FF BLOOD

FlyFishing・Bamboo Rod・Life Style

Cuts Like a Knife -Bryan Adams-

2005-06-17 22:35:07 | Bamboo Rod Making
バットの仕上げ削りが終わりました。
仕上げ削りの一番最初にエナメルをスクレッパーで落とします。節付近は面が荒れ気味なので、ヤスリをかけます。教本などとは逆ですが、エナメル面の平面を最初に出しておくことで、正三角が正確に出しやすくなります。ただ、スプラインがフォームからかなり浮いているため、スクレッパーが跳ねやすいです。はねると、その部分が波打ったような肌になるので、そうなったら、極細目のヤスリで修正します。スプラインに対してスクレッパーの刃が垂直じゃなくて、斜めに当たるように進めていけば、跳ねもほとんど無くなります。

プレーンでフォームいっぱいまで削るとどうしてもプレーンの歯がフォームに食い込んだりします。ほぼいっぱいまで削って、最後にもう少しというところからはスクレッパーで仕上げています。刃が立っているので食い込みはないです。
ただ、どちらにしても刃は痛むしフォームに多少の傷は付きますが、しょうがないとあきらめてます。刃は研いだらいいし、フォームはひどくなったら、平面出しのやりなおしかなぁ。このフォームで20本ほど作りましたが、まだまだいけそうなので、そんなものかもしれませんね。

ここで、トラブルが一つ。ティップのスプラインを荒削り後に、長すぎたので適当な長さでとカットしたんですが、やってしまいました!制作するロッドは6ft3inc=75inc。
2ピースなので、1セクションは37.5inc。38incでカットしてしまいました。(>_<)
リーウェイ(ブランクの余長)が極端に短くなってちょっと削りにくくなってしまいました。
まぁ、37.5inc以下にカットしてしまわなっかったことがラッキーかな~・・・・。

Always -Bon Jovi-

2005-06-15 13:54:08 | Bamboo Rod Making
いよいよ仕上げ削りです。
いつも、+0.4でいったん仕上げ削りします。そして六角にテープで仮組みして5インチごとに測定。その誤差をファイナルプレーンの設定値に反映させます。
接着後の接着剤を落とすためにサンディングしてしまうので、ここで神経質になりすぎても、あまり意味がないように思えますが、あとあと精度が出せない作業があるからこそ、出せるときに出しておく、そんなこだわりでいつもこうやってます。
前に作ったロッドは平均誤差が0.018mmでした。1/100までもう少し!

PF(プレーニングフォーム)の設定が終われば、プレーンの歯を研ぎます。
そして、いよいよ仕上げ削りの開始です。

Open Fire -Y&T-

2005-06-14 14:40:36 | Bamboo Rod Making
今日は仕事を午前中に終えて、火入れです。
火入れの目的は3つあります。内部の水分を飛ばすこと、炭化させて反発力を高めること、竹の曲がりの癖をとること。
火入れはいつも少し強めです。200度から230度、15分から20分。
あっ、あまり参考にしないで下さいね。オーブンの特性により温度と時間では計り切れぬモノがありますから。うちのはヒートガン式のダクト構造のモノです。
見かけは一本の太いパイプですが、それは断熱材が入ったケースで中に一回り小さい部屋があって、その中をダクトが折り返す形です。
文章じゃよくわかりませんね。
目安はエナメルに色がつき始めたぐらいでストップ。まあ、いわゆる適当というやつですな。
竹に含まれているケイ素は熱を加えることにより、炭素に変化していきます。
いくらか炭化して少し反発力が強くなって欲しい、水分をとばすだけでは終わりたくないですね。
ただ、オーブンで火を入れすぎて内部まで炭化が進みすぎると、硬くなりすぎてもろくなります。
鉛筆の芯のような状態ですね。オーブンを自作した人は大抵一度はこの状態を経験しているんじゃないでしょうか。

今日の焼き具合ですが、200度で20分です。香ばしい良い香りが漂ったところで、いい具合に焼きあがりました。

Dreamlover -Mariar Carey-

2005-06-13 23:55:25 | Bamboo Rod Making
やっと曲げ直しも終わり、荒削りまで進みました。
テーパーも決まってどんなアクションか楽しみですね。
荒削りから、火入れ、仕上げ削り、接着までは作業も楽しみながら行えます。
ブランクになってから、仕上げていく作業がまた根気勝負ですね。

ガレージにこもって竿づくりなんかしていると、カミさんに、それも軽い引きこもりみたいだと言われます。元来一人遊びが好きなんで、特に否定しないのが若干彼女をブルーにさせるみたいですね。
「そっか、やっぱうちの亭主は軽い引きこもりだったんだ・・・」と。タハハ・・・(^^;)

Sign -Chihiro Onizuka-

2005-06-10 22:05:45 | Bamboo Rod Making
ま、歌はどうでもいんですが・・・そんな歌があったなぁと。

さて、ブランクの塗装は合計5回から7回ぐらい乗せますが、2回ぐらい終わったら、サインを入れます。
最近使ってるのはこのペンです。
漫画用の付けペンは使いにくい、ロッドリングは高価。で、見つけたのがこいつです。
ようはカートリッジ式の漫画ペン、極細の水性万年筆ですね。
東急ハンズで¥300。漫画ペンのコーナーにありました。
かなり極細ですが、途中でかすれることはありません。
何ヶ月も使わないとインクが蒸発してしまいました。替えのカートリッジは無くて使い捨てみたいなんですが、カートリッジにつけペン用の水性インクをスポイトで入れてやると復活しました。
だって、¥300の買い物しにハンズまでいけないですから・・・。

The Flame -Cheap Trick-

2005-06-09 21:42:46 | Bamboo Rod Making
今日はチープトリックを聞きながら、曲げ直しです。
この行程が無かったら、もっと本数作ってるだろうなと思うのは、私だけじゃないですよね。
それでも、最近は折ることもなくなって、少しは思い通りに直せるようになりました。
ヒートガン、アルコールランプ、アルコールバーナー、矯め木、プライヤー、バイス・・・部位や曲がりの症状によって全て使ってやってます。
さぁ、あと2本。テーパーは何にしようか。そんなことを考えながらいつもの作業です。
もちろん、BEERは欠かせませんよ。

石徹白フィッシャーズホリデー

2005-06-07 23:36:27 | Fly Fishing
とりあえず、のみすぎ!
朝10時から深夜まで・・・月曜までひきずった。
まあでも、楽しかったこと。初めての参加だったが、すぐになじめてヨカッタ。(なじめないメンツじゃないけど)(^^;)
いろんな人に会えて楽しかったね。
帰りに北陸の渓によったけど、やのちゃんと二人して撃沈でしたね~。

みなさま、おつかれさまでした。
来年はもうちょっと意識をもって参加したいなと、ちょっとだけ思った今日このごろです。