本と音楽とねこと

自閉症の僕が跳びはねる理由、同2

 重度の自閉症スペクトラム障がい(ASD)当事者である東田さんが、自らが見える世界について語りつくす。
 世界中で翻訳され話題となった本であることもむべなるかな、ASD当事者が、いわゆる定型発達者とは異なる世界に住んでいることがよくわかる内容となっている。
 ASD当事者ならではの、斬新でみずみずしい感性と言葉遣いにとても感心した。

東田直樹,2016,自閉症の僕が跳びはねる理由,KADOKAWA.(1.6.2022)

僕は跳びはねている時、気持ちは空に向かっています。空に吸い込まれてしまいたい思いが、僕の心を揺さぶるのです―。人との会話が困難で、気持ちを伝えることができない自閉症者の心の声を、著者が13歳の時に記した本書。障害を個性に変えて生きる純粋でひたむきな言葉は、当事者や家族だけでなく、海をも越えて人々に希望と感動をもたらした。世界的ベストセラーとなった話題作、待望の文庫化!

目次
第1章 言葉について―口から出てくる不思議な音
筆談とは何ですか?
大きな声はなぜ出るのですか? ほか
第2章 対人関係について―コミュニケーションとりたいけれど…
どうして目を見て話さないのですか?
自閉症の人は手をつなぐのが嫌いですか? ほか
第3章 感覚の違いについて―ちょっと不思議な感じ方。なにが違うの?
跳びはねるのはなぜですか?
空中に字を書くのはなぜですか? ほか
第4章 興味・関心について―好き嫌いってあるのかな?
色んな物を回しているのはなぜですか?
手のひらをひらひらさせるのはなぜですか? ほか
第5章 活動について―どうしてそんなことするの?すぐにどこかに行ってしまうのはなぜですか?すぐに迷子になってしまうのはなぜですか? ほか


東田直樹,2016,自閉症の僕が跳びはねる理由2,KADOKAWA.(1.6.2022)

考えてもみて下さい。生まれて一度も人に本当の言葉を伝えたことのない人間が、どんなに不安を抱えながら自分の言葉を伝えているのかを―。皆が自閉症者に感じる「なぜ?」について当事者の気持ちをQ&Aで綴り、大反響を呼んだ前著。高校生編となる本書では、会話ができず苦しみ、もがく中で気づいた喜びや希望を活き活きと綴る。『続・自閉症の僕が跳びはねる理由』を改題。文庫化にあたり16歳当時の貴重な日記を収録!

目次
第1章 コミュニケーション
第2章 感覚
第3章 時間
第4章 行動
第5章 興味・関心
第6章 感情・思考
第7章 援助
第8章 今、そしてこれから

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