2年前に購入した万年筆、カスタム74(F)の調子が急に良くなりました。当時は初めての金ペンで、慣れていたプレラ(F)からの移行でしたが、安定したインクフローの鉄ペンに対して筆圧をかけなければ書けない事に不便を感じ、ペンミュージアムで調整をお願いしたりしました。
調整後暫くはインクフローが改善され良かったのですが、もう暫くすると元に戻ってしまい(調整戻り?なんて言葉を目にしたことがありますが……)、自然と手から離れていました。以後、たまに研磨のつもりで自由帳に落書きしたりしていましたが、昨日たまたまスリットのインクにじみをルーペで見てみると、ひげのようなものを見つけました。
どうやら、埃が挟まっていたようです。ティッシュペーパーでスリットを拭ったところ、驚くほどスムーズにインクが流れるようになりました。洗わなかった訳でもないのに何故でしょうか。
理由はよくわかりませんが、暫く様子を見ながら使いたいと思います。良くなったのなら、初めての金ペンで、思い入れがあるだけに(持っている万年筆で唯一名入れしてあるほど)嬉しい限りです。