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本と音楽とねこと

介護職がいなくなる

結城康博,2019,介護職がいなくなる──ケアの現場で何が起きているのか,岩波書店.(7.7.2020)

 介護職の労働環境の劣悪さをあからさまにすれば、さらに人手不足が深刻化し、状況はとめどなく悪化していく。そんな懸念があるのだろう、抑制された内容、筆致となっている。
 いつも同じこと言ってるが、所得税・住民税の累進課税、資産課税、相続税、法人所得税の強化、環境税の導入等により、介護職従事者の待遇改善のための補助金を増額していくほかないだろう。

目次
第1章 介護保険サービスが受けられない
第2章 どうして介護職は敬遠されるのか―介護職養成の難しさ
第3章 なぜ辞めてしまうのか
第4章 外国人介護職の可能性と限界
第5章 まだ先の介護ロボットとAI技術
終章 介護職不足を解決するために

超高齢社会が進む中で介護人材を増やしていかなければ、介護サービスの質の低下を招き、利用する高齢者やその家族は安心して暮らしていくことはできない。ブラック化する介護労働の実態、介護施設内での虐待、利用者からのセクハラ・パワハラ、管理職の指導力・養成力の欠如、外国人介護職の受け入れなど、介護現場の課題を明らかにし、解決策を提示する。

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