを取り出すことができます。

     =MID(A8 ,3 ,FIND("_", A8, 1) - 3)

    セルB8を選択後、数式バーをクリックして、“=”と“FIND”の間に
   “MID(A8 ,3 ,”を追加、さらにFINDの数式の末尾に、MID関数の閉
    じかっこを追加して式を上記のように修正し、セルB18まで式をコピー
    しましょう。「営業所コード」が表示されるはずです。

  ※関数を手入力するのは大変ですが、複雑な式を少しずつ確認しながら作
   成していく、この方法が一番だと私は考えています。Excel2007からは
   「関数オートコンプリート」という機能が新たに追加されており、関数
   名を数文字入力するだけで「関数候補の一覧」が表示されるので、選択
   して入力するだけです。関数の手入力ができるようしっかり練習しま
   しょう。


  ●2つ目 「営業所一覧から特定の営業所コードに一致する営業所名を取り出す」

    特定の値をキーにして、一覧表から一致する値の情報を取り出す代表
   的な関数には次のものがあります。
    LOOKUP( 検索値 ,検索範囲 ,[,対応範囲])
   ○VLOOKUP( 検索値 ,範囲 ,列番号 [,検索方法])
    HLOOKUP( 検索値 ,範囲 行列番号 [,検索方法])

    検査値が、引数で指定される範囲(営業所一覧)の左端に縦方向に並
   んでおり、取り出したい値がその右側にあります。、こういった場合
   VLOOKUP関数の使用が一般的です。

   VLOOKUP関数は、引数「検索値」で指定される値で、引数「範囲」で指定
   されるセル範囲の左端の列を縦方向に検索し、引数「検索方法」で指定
   される条件(完全一致または近似値)に一致する行から、引数「列番
   号」で指定される列(引数「範囲」の左端から何列目の意)の値を取り
   出す(返す)関数です。

   この引数のうち解りにくいのが「検索方法」ですが、検索方法は一般に
   「論理値(True, False)で指定します。

    True:近似値を含めて検索する。検索値と完全に一致する値が見つか
       らない場合は、検索値未満のもっとも大きい値が返される。こ
       の条件を指定する場合は、「範囲」の検索列を昇順に並べ替え
       ておく必要がある。

    False:検索値と完全に一致する値を返す。一致する値がない場合はエ
       ラーを返す。

    この設問では、「営業所コードに一致する営業所名の表示」ですか
    ら、完全一致(False)を指定することになります。

    これらのことから、ここで作成するVLOOKUP関数は次のようになります。

    検索値 :MID(A8 ,3 ,FIND("_", A8, 1) - 3)
    範 囲 :シート「一覧表」のセル範囲A4:B10 (範囲名:営業所)
    列番号 :2 (営業所名は上記の範囲の左から2列目にある)
    検索方法:False (完全一致)

  =VLOOKUP(MID(A8,3,FIND("_",A8,1)-3),営業所,2,False)

    それでは、シート「成績表」のセルB8の式を上記のように修正してみましょう。
    
    シート「成績表」のセルB8をクリックして選択し、数式バーの“=”と
   “MID”の間をクリックしカーソルを表示します。
    「VLOOKUP(」を入力します。
    つづいて「MID関数」の閉じ括弧の後ろをクリックし、「,」を入力します。
    「数式」タブの「定義された名前」グループの「数式で使用」ボタン
    をクリックし「範囲名の一覧」から「営業所」を選択して入力します。
    さらに続けて「,2,False)」を入力します。
    最後に「Enter」キーを押して式を確定し、この式をセルB18までコピーします。

    どうです?営業所名が表示されましたか?いくつかサンプリングし
    て、シート「一覧表」の営業所名と見比べて、表示が正しいことを確
    認しておきましょう。

