
毛質に合わせた日常の手入れと、ペット・カットの場合をご紹介します。
ボロニーズの毛質は、少し縮れた柔らかいウェーブ状であり、頭部から尾や脚にかけ
全身が長毛で覆われています。
下毛のないシングルコートのため、抜け毛が少なく毛がどんどん伸びていくタイプでは
ないので手入れは比較的簡単です。
ただし、毎日のブラッシングは欠かせません。皮膚の血行が良くなり、健康状態を
チェックすることができるからです。コームで被毛の手入れをこまめにして、毛玉になるのを
防ぎます。特に耳の付け根、脇、顎の下など毛玉ができやすいので念入りにします。耳は
全体に長毛が覆っているため、優しくていねいにコームでとかします。
肛門の周りは、排泄などで汚れやすいので毛は短くカットします。また、目に入りやすい毛も
カットするか頭の上で結ぶとよいでしょう。爪の間や、パッドの伸びた毛もカットします。
そして、目や口の周りは汚れやすいのでガーゼなどで常時拭いてください。
耳の内部は、綿棒で掃除しますがあまり奥にいれないようにていねいに手入れをします。
歯は毎日、専用のブラシやガーゼで手入れをします。
ボロニーズの自然体は魅力的だと言われていますが、ドッグショーに出陳しないのであれば
ペット・カットで変化を楽しむ飼い主さんもいらっしゃいます。
モデル犬の(画像を参照ください)Oさんのご愛犬、愛称そら君の自然体とペット・カットは
まったく異なっていますが、どちらも上品かつ愛らしいと大好評です。
3週間に1回の割合で担当のトリマーさんでお手入れをされるとのこと。今回は、頭に
すきばさみを使って、ボリューム感をだすとか、耳の毛を流れるようにして部分的に伸びた毛を
カットするとか、長毛を生かしてネックラインの背を滑らかに流れるようにセットされて
いるとのことです。