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目崎勇気のブログ

2023-03-10 15:45:09 | 日記
日本海がこれほど美しいブルーをしているとは、誰が想像したでしょうか。積丹半島の北西部から日本海へと突き出した神威岬は、美しい海と悲しい伝説を併せ持つ神秘の岬です。岬の付け根から先端までの尾根沿いには「チャレンカの道」という遊歩道があり、ほぼ先端まで行くことができます。

起伏の大きいダイナミックな景観を堪能した後、岬の最先端から見渡す景色は視界が300°にまで開け、水平線がかすかに丸く見えるほどの絶景です。そして、岬の突端の少し先に不思議な形をした岩が佇んでいます。これが神威岩です。源義経は奥州で命を落とさず、北へと逃げていくところでした。そんな彼に、この地方の首長の娘チャレンカが恋をします。

しかし義経はまだ北へと逃げなければなりません。彼を追ってチャレンカは岬までやって来ましたが、すでに義経の船は去って行った後でした。悲しみのあまり海に身を投げたチャレンカは神威岩となり、以後女性を載せた船が通ろうとすると転覆させたそうです。
そのため、かつて神威岬は女人禁制だったのです。

今ではもちろん女性も入れますが、夏に黄色いエゾカンゾウの花が咲き乱れる岬の様子は、チャレンカの可憐な姿を想像させます。そして、澄み渡った「シャコタンブルー」と呼ばれる海の青さは、南国の海の青さに勝るとも劣りません。目崎勇気

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