今回は、ここまでです。

平成22年度版CS検定 表計算2級作成例 その1

2010年07月24日 16時16分18秒 | CS検定練習問題
中央職業能力開発協会(JAVADA)主催 コンピュータサービス技能評価試験の平成22年度版検定試験概要 表計算2級にでている練習問題のExcel2007での作成例を、今回から不定期で(解答例を書くのは結構大変な作業なので・・・)掲載していきます。前回のExcel2003での作成例の掲載から約3年ぶりです。

なお、この作成例は、私の個人的なものです。

H22年度CS技能評価試験概要 表計算2級練習問題(Excel2007版)

「課題1」装飾・編集
-----------------------------------
 「提供データの保存場所」からファイル「C2S1PR」を開き、シート「Sheet1」に、以下の設問に従って表を完成させなさい。


(手順1)準備ファイルを開く。
 ・「Office」ボタン→「開く」(または CTRL + O)を選択します。
 ・「ファイルを開く」ダイアログボックスで、指定されたドライブ、フォル
  ダ等を指定し、該当するブックを開きます。


(手順2)設問1を行う。
 ・セルA1に受験番号を、セルA2に受験者氏名を「試験概要 P.3」の(3)解答
  にあたっての注意事項のイ.と、この設問で指定される条件沿って入力しま
  す。


(手順3)設問2を行う。
 ・入力モードを「直接入力」に切替、続いてセル範囲 D8:F13をドラッグし
  範囲選択をします。
 ・「見本」を見ながらテンキーで数値を該当セルに入力します。入力後14
  行目の合計とJ列の合計金額が見本と一致しているかを確認します。違いが
  あれば「入力ミスがある・・・」ということです。
 ・セル範囲 B7:J7、Ctrlキーを押しながらB14およびJ14を選択し、「ホー
  ム」タブ「配置」グループの「中央揃え」ボタンをクリックし、各セルの
  中央に配置します。
 ・セル範囲 B7:J14を選択し、選択した範囲内で右クリックし、ショート
  カットメニューから「セルの書式設定」を選択(「ホーム」タブ「セル」
  グループの「書式」ボタン→「セルの書式設定」を選択または、ショート
  カットキーの Ctrl+1 でも可)し「セルの書式設定」ダイアログボッ
  クスを表示します。
 ・「罫線」タブを選択し、“線のスタイル”から「二重線」を選択し、“プ
  リセット”の「外枠」をクリックし、「OK」ボタンでダイアログボックス
  を閉じます。
 ・セル範囲 B8:J13を選択し、選択した範囲内で右クリックし、ショート
  カットメニューから「セルの書式設定」を選択します。「罫線」タブで、
  “線のスタイル”を「点線」にし、ダイアログ右の罫線プレビューで「横
  線(中)」をクリックし点線に設定し「OK」ボタンでダイアログを閉じま
  す。
 ・セル範囲 D7:I14を選択し、上記と同様に「セルの書式設定」ダイアログ
  ボックスを表示します。“線のスタイル”を「点線」に、罫線プレビュー
  で「縦線(中)」をクリックし点線に設定し「OK」をクリックしダイアロ
  グボックスを閉じます。


(手順4)設問3を行う。
 ・「挿入」タブの「図形」ボタンをクリックし、「四角形」グループから
  “角丸四角形”を選択し、「Alt」キーを押しながらセル B3 の左上か
  ら J4 の右下の角までドラッグし図形を描きます。
 ・描いた図形を右クリックし、ショートカットメニューから「テキストの編
  集」を選択します。図形内にカーソルが表示されるので(色の関係で見え
  ないかもしれません)、“じゃばだカレーコーポレーション 年間販売実
  績”を入力します。
 ・入力した文字列をドラッグして選択(または、図形内にカーソルがある状
  態でCtrl+Aを押す)し、「ホーム」タブ「フォント」グループの“フォン
  トボックス”、“フォントサイズボックス”、“太字(B)”、“フォント
  の色”の各ボタンを使い、MSゴシック・14ポイント・太字・文字色黒に
  設定します。
 ・図形を選択した状態で(周囲にサイズ変更ハンドルが表示されている)、
  「書式」タブを選択し、「図形のスタイル」グループの「図形の枠線」ボ
  タンを使い“線の色を黒”、“線の太さを0.75”、「実線/点線」で“実
  線”を設定する。続けて、同グループの「図形の塗りつぶし」ボタンを使
  い“塗りつぶしの色”を白に設定します。
 ・図形の枠線を右クリックし、ショートカットメニューから「図形の書式設
  定」を選択しダイアログボックスを表示します。
 ・ダイアログボックス左から“テキストボックス”を選択し、“テキストの
  レイアウト”の“垂直方向の配置”ドロップダウンリストから「中心」を
  選択し「閉じる」ボタンでダイアログボックスを閉じます。


