Sobre 温暖化

温暖化・エネルギー関連の情報、活動紹介。
*ここに書くことは個人の意見で所属団体の主張等とは一切関係ありません!

川崎 Stop 温暖化展

2007年02月26日 | Weblog
FoE Japanの『化石燃料恐竜』君が24日、25日に川崎駅の地下街に現われました!!

約3mの身長、首からは「ゼツメツ!!」の垂れ幕、体中には自動車や飛行機、パイプラインや石油プラットホームなどの化石燃料に関連するものをひっつけて、エネルギー問題と温暖化の危機を訴えました。市民はその存在感にびっくり!!



このお馴染みの「化石燃料恐竜」君に加え、今回は「グリーンドラゴン」君(再生可能エネルギーや省エネを推進するドラゴン)のキュートなカードに、市民の皆さんに「自分のできること」を書いてもらい、川崎市の地図に貼り付けていきました。想像以上に参加者が多く、用意していた地図は1日目にいっぱいになり、2日目用を急遽増やしました。

化石燃料恐竜クイズに参加してくれた市民は2日間で約640人、グリーンドラゴンカードには550人も参加してくれました!!グリーンドラゴンカードの貼られた地図は、市民メッセージとして川崎市に提出されました。

今回、FoE Japanのブース、ステージ(温暖化講座1日2回×2日間)には、学生や社会人のインターンやボランティアさんが大活躍しました!準備段階のパネル作りの企画から、製作、当日の市民の皆さんへの説明まで主体的に関わっていただき、とてもわかりやすく、楽しいブースになったと思います。

これからも温暖化防止に取り組む仲間をたくさん増やしていきたいです!!

Lohas ライブ&トーク

2007年02月20日 | Weblog
昨日19日、大手町カフェで、Marunouchi イルミネーション・グリーン化キャンペーン“Lohas ライブ&トーク”「グリーンな音と光ですごす丸の内冬のゆうべ」が開催されました。

ナチュラルハイ(Official HP http://www.naturalhighweb.com/
のライブと丸の内のイルミネーションのグリーン化実行委員会のみなさんのトークという組み合わせ。
 
会場は満員の大盛況でした。 
いつも固くなりがちの環境イベントもナチュラルハイの癒しの音楽と、大手町カフェの柔らかくもスタイリッシュな空間のおかげで、終始和やかな雰囲気をもてました。それに今回はこれまでのFoEや環境団体のイベント参加者層とは異なる客層。ナチュラルハイのファンの方にもグリーン電力のことを知ってもらい、興味を持ってもらえたことが何よりです。今後は新しい層への啓発活動としてこのようなコラボレーション企画も増やしていきたいですね。

FoE温暖化関連イベント紹介

2007年02月19日 | Weblog
◎☆LOHAS ライブ&トーク☆
楽しみながらグリーン化に協力いただけるチャリティ・ライブ&トー
クを開催いたします。

冬の夜のひととき、ナチュラル・ハイのLOHASな音楽でくつろぎ、このキャン
ペーンの 関係者たちが語る「環境のまちづくりの面白さ」に耳を傾けてみま
せんか。

【日時】2月19日(月)19:00~21:00
【会場】大手町カフェ (東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル1階)
     http://www.o-cafe.com/index.php#
※出演者プロフィールはこちら
http://www.foejapan.org/lifestyle/energy/greenlights_event_live.html

【参加費】1000円(グリーン電力証書協力金含む、ドリンク付)
【定員】 80名
【申込み】下記フォームより2月17日(金)までにお申込みください。
     ただし定員になり次第受付を終了させていただきます。
      http://www.foejapan.org/event/event_form.html 


◎川崎発ストップ温暖化
*化石燃料恐竜ブースでは、FoEのボランティアが企画から運営まで大活躍しています!

