一ツ木や文右ヱ門  落語・講談ブログ

コンサルタントふぁんたすの寄席鑑賞記録。演目は今の段階でわからないものであっても、追加されることがあります。

林家ひろ木 《マリッジ結婚相談所》

2005年11月20日 | 落協:林家彦六
林家木久蔵門下の一番若い弟子で、まだ20代。最初いきなり「ひろ木です!」っていう若手芸人らしいフレーズを披露。「木久蔵門下は何も教えない」とは言うもの、なんか軽過ぎないか?という印象も。しかも、入門後3年で二つ目に昇進。落協としては平均だけれども、真打昇進が決まった実力は柳家三三と同じでいいのか?という気が。とにかく、始めはあまりいい印象ではなかった。

しかし・・・

ネタは、「マリッジ結婚相談所」という新作。これが話の展開がよく出来ている。落語らしい、ひょんなことから変な方向へいってしまう、ちゃんと古典やっているのねって感じで。

終わってみたら、将来が楽しみ、結構実力派と呼ばれるのではないか?という気も。
あえて「ひろ木です!」って裏返った声でやらなくても十分に客はついてくるような気もした。でもまあいいか、それくらい。こういう弟子を育ててしまうのだから、やっぱり木久蔵って凄い人なのかもね。

林家時蔵 

2005年09月25日 | 落協:林家彦六
時蔵さんは元々8代目正蔵(のちの彦六)門下に入り、彦六没後、木久蔵門下に。
偉大な師匠を持つというのはやはり噺家にとっての自慢なんでしょうね。一朝さんもよく彦六の噺をします。ある日、彦六が左膝の調子が悪くて医者にいったそうだ。医者の診断は「加齢ですね」と。普通ならそこで「ああそうですか」なのだけど、彦六師匠はあの震えた声で、「先生、右足も同じ年なんですけどねえ」。
師匠没後ってどこに移るのか?いろいろとあるらしいのだけど、兄弟子である木久蔵門下に入り、ラーメンについて教わったと、そんなお話でした。

林家時蔵 《つる》

2005年08月29日 | 落協:林家彦六
あらま、今回も同じ演目。前は池袋だったかな?
末広は多少時間が短いせいか、端折っていたような感じもした。
もう眠気が出てきて、笑えなかった。時蔵さんのせいじゃありません。

春風亭 一朝 《青菜》

2005年08月29日 | 落協:林家彦六
昼の部の主任。前回に続いて、大師匠彦六の物真似から始まった。アーモンドチョコレートをたべて、「種があった」と口から出したというのがいかにも、というオチ。
演目は青菜。習ったとおりやってみたらおかしなことになるという落語は多いけれども、これもその一つ。


橘家文左衛門 《道灌》

2005年08月29日 | 落協:林家彦六
林家彦六の孫弟子に当たるこの人は、若手としては注目株らしい。道灌は柳派では一番はじめにならうものらしいのだけど、ここではどうなんだろう?
前座ネタほど難しいらしく、しかしまだ自分はそれを味わえるほどではないみたい。

春風亭小朝 《唐茄子屋政談》

2005年08月06日 | 落協:林家彦六
 いやいや、有名な唐茄子屋政談でした。丸で芝居を見ているようで、情景がばーっと浮かびます。これが小朝流?先日権太楼さんが同じ演目をやったようなのですが、全然違うんだろうなあ(一ツ木やは聴きにいけなかった)。1200人も客を集めてしまうのはそういうことからか。
 それにしても、春風亭柳朝門下(正朝さん、一朝さん)の方々はみなさん、育ちが良さそうな感じがします。