PANTA 暴走対談 LOFT編

椎名宗之編,2019,PANTA 暴走対談 LOFT編,ロフトブックス.（1.12.2020）

　PANTAと、あまりにクセのあるサブカルチャーの担い手たちとの対談集。
　PANTAとの対談相手は、以下のとおりだ。
TOSHI、白井良明（ムーンライダーズ)、大久保ノブオ(ポカスカジャン)、大槻ケンヂ(筋肉少女帯)、伴田良輔(美術家・作家・写真家・愛猫家)、井上淳一(脚本家・映画監督)、山本直樹(漫画家)、伊東潤(小説家)、高嶋政宏(俳優)、町山智浩(映画評論家)、切通理作(評論家)、桃山邑(水族館劇場代表)、山田勝仁(演劇ジャーナリスト)、植田芳暁(ザ・ワイルドワンズ)、岡田志郎(ex.オックス)、末井昭(編集者)、曽根賢(ex.『BURST』編集長)、森下くるみ(文筆家)、上坂すみれ(声優)、吉田豪(プロ書評家・プロインタビュアー)、澤竜次)。
　1960年代以降の日本のポピュラー音楽、映画、演劇等の歴史が、当事者たちの赤裸々な語りから生き生きとよみがえる。「変態紳士」こと高嶋政宏とのSM噺、ソ連フェチの声優、上坂すみれともやりとりも楽しい。さまざまな日本のサブカルチャーの担い手たちの語りから、思いもかけない歴史的事実のつながりが浮かび上がっていく過程がとてもスリリングだ。