Smiley days

2人の子供と共に楽しい日々でしたが、平成26年子宮がんに。
そして夫が急死しました。
たまに思いを綴ります。

仲間の死

2018年04月26日 | 日記
昨日のお昼頃、何気なく見ていたネットでのニュース。

「妻が夫を殺害、自首」

そのようなタイトルのニュースは悲しいけれどよく目にする。
だけどあまり内容まで見ることは正直無かった。

たまたま知り合いと同じ苗字だったことから、なんとなく読み進めていると・・

殺害されたのは知り合いご本人でした。

というか、この時点ではまだ「同じ地元に住む同姓同名で似たような年齢の人かもしれない」
という疑惑を捨てきれず。いや、思い込み?願い?

夕方の地元紙を見て。。。やっぱりご本人でした。

ニュースや新聞には
奥様が夫婦関係のことで過去2回ほど警察に相談していたと。

ただ読んでいるだけだと夫のほうに原因がありそうな内容の進め方。

女性関係か金銭トラブル。
そんなバカな。
憶測や、過去の事件からの予想で書いて欲しくない。

夫婦間のことは何も知りません。

だけど。
私の知る限り、
彼はとても穏やかで、いつも笑顔で、どんなに忙しくても周りの人をいつも気遣っていました。
私が2つの某団体の役員を推薦し、お願いしたときも
「名前ばかりで全然お役に立てず申し訳ない」と言いながら快くOKしてくれました。
彼の穏やかな口調の解説や説明はとても分かりやすくて、
名前ばかりなんかではなく、私たちにとってなくてはならない方でした。
いや、私だけではなく、皆が彼を尊敬し、慕っていました。
人望が厚く、なのに、決して高飛車な態度や高慢なことを言うなんてことは一切なく
いつも謙虚で、みんなの憧れの方でした。

先日もメールをしたばかり。

神様、どうかどうか、彼ではありませんように。
私たちから彼を奪っていかないでください。

人間って、あっけないですね。
積み上げた日々は、いとも簡単になくなってしまうんですね。

どうして?どうして?
と何度も問いかけては、いつも優しい言葉で綴られているメールを読み返していました。

生きること。

平凡な毎日を送ること。

それが、どれだけありがたいことか。
改めて骨身に沁みました。

私の生き方は彼に見せられるか?

私は、またいつか彼にあの世で会えたときに笑顔で話せるように
精一杯生きて頑張ろう。


術後、三年目の検診

2018年04月16日 | 子宮がん
4月12日(金)の午前中は1年ぶりの検診でした。
久しぶりの病院。久しぶりの待合室。
いろんな思い出のある病院です。

今回は卵巣の腫れもなく、術後の検診は無事に終わりました。

次回は来年です。

私が通っている病院は現在、新しい施設を建設中です。
帰りに受付の人に「次回からは新しい病院となりますので」と言われました。

この思い出深い病院も今日で最後なのか。。。
と妙にしみじみしました。

ここに来ると
自分が以前犯した過ち(きちんと検診を受けなかったばかりに癌となってしまったこと)を
振り返り、自分を顧みる機会になっていたのですが
それは私の都合ですから、仕方ないですね(笑)

また来年も元気に検診に通えますように。


新年度スタートしました。

2018年04月10日 | 日記
今年の冬は雪が多かった。。。
私の住む町はもともと雪が少ない。そして気温が低い。
だけど、この数年でそれがだいぶ変わったと思う。
ドカ雪だって降るし、積雪もそれなり。
3月1日の大雪では視界がなく、道路も「これ道路?」という状態になり
本気で引越しを考えた。
しかも今年は、3月に大雨が降って、道路が冠水した。
出勤したけど途中でダメになり何とか引き返して自宅に戻れたけど
結局、車は故障した。

