これ以上ないというほどわかりやすく、しかし大事なところは一つも落とすことなく、フェミニズムの歴史と現時点での到達点を総括する。
コンパクトな書物であることもあり、中高生にもぜひ読んでほしい作品だ。
ケアは、「非暴力を学ぶ実践」。(p.115)社会福祉学がフェミニズムから継承すべき視座もまた多しと知るべきである。
学校で習った「男女雇用機会均等法」や「男女共同参画社会基本法」。これらは、真の男女平等を実現するものではなかった? フェミニズムはなぜ生まれ、何を変え、何を変えられなかったのか。その流れを「四つの波」に分けてコンパクトに解説する。女性参政権、性別役割の解放、#MeToo……。過去を知り、自分の経験を再定義する言葉を手に入れるために。日本におけるフェミニズムを切り開き続けてきた第一人者が、多くの経験知とともにフェミニズムがたどった道のりを語る。
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