今年の8月からの米不足が、令和の米騒動と言われています。
スーパーの棚からお米がなくなり、9月に入って新米が出回って
お米不足は解消しましたが、新米5kg入りが@3,000円以上と
昨年より1千円程高くなっている様子です。
では、お米が足りなくなった原因は何でしょうか?
実は国民一人当たりのお米の年間消費量は約50kgで、50年前に
較べると半減しています。一方、お米の生産量は約700万tで、
1970年代の1,200万tに較べるとこちらも4割減少しています。
つまり日本人はお米を食べなくなり、それに合わせて生産量も
減っているんですね。減反政策がダメだとか、水田関連の補助金が
手厚すぎる。という意見もあります。
ここは難しい議論になりますが、消費量と生産量を合わせるように
政策で誘導すると、バタフライ・エフェクトで少しの需給の変動が
大きな波となり、またコメ騒動となるかもしれませんね。