そんなこんなだったけど
気が付けば4月(*^。^*)
春の空気がやってきました。
北国はまだまだ雪も降るけど、でも春の空気は少しずつやってきました。

嬉しいです。

病気になる前は、こんなに季節で一喜一憂することなんて無かったと思う。
ただ毎日を生きていて、気が付けば年末。
仕事と家事と育児に追われ、ただそれだけの毎日。
春のあたたかな空気や芽吹く草木たち。
夏の陽射しの中、青々とした木々。
秋の落ち着く空気の中の紅葉と鮮やかさ。
そして厳しい冬の中の雪の音。

全てが生きているからこそ
心が活きているからこそ
感じるものだと。
そして
感じることが出来る今、この状況に感謝する毎日です。
(さっき、大雪で引越したいと言ったばかりなのに(笑))

そんな中、
引き受けてしまっている役員の数々。。。。
中学校PTA三役と
高校PTA三役。
そして、NPO法人の副支部長。
まだある(笑)
高校吹奏楽部の幹事と
中学校少年団の副会長。

これらの年度初めの役員会、総会が一斉にやってきます。
ほとんど自宅にいることが出来ません。
特に学校役員は「本末転倒だな」と思うわけであります。

でも引き受けた以上は今年もなんとか乗り越えたいと思います。


新年度と言えば、ちょっとしたことがありました。
全ては記載しませんが、備忘録代わりに残しておきます。

息子は市内大手?(大きな)塾に通っています。
そこは自宅からは徒歩圏内にあり、私や夫が会議や仕事で送迎できなくても
比較的明るく広い歩道があるので自力で行けるのと
何より息子自身が「通いたい」と申し出たからです。

息子は通っていることは確かなのですが
授業についていけていないようで、テストで基準点に追いつかず選抜基準から落ちること数回。。。
3月に選抜クラスに入るためのテストがあったのですが全て残念な結果に。
今まで息子の勉強に親が関わらない方がいいと思って、放置していましたが
改めてテキストを見てみると全然ついていけてない様子(泣)

夫は「やる気がないんだから、辞めさせろ」と怒るし
息子は「通いたい、頑張って選抜クラスに行きたい」っていうし

3月末の統一摸試で基準点クリアすることを最終目標に頑張ろう!と息子と全教科の
問題の解き直しを二人三脚で開始しました。

私も働いているし、とても大変。
統一摸試前に受験した選抜テストと診断テストは落ちることは分かっていた。
この二つのテストで一喜一憂する必要はない。
最終の統一摸試に向けて結果を出そう!とやった。

あまりに落ち続けたせいで心配してくれた塾の先生から電話も来ていた。
とても親身になってくれたので、娘の時にひどい対応があったので
あまり信用していなかった塾だったけど、「この先生なら信用できるかも。信頼してもいいかも」と思って
今、息子が置かれている状況。夫がやる気がないなら辞めされると怒っている状況。でも息子は頑張りたいと言っていて
最後のテストで絶対合格すると頑張っているという状況、4月からも続けたいと頑張っている状況を相談した。
そして、出来は悪いけれど、今、心を入れ替えて、苦しみながら頑張っている息子のことを知ってほしいと思った。
先生は、息子には簡単なうっかりミスが多いこと、集中力が欠けていることなど
私が普段から息子に指摘していることと同じことをおっしゃり、注意して配慮してくださるといってくれた。
そして息子に「心がける事」を箇条書きにした紙を書いてくれた。


そして、統一摸試。
やっぱり抜けている息子は開始時間を30分遅く勘違いして遅刻した。。。
先生から自宅に電話があり、息子は家を飛び出して行ったらしい。
もう何の申し開きも言い訳も何もできない。
これが受験本番だったら、どうするのか。遅刻なんて言語道断。
私も開始時間は息子から聞いてはいたけど、自分の目でも確かめるべきだったと深く反省している。

そんな中、
4月分、つまり、新年度の授業料の引き落としが3月27日にあった。
もちろん前もってお金を入れてある。
もちろん新年度継続の用紙も提出してある。
だけど、息子の授業料は引かれなかった。

なぜ?