(手順5)設問4を行う。
 ・セル範囲 M9:R14を選択し「ホーム」タブ「クリップボード」グループの
  「コピー」ボタンをクリック(または右クリック→「コピー」)します。
 ・セル D18 をクリックして選択し、「クリップボード」グループの「貼り
  付け▼」ボタンをクリックし、表示された一覧から「行列を入れ替える」
  をクリックします。つづけて「Esc」キーを押し、コピーモードを終了しま
  す。
 ・L列~R列の列番号上をドラッグし、選択した列番号上で右クリック。 
  ショートカットメニューから「削除」を選択し、L列~R列を削除します。
 ・セルJ18をダブルクリックし、“セルの編集状態”にします。カラーリファ
  レンスが表示され、緑の枠が「単価」ではなく、「メニュー」を選択して
  いることが分かるので、この緑の枠線をドラッグして隣の単価のセルへ移
  動します。さらに「合計金額」の式の単価のセルへの参照方法が絶対参照
  になっているため、これを相対参照に修正します。式中の「単価」を参照
  しているセル番地「$C$18」をクリックし、カーソルをこのアドレス内に
  表示し「F4」キーを数回押しセル参照を相対参照にし、「Enter」キーを押
  し式を確定します。
 ・セルJ18を選択し、フィルハンドルをドラッグし、セルJ23まで式をコピー
  します。


(手順6)設問5を行う。
 ・セル範囲 B8:B13を選択します。
 ・選択範囲内で右クリックし、ショートカットメニューから「セルの書式設
  定」を選択します。続けて「配置」タブを選択し「横位置」のドロップダ
  ウンリストから“均等割り付け(インデント)”を選択し、「OK」ボタン
  をクリックしてダイアログボックスを閉じます。
 ・条件付き書式の設定を行います。
  セル範囲 B8:B13を選択し、「ホーム」タブ「スタイル」グループの「条
  件付き書式」ボタンをクリックし、表示された一覧から「ルールの管理」
  を選択します。
 ・表示されたダイアログボックスで「新規ルール」ボタンをクリックしま
  す。続いて「ルールの種類の選択で「数式を使用して、書式設定するセル
  を決定」を選択します。
 ・“ルールの内容を編集してください”の“次の数式を満たす場合に値を書
  式設定”欄に、次のように入力します。(「」の入力は不要。入力は半角
  で!)
   「 =$J8>=80000 」
  さらに、「書式」ボタンをクリックし「セルの書式設定」ダイアログボッ
  クスの「フォント」タブを選択し「フォントの色を“赤系”」、「スタイ
  ルを“太字 斜体”」に設定し、「OK」ボタンをクリックし「セルの書式
  設定」ダイアログボックを閉じます。続けて「OK」ボタンをクリックし
  「書式ルールの編集」画面も閉じます。
 ・二つ目の条件付き書式を設定するため、「新規ルール」ボタンをクリック
  します。
 ・一つ目の条件の時と同様に「数式を使用して、書式設定するセルを決定」
  を選択し、次のように数式を入力します。
   「 =$J8<=30000 」
  さらに、「書式」ボタンをクリックし「セルの書式設定」ダイアログボッ
  クスの「塗りつぶし」タブを選択し「背景色を“青系”」に設定し、
  「OK」ボタンをクリックし「セルの書式設定」ダイアログボックを閉じま
  す。続けて「OK」ボタンをクリックし「書式ルールの編集」画面も閉じま
  す。
 ・「OK」ボタンをクリックし「条件付き書式ルールの管理」ダイアログボッ
  クスを閉じます。


