イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

玉ねぎ

2009年05月04日 18時40分06秒 | イタリア・食
色々と慣れない事が続き、ちょっと疲労・・・
あまりの眠さに耐えられず、お昼寝してしまいました

ネタは色々有るのですが、今日は軽めに・・・
今はまっているこちら↓を紹介

Cipolla 玉ねぎです。
ネギみたいなんですけどねぇ・・・

最初はいつものMercato(市場)の八百屋で発見。
私一人なら、あまり興味を示さないのだが、友人が「これどうやって食べるのか?」と言い出し、おじさんに聞いてみた。
イタリアではよくこうして未知のものに手を出している。
「薄く切って塩コショウ、オリーブオイルで和えるだけ」ということなので、試に買ってみた。
これが驚くほどおいしい
調度日本から来ていたお客様も大歓迎!

それから連日晩酌の友になっていたのだが、先週末Santa Croceの広場で開かれていた、Mercato(物産展みたいなタイプ)で再会。しかしこちらには
Cipolla di Certaldoと書かれていた。

ず~と疑問だった、「この玉ねぎは一体どこまで食べれるのか?」とおばちゃんに聞いてみると、「全部」との答え。「魚料理にもいいわよ」
ここでも料理の先生は、売り場の人たち。
更に、「チェルタルドの玉ねぎは、ボッカッチョのデカメロンにも出てくるほど有名なのよ」
恐るべし、玉ねぎ!
ボッカッチョも食べた(かどうかまでは不明だが)玉ねぎをもちろんご購入・・・

玉ねぎについていた説明によると
"Certaldo,come voi forse avete potuto udire,e' un castel di Val d'Elsa posto nel nostro contado...con cio' sia cosa che quel terreno produca cipolle famose per tutta Toscana"(Giovanni Boccaccio,Decamoron,10-Ⅵ)

「チェルタルド、多分あなたたちも聞いたことが有るでしょう、私たちの領地内Val d'Elsa・・・あの有名な玉ねぎでトスカーナ全域に名をはせた街」
とあるらしい
水にさらさなくても、充分甘くて、日本人好みのこの玉ねぎ、しばらく虜になりそうだ


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