金銭感覚

　台風の影響からか、真夏に戻ったかのような残暑が続く。
　帰宅したら、楽天カードの請求書が届いていた。おそるおそる開封すると、18万1千いくらかの請求。ぶぎゃーm9(＾Д＾) 先月から今月にかけて使いまくったからなあ。これでも、福岡に帰ってきてからずいぶんと浪費癖がおさまったんだけどね。岡山にいたときはひどかった。上記の金額くらいの請求が毎月くるんだよ。福岡に移ってきてからわかったんだが、前の勤務先の賃金水準は相当高かったみたいだ。それでも、リボ払いとかボーナス返済、ましてや現金ローンはほとんど利用しなかったので、かろうじて正気は保っていたらしい。
　日常の買いものより注意すべきなのは、住宅やクルマ等の高額耐久消費財の購入だ。住宅の買い換えについては予期せぬ転職・転勤があり得るのでいたしかたない面もあるが、クルマ、これがくせもの。わたしも、一時期、数年ごとに新車を買い換えてたことがあるけれども、いまから思えば、バカなことをしてたもんだ、とつくづく思う。
　思えば、わたしは、大学1年次から、仕送りも合わせて、月収20万円以上はあった。自宅から通学してた大学院修士課程期間以外は、月収がそれより下回ったことはない。アルバイトも含めてあくせく働いて、収入を何に使ったか。ろくなことには使っていない。クルマ以外では、レコードとCDを買いあさっていた。とくにレコードについては、一気に二束三文で中古レコード店へうっぱらってしまった。クルマにしろレコードにしろ、あれだけの投資をなしですますことができれば、どれだけ自由時間が使えたことだろう。
　とはいえ、こんなことを言えるのも、過去のことをふり返る余裕があるからにほかならない。人間は、つねに、金銭感覚も含めて、過去のことを悔い続ける愚かな生き物なのだろう。なんてね。たんに自分が愚かなだけなのかもしれない。