(手順7)設問6を行う。
 ・セル範囲 B7:J14を選択し、「ホーム」タブ「クリップボード」グループ
  の「書式のコピー/貼り付け」ボタンをクリックします。
 ・セル範囲 B17:J24をドラッグします。
 ・B列の列番号を右クリックして、ショートカットメニューから「列の幅」を
  選びます。幅に「14」を入力して「Enter」を押します。同様の手順で列
  C:列Iまでの列幅を「7」に、J列の列幅を「10」に設定します。
 ・行番号7:14とCtrlキーを押しながら行17:24(設問にはこの範囲の指定が
  ありませんが多分誤植でしょう)を選択します。 選択範囲内の行番号の
  上で右クリックし、ショートカットメニューから「行の高さ」を選択しま
  す。高さに「15」を入力し「Enter」を押します。


(手順8)設問7を行う。
 ・完成したブックを「課題1PR」(英数字も全角)の名前で、指定された
  ドライブ装置の「解答」フォルダ内に保存します。


以上、課題1の終了です。

表計算2級課題4

2007年11月26日 23時29分23秒 | CS検定練習問題
「課題4」ファイル「C2S4PR」を開き、以下の設問に従ってグラフを完成させなさい。

(手順)
  1.セル範囲B6:D19,G6:H19,K6:L19を選択し、ツールバー「グラフウザ
    ード」ボタンをクリックします。

  2.「グラフの種類」で、「集合縦棒」を選択し、「次へ」ボタンをクリック
    します。

  3.「グラフの元データ」で、系列が「列」になっていることを確認し、「次
    へ」ボタンをクリックします。

  4.「グラフオプション」画面の「タイトルとラベル」タブでグラフタイトル
    に「適当な文字(例えば あ 等)」を入力します。つづけて、数値軸ラ
    ベルに「平均気温:℃」を入力します。

  5.「凡例」タブを選択し、表示位置を「下」に設定し、「次へ」ボタンをク
    リックします。

  6.「グラフの作成場所」画面で、「オブジェクト」にチェックをし「sheet1」
    が選ばれていることを確認し、「完了」ボタンをクリックします。

  7.グラフをの位置・サイズを設問1で範囲・大きさに調整します。
    指定されるセル範囲B22:L41の範囲

  8.グラフエリア上の文字をすべてMSPゴシックの10ポイントに設定します。
    グラフエリアをダブルクリックし、書式設定画面を表示し、「フォント」
    タブを選択、フォントの種類を「MSPゴシック」、サイズを「10ポイント」
    さらに、「自動サイズ調整」を「OFF」に設定し「OK」ボタンをクリックし
    ます。

  9.グラフタイトルをセルB4の文字列とリンクさせて表示するよう設定します。
    グラフタイトルをクリックして選択し、数式バーをクリックし半角の「=」
    を数式バーに入力し、セルB4をクリックします。その結果、数式バーには
    「=Sheet1!$B$4」が表示されるので、「Enter」キーを押します。これでリ
    ンクされ、グラフタイトルには「世界平均気温と降水量」と表示されます。

 10.グラフタイトルをダブルクリックし「書式設定」ダイアログボックスを表
    示させ、「フォント」タブを選択し、「MSゴシック」「14ポイント」「太
    字」の設定を行い、続いて、「パターン」タブを選択します。「輪郭なし」
    「領域なし」に設定し、「OK」ボタンをクリックします。これでグラフタ
    イトルの設定は終了です。

 11.凡例をダブルクリックし、「書式設定」ダイアログボックスを表示させ、
    「パターン」タブで、「輪郭なし」「領域なし」に設定し「OK」ボタンを
    クリックします。これで、凡例の設定は終了です。

