ついでに、1978年にリリースされた、ギルモアのファーストソロアルバムもおすすめ。ギターの疾走感と切れ味が最高。ヴォーカルもなんとも切なくて、昔すんげー気に入って聞き込んだアルバムだ。
「CDジャーナル・レビュー」
2005年の“LIVE8”で、ロジャー・ウォーターズとの歴史的な共演を果たしたピンク・フロイドの現リーダー、デイヴ・ギルモアの、22年ぶりとなるソロ作の登場だ。映画のサントラのようなコラージュから、どこまでも伸びやかなお馴染みのギター・ソロで瞬時に非日常的な世界へと誘う(1)を聴けばあきらかなように、このサード作はこれまででもっともギルモアとピンク・フロイドの音世界がナチュラルに融和した、否、もはや同化したと言うのがふさわしい壮大なサウンドスケープに驚かされる。 そんな本作をギルモアと共同プロデュースしたのは、クリス・トーマスと元ロキシー・ミュージックのフィル・マンザネラで、ポーランドの作曲家ズビグニエフ・プレイスネルの編曲、盟友リック・ライトやロバート・ワイアット、クロスビー&ナッシュら、豪華ゲストたちとの精緻なアンサンブルは圧巻だ。フロイド再結成の可能性がなくなった今、今月から始まるソロ・ツアーでの来日を切望したくなる堂々の会心作。 (保科好宏) 2006年04月号
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