AIR PODSの15秒CMで聴いて「いいね」と思ったんだけど、3分半ずっとこれだと少々飽きますね。CMサイズがちょうど良いかも。
再生回数からするとまだまだ無名に近いんだろうけど、すでに完成された無比のサウンド。独特の音色はスティールパンという楽器らしい。
関連サイトによると、「新曲Red Mindにおけるその楽器は、脳が揺らぐような旋律でリフレインする。これまでのイメージとは異なる表情に惹きつけられていると、そこへ淡白かつ硬質、そしてダブ感のあるドラム・パッドが加勢してくる。鼓膜に残るリヴァーブと金属的な音色に酔いしれて、身体は今にも浮き上がりそうだ。疾走感ある幾重ものリズムが焦燥を煽るせいか、私は、ジリジリと熱を帯びて行くような感覚に陥った。」
とのこと。なるほど。
ボーカルはちょっとビョークを彷彿とさせる。
ただ、このPVはいささかホラーチックなので、そういうのが苦手な方はご注意のほど。
https://www.youtube.com/watch?v=aKsed7AdsT0
ピアノを連弾しながら歌う姉妹デュオ。現代音楽をポップに崩したこの手の曲調はわたくしの大好物でして。ちょっとだけ谷山浩子を思わせる世界。このpvの手影絵アートも一見の価値あり。
たとえば私は蚊に刺されて、決闘で腕に剣の一撃を受けた夢をみる。とはいえ、この剣の一撃を受けるためには、どうしてそんなことになったかという、いわば前段階へさかのぼった夢をみなければならない。かくして、私はまず喧嘩をする夢をみる。私が何らかの侮辱を受ける。あるいは、私が相手を挑発する。友だちが仲裁に入って、では決闘、と話が決まる。さまざまな条件が付けられ、準備が整う。そうして初めて、剣と剣とが交えられる。私が腕に剣の切っ先を受けたと感ぜられるのは、夢の中にて、これらすべての予備行為が済んでからなのである。
『夢の操縦法』エルヴェ・ド・サン=ドニ より
エルヴェ・ド・サン=ドニ……1822~1892。侯爵。コレージュ・ド・フランス教授にまで上りつめた十九世紀の高名な中国学者だが、その一方で徹底した夢の研究を行った「夢学者」としても知られる。
切ラレたる夢は誠か蚤の跡 其角
宝井(榎本)其角……1661(寛文元年)~1707( 宝永4年)。俳諧師。芭蕉の高弟でありながら、師には似つかぬ豪放かつ華麗な句柄で知られる。
『夢の操縦法』エルヴェ・ド・サン=ドニ より
エルヴェ・ド・サン=ドニ……1822~1892。侯爵。コレージュ・ド・フランス教授にまで上りつめた十九世紀の高名な中国学者だが、その一方で徹底した夢の研究を行った「夢学者」としても知られる。
切ラレたる夢は誠か蚤の跡 其角
宝井(榎本)其角……1661(寛文元年)~1707( 宝永4年)。俳諧師。芭蕉の高弟でありながら、師には似つかぬ豪放かつ華麗な句柄で知られる。