1 日時:平成19年2月24日(土)・25日(日)11時~17時
2 場所:川崎地下街アゼリア(スタジオアゼリア及びサンライト広場)
  JR川崎駅東口、京急川崎駅からすぐ・ラゾーナ川崎プラザ(プラザソル・ルーファ広場)及び西口バスターミナル予定地
3 川崎地下街アゼリア会場
(1)展示
 ・環境と経済の好循環モデル事業の紹介
 ・かわさき地球温暖化対策推進協議会の取組
   家庭でできる地球温暖化対策
   事業者の環境配慮の取組、環境配慮製品の展示
   国際環境施策、川崎市建築物環境配慮制度、環境教育等の紹介
 ・化石燃料恐竜の展示、説明(FoE Japan)
 ・エコタウンの紹介
 ・エコランカー
(2)ステージイベント
 ・市立小学校の環境配慮行動の発表(宮前小学校・南菅小学校)
 ・かわさき子ども会議エコ部会の発表
 ・私のうちエコ宣言(参加賞あり)
 ・グリーン電力コンサート
 ・化石燃料恐竜と考える地球温暖化セミナー(FoE Japan)
4 ラゾーナ川崎プラザ会場
(1)シンポジウム:「環境技術の進展による地球温暖化防止」(要申込み)
 2月24日13時~16時(会場:ラゾーナ川崎プラザソル)
(2)「おもしろ実験室」(要申込み)定員150名
 2月25日11時~12時30分(会場:ラゾーナ川崎プラザソル)
  市立学校の先生が科学の実験を通して、地球温暖化についてお子さんにもわかりやすく解説します。
(3)「おもしろ工作室」(要申込み)小学校高学年の親子30組
 2月25日14時~16時(会場:ラゾーナ川崎プラザソル)
  太陽光で走るソーラーカー模型作りを通じて太陽光電池のことがわかります。
(4)ラゾーナ川崎プラザルーファ広場ステージ
 ・私のうちエコ宣言(参加賞あり)
 ・グリーン電力コンサート
(5)新エネ・省エネ機器の展示等
 2月24日(土)・25日(日)11時~16時(西口バスターミナル予定地)
  ・エコカー、オール電化住宅、高効率給湯器、太陽光パネル等最新の環境関連製品を展示。
6 スタンプラリー
 川崎地下街アゼリア会場・ラゾーナ川崎プラザ会場にそれぞれ4箇所スタンプラリーのポイントを設置。4つ以上のポイントを回った方に景品贈呈。

2050年までに70%CO2削減?世界の都市宣言では80%削減

2007年02月18日 | Weblog
環境省と国立環境研究所は、「脱温暖化2050プロジェクト」の研究成果報告として、2050年までに人口減や合理的なエネルギー利用によるエネルギー需要減、需要側でのエネルギー効率改善により、日本のエネルギー需要の40~45%削減が可能と推定しました。これと低炭素エネルギー源の適切な選択、エネルギー効率改善の取組みを合わせ、「豊かで質の高い低炭素社会を構築し、CO2排出を、2050年までに90年比の70%に削減することは可能」と結論をだしました。また、この削減にかかる技術の直接費用は、2050年時点のGDPの約1%にあたる年間約6兆7,000億円~9兆8,000億円の範囲に収まると推計しました。(EICネット)
削減が可能であることがわかっても、取り組まなきゃ意味ないですけどね。

関連して16日、環境省と英国大使館はスタンーンレビュー概要部分の和英併記版を公表しました。これは冊子にもなるようです。

そんな中、16‐17日に京都では「気候変動に関する世界市長・首長協議会 京都会議」が開催されています。これからは自治体レベルの温暖化対策が重要になってくると思うので非常に行きたかったのですが東京開催でないので無理でした・・・。
会議には世界の11カ国の15都市が参加しており日本からは京都市が参加。会議2日目の17日、2050年までに温室効果ガスを90年比で80%削減する共同宣言を発表し、15都市が賛同しました。


シンポジウム「アジアに迫る温暖化と低炭素エネルギー開発」

2007年02月16日 | Weblog
2月8日に開催したFoE Japan、地球人間環境フォーラム、バイオマス産業社会ネットワーク主催のシンポジウム「アジアに迫る温暖化と低炭素エネルギー開発」のご報告をしたいと思います。