 12.数値軸ラベル「平均気温:℃」をドラッグし、数値軸の上に移動し、数値
    軸周囲の境界線をダブルクリックし「書式設定」ダイアログボックスを表
    示します。「配置」タブを選択し、「方向」で文字列を横(角度0度)に
    設定し「OK」ボタンをクリックします。さらにラベルの位置を調整します。

 13.グラフツールバーを使い「系列ホノルル降水量」を選択し、書式設定ボタ
    ンをクリックし「書式設定」ダイアログボックスの「軸」タブで「第2軸」
    を設定し「OK」ボタンをクリックします。同様に「系列サンパウロ降水量」
    を選択し「F4」キーを押します。次に「系列モスクワ降水量」を選択し
    「F4」キーを押します。

 14.グラフエリアを選択し、グラフメニューから「グラフオプション」を選択
    します。
    「タイトルとラベル」タブで「第2数値軸ラベル」欄に、降水量:mm」と
    入力し「OK」ボタンをクリックします。上記12番と同様の手順でラベル
    を第2数値軸の上に移動し、横書きに設定し位置調整を行います。

 15.平均気温のグラフを折れ線グラフに変更します。
    グラフツールバーを使い「系列ホノルル平均気温」を選択し、グラフツー
    ルバーのグラフの種類ボタンで「折れ線グラフ」を指定します。続いて、
    「系列サンパウロ平均気温」を選択し「F4」、「系列モスクワ平均気温」
    を選択し「F4」キーを押して折れ線グラフに変更します。

 16.主軸(数値軸)メモリラベルをクリックして選択し、ツールバーの小数点
    表示桁下げボタンを1回クリックし、主軸の表示形式を小数点以下の桁数
    0桁の表示に変更します。

 17.項目軸ラベルをダブルクリックし、「(項目)軸の書式設定」ダイアログ
    ボックスを表示させ、「パターン」タブを選択します。「メモリラベル」
    を「下端/左端」にチェック、「メモリの種類」を「なし」にチェックし、
    「OK」ボタンをクリックします。

 18.グラフエリアをダブルクリックし、「書式設定」ダイアログボックスを表
    示します。
    「パターン」タブで輪郭の「角を丸くする」にチェックをつけます。
    続けて領域の「塗りつぶし効果」ボタンをクリックし「図」タブを選択し
    ます。
    「図の選択」ボタンをクリックし、sekai.jpg を選択し「挿入」ボタンを
    クリック「OK」「OK」とクリックし、図をグラフエリアの背景に挿入しま
    す。

 19.プロットエリアをダブルクリックし、領域を「なし」に設定し「OK」ボタ
    ンをクリックします。

 20.設問3に従い、印刷に関する設定を行います。
    セル範囲B4:L41を選択し、「ファイル」メニューから「印刷範囲」→「印
    刷範囲の設定」の順に選択し、印刷範囲を設定します。

 21.標準ツールバーの「印刷プレビュー」ボタンをクリックします。印刷プレ
    ビュー画面の「設定」ボタンをクリックします。
    「ページ」タブの拡大縮小印刷で「次のページ数に合わせて印刷」にチェ
    ックし縦横とも1ページに設定します。つづけて「余白」タブを選択し上
    下左右の余白を各「2.5cm」に、「ページ中央」の「水平」「垂直」ともに
    チェックをつけます。
    さらに、「ヘッダー/フッター」タブを選択し、ヘッダーの右側に「日付」
    ボタンをクリックし本日の日付を、フッターの中央に「比較:平均気温と
    降水量」と入力します。

 22.設問4に従い、受験番号と氏名を指定のセルに、設問5に従い指定の場所に
    指定の名前で保存して終了となります。


これで、表計算2級 課題4まで全問解答の一例の終了です。
ながかったぁ~~。


表計算2級課題3 第2回

2007年11月17日 09時47分49秒 | CS検定練習問題
課題3-設問2 次の指示に従い、集計を行いなさい。
 <集計作業用シートの作成>
 ●新規シートをシートの末尾に挿入し、シート名を「集計」に変更すること。
 ●シート「一覧表」のセル範囲B6:H47を、シート「集計」のセルB2以降に貼り付
  けること。

