社会福祉学の古典として親しまれてきた本書であるが、原著の出版からなんと66年。
それでも、現在でもなお、社会福祉援助の方法論としてじゅうぶんに通用する内容であることには驚く。
しかし、イエズス会司祭でもあったバイステックのケースワーク論は、創造主である神の意志たる自然法のもとで保障されたクライエントの権利の擁護の議論として展開されており、そうした宗教的背景をもたないわたしたちには、また別の便法が必要であるように思う。
目次
第1部 ケースワークにおける援助関係の本質
援助関係を形成する目的
援助関係における態度と情緒
情緒と態度による力動的な相互作用
援助関係を形成する七つの原則
第2部 援助関係を形成する諸原則
クライエントを個人として捉える(個別化)
クライエントの感情表現を大切にする(意図的な感情の表出)
援助者は自分の感情を自覚して吟味する(統制された情緒的関与)
受けとめる(受容) ほか
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