息子に聞いてみた。

息子は「わからない」と。

塾に電話してみた。
「お母さんから”辞めるかも”って聞いていたので引き落とし止めました。」とのこと。

じゃあ何のために息子は頑張っていたのか?
息子は先生を信頼し、この塾でずっと頑張りたくて一生懸命やっていた。

辞めるかも?じゃなくて、辞めたくないから一生懸命やっていた。
辞めたくないから、恥を忍んで相談した。
辞めたくないから継続の道を一生懸命模索していた。

それは全て息子が希望していたから。

夫は「やる気がないなら辞めろ」とは言った。
それは家庭の中での話であり、決定事項ではない。

私は塾が全てだと思っていないし、通っても通わなくてもいいと思っている。
だけど
息子が頑張りたいと言うから、その気持ちを応援していた。
なんとか最後のテストに向けて頑張ろう。
そして、合格して、支えてくれた先生にお礼を言おう。

だけど
塾では4月からの継続塾生に息子はカウントしていなかった。

私は退会届も出していないし
退会の意思は伝えていない。

だけど退会扱いの上、
「続けるんだったら、4月分の授業料を12日までに振り込んで」とのこと。

なぜ、退会届も出していないのに一方的に止められて
挙句、自分で4月分の授業料を支払いに銀行かコンビニに行かなくてはならないのでしょう。

ウチが「辞めるかもしれないから引き落とし止めておいてもらえますか」と依頼したのなら分かります。
でも、退会届も退会意思も出していない状態で、一生懸命頑張っている生徒を目の前ににして
よく引き落としを止めるなんてことが出来るなと違う意味で感心します。

私たち親の足元をみてバカにしても構わない。
だけど、息子は4月からも、この塾で、この先生と勉強したいと思って努力してきた。
だけど、塾にとって息子は必要ない生徒だった。
一言も親に説明もなく
一方的に引き落としを止められた側がどんな思いをするのか、わからないのでしょうか。


息子は止められた理由を聞いてとてもショックを受けていた。
統一摸試の結果は自己ベストだった。だけど喜びなんて何もなかった。

怒っている私に対し
「先生に言わないで。僕が我慢すればいいから。」と。


2年前、娘が受験するときにもひどいことを言った塾だった。
娘の進路に際し行った三者面談。
将来なりたい職業を言った娘に対し、講師が言った言葉は

「そんな職業、食っていけないでしょ」

子どもが夢見ている職業に対していう言葉でしょうか。

そして、娘が志望校を受験し、合格を塾に伝えたところ
「奇跡だ」
「宝くじに当たったようなものだ」
「信じられない」
と言われました。一言も「おめでとう」は無かったそうです。

娘は努力したのです。私は娘の成績が上がってきたのを知っています。
まぐれでも宝くじでも奇跡でもありません。

4月分の授業料の振込み用紙が郵送されてきました。
翌日、すぐコンビニに支払いに行きました。
いろんな意味で勉強になりました。

金曜日は術後三年目の検診

2018年04月10日 | 子宮がん
久しぶりの投稿です。

今年の2月で手術してから3年が経ちました。

13日(金)は一年に一度の検診の日です。
ただ・・・仕事が忙しくなるシーズンで時間が取れるかどうか。

以前、そんなことを言って仕事を優先させてしまったから手遅れになったのだから
ちゃんと行かねばならないのです。




今朝、私の友達からLINEがありました。
お母様が子宮がんの闘病中とのこと。

手術、抗がん剤治療をしていく中で、お母様と支える友人の気持ちを
思うと。。すぐ返事も出来ませんでした。
返信を入れては送信前に消し、また入れては消し。。。
何を入れても薄っぺらい言葉になりそうで。

ずっとずっと弱音を吐かず頑張っている友達だから
頑張れなんて言わない。
だけど、立ち向かう中で誰かに何を話したくなったり
吐き出したくなったときには、その選択肢に私も入れてもらえれば。
いつでも夜でも飛んでいくし、電話でもLINEでも直接でも話は聞くから。

こんなに医療は進み、自動運転もAIも現実のものとなった今、
なぜ癌は人を蝕み続けるのでしょう。
どうかこの世の中から癌がなくなることが出来る日がきますように。
友達のお母様のご回復を心より祈るばかりです。