 <手順>
  ・シート「分析」のシート見出しを右クリックし、ショートカットメニューから
   「挿入」を選択し、「挿入」ダイアログボックスの「標準」タブでワークシー
   トをダブルクリックします。または、シート「分析」のシート見出しをクリッ
   クし、メニューの「挿入」→「ワークシート」の順に選択し新規ワークシート
   を挿入します。

  ・挿入されたワークシートのシート見出しをドラッグし、シート「分析」の右
   (シートの末尾)に移動します。

  ・挿入したワークシートのシート見出しをダブルクリックし、シート名に「集
   計」と入力します。

  ・シート「一覧表」を選択し、設問1で設定したフィルタオプションを解除しま
   す。手順は、メニュー「データ」→「フィルタ」→「すべて表示」です。

  ・一覧表のセル範囲B6:H47を範囲選択します。表内のセルをクリック(表内で
   あれば、どのセルでも可)し、「CTRL+*」を押します。
    
    他に、表全体の選択方法として、
     1) セルB6をクリックし、「CTRL+SHIFT+↓」、つづけて「CTRL+
       SHIFT+→」
     2) セルB6をクリックし、「End」キーを押してから「Shift+↓」、続
       けて「End」キーを押してから「Shift+→」
    というショートカットキー操作もあります。

  ・シート「集計」にコピー・貼り付けをします。「CTRL+C」を押し、続けて
   シート「集計」のセルB2をクリックし「Enter」を押します。

  ・シート「集計」のB列からH列までを選択し、列番号の境界線をダブルクリッ
   クし、列幅の自動調整を行います。

 <集計>
 ●シート「集計」において、「エリア」を基準にして「徒歩(分)」及び「価格
  (万円)」の平均を集計すること。ただし、集計を行う際の並び順は、次の条
  件になるようにすること。
  なお、シート「集計」における作業後の表の状態については不問とする。
  (条件)
    第1に優先するもの  エリア(降順)

  <手順>
  ・シート「集計」の表内のH列(エリアフィールド)のセルをクリックします。

  ・「標準」ツールバーの「降順で並べ替え」ボタンをクリックし、エリアの降
   順で表の並べ替えを行います。

  ・表内のセル(表内であればどれでも可)をクリックし、メニューから「デー
   タ」→「集計」の順に選択します。

  ・「集計の設定」ダイアログボックスで、
     「グループの基準」  :エリア
     「集計の方法」    :平均
     「集計するフィールド」:徒歩(分)、価格(万円)にチェック
   と設定し、「現在の集計表と置き換える」にチェックが付いていることを確
   認し、「OK」ボタンをクリックします。


 ●シート「分析」のセル範囲L5:M10の該当欄に、集計結果を解答すること。ただ
  し、「徒歩(分)」の表示形式を、小数点以下の桁数が1桁の表示にすること。

  <手順>
  ・シート「分析」を選択し、エリア別平均の表を見て何をコピーしたらよいか?
   を確認します。

  ・シート「集計」を選択し、行番号左のアウトライン上のレベル番号「2」を
   クリックし、エリア平均と全体の平均のみを表示にします。

  ・セル範囲E8:E49とH8:H49を「CTRL」キーを押しながら選択し、「CTRL+G」
   キーを押します(または、メニュー「編集」→「ジャンプ」)。

  ・表示された「ジャンプ」ダイアログボックスで「セルの選択」ボタンをクリッ
   クし「可視セル」にチェックをつけ、「OK」ボタンをクリックします。
   
   ※アウトラインが表示されている表で範囲選択すると、見えているセルだけ
    でなく、折りたたまれて見えないセルも選択されてしまいますが、このよ
    うな場合ジャンプ機能で「可視セル」を選択することで、表示されている
    セルのみを選択することができます。