といっても1日ものの長時間シンポなので内容はここではフォローできませんので、会場の雰囲気から得られる参加者の反応をお伝えしようと思います。

IPCC第4次報告書が発表されて温暖化への注目が高まる中で、その解決策として期待されるバイオ燃料等の低炭素エネルギー開発が、生態系の破壊や地域住民への人権問題等を引き起こす可能性があることを訴える異色のシンポということで、企業関係者や大学、研究機関などからも関心をもたれ、実に多くの方に参加していただきました。

外国人を含んだ現場からの報告と概論を組み合わせたセッションは分かりやすく、参加者の皆様からも「大変勉強になった」という声を多数いただきました。またパネルディスカッションでは様々なバックグラウンドの参加者からの質問により、多角的な視点で議論が行われました。

参加者のこのテーマへの関心は高く、主催3団体による今後の展開への期待も大きいようです。

ひとつの展開として、今回シンポの開催と同時に主催3団体で「バイオ燃料共同提言」を発表しました。政府や事業者にバイオ燃料の適切な調達と利用を提案しています。
http://www.foejapan.org/forest/doc/070208.html

この共同提言を始めとして、これからも問題提起とともに具体的な提案が求められています。




温暖化騒動

2007年02月13日 | Weblog
ご無沙汰しております。
FoE主催のシンポジウムの準備に忙しく、長い間更新が滞っていました。
尚、シンポジウムに関しては次回報告します。

更新できなかった間にも、世間では温暖化騒動は続きます。というより熱を増しています。
というのも2月2日にはとうとうIPCC第4次報告書が発表されました。

FoEからもプレスリリースを出しています→
http://www.foejapan.org/climate/doc/070202.html

こちらから概要をみることができます。
http://www.ipcc.ch/activity/wg1outlines.pdf

同時に世界中の科学者達が「緊急メッセージ」を発表しました。

メディアも反応し、連日の報道にどこかしらの温暖化影響が報じられました。
今日もUNEPから氷河の減少率が90年代の1.6倍、80年代の3倍以上のスピードになったと報告されました。国内の温暖化現象にも今年の「超暖冬」により関心が高まっているようです。

さて、話は少し変わりますが、2月1日か2日に環境省の「エコ燃料推進会議」なるものを傍聴してきました。エコ燃料・・・いわゆる「バイオ燃料」のことを環境省が送呼ぶのですが、この会議には産業界、知識人、経済産業省、農林水産省が参加しています。
どうやらこのエコ燃料の高い推進目標を打ち出してしまったものも、何の戦略もロードマップもなかったことから、この会議を立ち上げて知識人に研究してもらおうというねらいだったようです。今回は久しぶりの開催だったようですが、関係省庁ののエコ燃料来年度予算の説明と、各地の事例報告や研究報告が中心でした。事例報告は非常に興味深いものもありましたが、省庁の説明はいつもと同じ。あえて(?)輸入しなければならないエコ燃料の原料量には一切ふれず、国内産の利用を推進します!と小さな数字を強調。もちろん国内産の優先的な利用努力に励んでもらいたいけれど、事実上の輸入問題にも触れるべきなのでは?ヨーロッパであんなに普及できているバイオディーゼルを技術上の問題で拒否する自動車大国日本。この技術の問題は私の知る範囲じゃないけど・・・説得力なさすぎ。
産業界の出席者からはこんな声も「エコ燃料の普及って誰がコーディネートしているの?経済産業省と環境省、農林水産省が縦割りで動いているのがばればれで、窓口もわからない状態」。

ある意味で興味深い会議でした。
それにしても、傍聴席が満杯だったからか、暑い部屋でした。環境省、本当に暖房は入ってないのかな?少なくとも換気くらいはして欲しいものです。暑さと自らのCO2で、生物(傍聴者)が苦しむ様子、温暖化防止を実感するのに良い機会でした。