イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

オペラi Puritani(清教徒)

2015年02月11日 10時42分56秒 | イタリア・音楽

月曜日に試験が終わってから、また怠け者に戻っています。
今日は図書館に行こうかなぁと思ったものの、またこうしてPCの前にいます。
これが良くないんだよねぇ・・・ということで明日ぐらいからがんばります。
ってぐらい・・・あれ?絵文字が出ない。

さて、ストレスが去り、つかの間の休息になるとあちらこちらからお声がかかり、控えていた外食も今週は続きそうです。
昨日は珍しく(笑)友達と一緒にオペラを観に行ってきました。
一人は日本から遊びにきている友人で、彼女のチケットを買いに行った時、隣にいた見知らぬおじさんがCoopカードを貸してくれたお陰で、チケットが半額になった、という話はしましたっけねぇ・・・
ここではしていないようですね。
窓口に行ったら、「Coopカード持ってる?」と聞かれ「持ってない」と答えたら、隣にいたおじさんが「僕のでいい?」と貸してくれて、友人のチケットが半額で変えたんです。
見ず知らずの他人ってことは窓口のお兄さんも分かっているのに、何も言わないところがイタリアだなぁ・・・とちょっと心が温まった日。
そうあの日雪が降ったんでした。

さて、劇場に向かう前にアペリティーボをしようということで、少し早めに出たのですが、なんとお目当てのお店は2軒ともお休み。
1軒はこの時期は観光客も少ないので、長期のお休みを取ったり、工事を入れたりするところが多いのですが、まさに工事中・・・
そしてもう1軒は火曜日定休日でした。
仕方がなく、最後の切り札で向かったのがこちら

昔の市民劇場のそばにあるgastronomia(食材店)
昼用に作ったものなので、パスタとかは・・・
でも適当に頼んでワインも一杯ずつ飲んで1人10ユーロだから悪くない。
特におじさんの愛想がと~てもよかった。
近所に有ったら、食材買いに通いそうな感じ。

Fantasie gastronomiche
via Montebello 27-29/r
夜9時までやっているそうです。

そしてこのままだと眠くなりそうなのでコーヒーを飲みに
ついついこれも・・・
 
昨年果たせなかったSchiacciata alla fiorentinaの食べ比べ。
今年はがんばるぞ~ってそんなことがんばるな。

と、ここからが本題です。

今回はBelliniのI Puritani(清教徒)です。
この演目は難しいので、演奏会するが少ないと聞いていたのでとっても楽しみでした。

舞台美術も周りからはあまり良い評判を聞かなかったのですが、
私は好きだな。
でもちょっとおどろおどろしい感じ。
教会の中をイメージし、キュビズムか未来派みたいな感じで教会を見上げる感じの舞台。
舞台に非常に傾斜が付いていて立体感がすごく出ていました。

またこの日はRiccardoの役が韓国人だったので、会場に東洋人が多いこと多いこと。
それにしてもこの数年韓国人の活躍はここのところ目覚しい。
昨年も2、3作品に韓国人の名前があったなぁ。
どの人も男性ですが。
同じ東洋人として、入りにくいオペラの世界で活躍している彼を見ながら微笑ましい気分と
何で日本人は???
という気分になります。

ということで今回は歌をやってる友人も一緒だったので聞いて聞いてみると、やはり日本語にはパンチが足りないのではと。
母国語ってどうしても影響しますからねぇ。
同じ東洋人でも、韓国語、中国語はやはり強いですからねぇ・・・
Julian Kimという人でしたが、友人曰く外国人特有の訛りもないし、体格も引けを取らないし、すばらしかったです。
その他は・・・主役?のArturoが駄目でしたねぇ。残念!

それから、coro(合唱)も良かったですね。
あれくらい揃うと迫力が違いますね。
色々な点を考えてもこの作品は"聴く"オペラなので、やはりそこらへんは外せないでしょうねぇ。
いやいや、楽しい一晩でした。

ということで(関係ないじゃん)今日はこれからフィレンツェで一番おいしいといわれているSchiacciataを食べに行ってきます。
 



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