  ・指定範囲をエリア平均表にコピー・貼り付けを行います。
   「CTRL+C」を押し、シート「分析」のセルL5をクリックし、「ENTER」を押し
   ます。

  ・表の罫線の一部が消えるので、書式設定ツールバーの「罫線」ボタンで「格
   子」を選び線を引きなおします。

  ・シート「分析」のセル範囲L5:L10(徒歩フィールド)を選択し、「書式設
   定」ツールバーの「小数点表示桁上げ/桁下げ」ボタンを使い、小数点以下
   の桁数が1桁となるよう設定します。

 設問3 受験番号、氏名を指定どおり入力します。

 設問4 指定の場所に指定の名前で保存します。

  ※「名前をつけて保存」は、「F12」キーが便利です。「F12」を押すと「名前
   をつけて保存」ダイアログボックスが表示されます。
   また、上書き保存は「CTRL+S」が便利です。押した瞬間に上書き保存が実行
   されます。

以上で、課題3の終了です。

次回は、課題4グラフの問題で最後になります。

表計算2級課題3

2007年11月16日 17時28分33秒 | CS検定練習問題
2日ほど前に風邪をひいたらしく、微熱があり更新を休んでおりました。今日は、少し調子が戻ってきたので、課題3をやってみようと思います。

課題3データ処理
 設問1 次の指示に従い、抽出を行いなさい。

 <抽出1>
 ・シート「分析」のセルB5以降に、シート「一覧表」から「価格(万円)」が
  上位5位に該当するデータを抽出すること。

  <手順>
   ・物件一覧表内のセルをクリック(表内であればどのセルでも可)しアクテ
    ィブセルにします。
   ・「データ」→「フィルタ」→「オートフィルタ」の順に選択します。
   ・セルH6の「価格(万円)」フィールド名横のボタンをクリックし、トップ
    テンを選択します。
   ・「表示」欄に、「上位」「5」「項目」を設定します。
   ・抽出された5行(セルB7:H43)を選択し、「CTRL+C(コピー)」を押し
    ます。
   ・シート「分析」を選択し、セルB5をクリック、「CTRL+V(貼り付け)」を
    押します。
   ・シート「一覧表」を選択し「Esc」キーを押し、コピーモードを終了しま
    す。

 ・抽出したデータを「価格(万円)」の高い順に並べ替えること。

  <手順>
   ・シート「分析」の抽出した表のH列のセルをクリックし、アクティブセル
    にします(例えばH5とか)。
   ・「標準」ツールバーの「降順で並べ替え」ボタンをクリックし、価格の
    降順に並べ替えます。

 <抽出2>
 ・シート「分析」のセルB19以降に、シート「一覧表」から、次の条件(1)をすべ
  て満たすデータ及び条件(2)をすべて満たすデータをを、タイトル行を含めて
  抽出すること。ただし、タイトル行はセル範囲B19:H19に作成すること。

  条件(1)エリアが東京(東京23区内または東京市部)
       「価格(万円)が4000万円以上6000万円未満の物件
  条件(2)エリアが神奈川県
       「徒歩(分)」が10分未満
       「ペット可」が○となっている物件

  <手順>
   ・シート「分析」のセル範囲B4:H4を選択し、セル範囲B13:H13(12行目の
    ↓抽出条件作成の1行下)にコピーします。
   ・条件を入力します。(解答例参照のこと)
     シート「分析」14行目
      「エリア」   :東京* (意味:エリアが東京で始まる文字列)
      「価格(万円)」:>=4000 (意味:価格が4000以上)
      「価格(万円)」:<6000 (意味:価格が6000未満)      シート「分析」15行目
      「エリア」   :神奈川県(意味:エリアが神奈川県)
      「徒歩(分)」 :<10  (意味:徒歩が10より小さい)       これも、同じ行に書かれているのでAND条件になります。

     14行目と15行目の条件は違う行に書かれているので、14行目の条件と
     15行目の条件はOR(または)条件となります。

     この条件全体の意味は、エリアが東京(23区内、市郡含む)でがつ価格
     が4000万以上6000万未満の物件または、エリアが神奈川でかつ徒歩10分
     以内かつペット可の物件を抽出する。ということです。

