デフレな生活

　「コスモス薬局」で重曹。（お風呂のカビ取り用。）￥298。お風呂用洗剤なんか要らない。
　「こうのいけ」で散髪。入り口でチケットを買うようになっていた。カット＋シャンプーで、￥1,500。整髪時は、いつも、「乾かすだけでいいです。」マッサージしたりご丁寧にドライヤーをあててだらだら長時間かかり￥3,000払うより、ものの15分で終わって￥1,500で済む方が数倍ましだ。
　「ダイレックス」前の出店でみかん。一袋￥198のを二つ。

　音楽CDはネットからダウンロード。一枚日本円で￥150程度。もしくはnapster。月額￥1,280で聴き放題。新譜の公開も早い。
　服はクローゼットいっぱいのものを毎年着回すだけ。ここ10年くらいの服は耐久性が高くなかなかへたれない。
　TVをはじめとする家電も同様。壊れないから買い替えなくていい。デジタルTVなんか欲しいとも思わない。
　クルマは、ナビ、リアカメラ、リアセンサー、GPSレーダー、空気清浄機等装備てんこ盛りで、まめに掃除を欠かさず、もとが「小型セルシオ」を売りにした車体なんで、もとよりふだんの走行距離が短いこともあって車歴11年以上でもとくに不満はない。デザインがちょいアレだが、なんのずいぶんと慣れた。
　住宅は近いうちにリフォームする予定だが、これまでほとんどメンテ費用はかかっていない。しかも、住宅ローンの金利は実質セロ。（銀行の預金でローン金利支払い分が相殺されるしくみ。）
　それから、お昼ご飯は持参した小さなおにぎり一個。飲み物は自宅で煎じたお茶を使い回しのペットボトルに入れて持ち歩く。

　わたしは、大学生の時から、ずっと月収20万円以上あってお金には不自由しなかったが、いまのような質素（といってもケチになったわけではない。）な生活に落ち着くまで、さんざん散財してきた。人間、少しは賢くなれるのに、途方もない時間がかかることもある、そんなことなんだろう。