   ・シート「一覧表」を選択し、「オートフィルタ」を解除します。
     「データ」→「フィルタ」→「オートフィルタ」
   ・表内のセル(表内であればどれでも可)を選択し「データ」→「フィルタ」
    →「フィルタオプション」の順に選択します。
   ・「フィルタオプションの設定」ダイアログボックスで「抽出先」が”選択
    範囲内”になっていることをを確認します。
   ・「リスト範囲」は自動的に設定されます(確認はしてください)。
   ・「検索条件範囲」欄をクリックし、シート「分析」のセル範囲B13:I15(
    抽出条件)を選択し指定します。
   ・「OK」をクリックします(抽出が行われます)。
   ・シート「一覧表」の抽出されたデータを範囲指定(B6:H43)し、「CTRL
    +C(コピー)」、シート「分析」のセルB19をクリックし「CTRL+V(貼
    り付け」を押してコピーします。
   ・シート「一覧表」を選択し、「Esc」キーを押し、コピーモードを終了し
    ます。

 ・抽出したデータを「価格(万円)」の高い順に並べ替えること。

   ・シート「分析」の抽出表内のH列(価格)のセルのどれかをクリックし、
    標準ツールバーの「降順で並べ替え」ボタンをクリックし並べ替えます。

 以上で、課題3-設問1の終了です。次回は設問2を行います。

表計算2級課題2 第6回(課題2のやっと最終回)

2007年11月13日 10時27分22秒 | CS検定練習問題
課題2
 設問2-(8)セルI22に、「成績合計」が全体の平均以下である社員数を求めるこ
      と。

 成績合計の平均はセルJ19、成績合計はセル範囲J8:J18(範囲名:合計)になります。特定のセル範囲内に数値が入力されているセルの個数を数えるにはCOUNT関数、また、空でないセルの個数を数えるにはCOUNTA関数、今回のように”平均以下”というような条件付でセルの個数を数えるには、COUNTIF関数を使います。

 COUNTIF関数の仕様
  引数1で指定されるセルの範囲内において、引数2で指定される条件に合致する
 セルの個数だけを数えてその結果を返す。

  書式:=COUNTIF(範囲,検索条件)

  範  囲:セルの個数を求めるセル範囲を指定します。

  検索条件:計算の対象となるセルを定義する条件を、数値、式、または文
         字列で指定します。
         式および文字列を指定する場合は、">32"、"Windows" のよう
         に、半角のダブルクォーテーション (") で囲む必要がありま
         す。(セル参照と比較する場合は、">="&D10 のように、比較
         の記号部分をダブルクォーテーションで囲み、セル参照と&
         で繋いで書きます)

 このことから、式は
  =COUNTIF(J8:J18,"<="&J19)
 となり、J8:J18には範囲名「合計」がつけられているので、セルI22は
  =COUNTIF(合計,"<="&J19)
 となります。


 設問3 シート「成績表」のセル範囲B22:B23 の表示形式を、「第○位」とな
     るように設定しなさい。

  ユーザー定義書式を設定します。

 ・セル範囲B22:B23を選択します。
 ・「書式」→「セル」(または、CTRL + 1 キーを押す)を選択します。
 ・表示形式タブを選択し、分類から「ユーザー定義」を選択します。
 ・「種類」のテキストボックスに「"第"#"位"」または「"第"0"位"」と入力し、
  「OK」をクリックします。

  ユーザー定義書式の書き方等については、説明を書くととても長くなるので
  http://www.eurus.dti.ne.jp/~yoneyama/Excel/user_set.htm など、解説
  しているWebサイトが多数あるので、これらを参考にしてください。


 あとは、設問4で「受験番号」「氏名」を指定のセルに入力し、設問5で指定された場所に、指定の名前で保存すれば、問題2の終了です。

 ・・・あと2問かぁ・・・。