なぜ、あの時代、わたしたちは、ロックに過剰な思い込みをしていたのだろう。大音量でロックを聴きながら、「30歳以上の大人」を敵対視し、熱に浮かされたように「大人」に無謀な闘いを挑んでいた昭和のあのころ。
いま思い起こしても恥ずかしい記憶しかない。親や学校の教師に対する反発が、それらへの敵対におさまりきらず、肩をいからせて街を歩き、「大人」たちを睨めつけていた。
若かった、幼かったとしか言いようがないのだが、本書を読んで、ただただ痛かったわが身を思い起こし、いたたまれなくなった。
目次
第1章 胎動
第2章 創刊
第3章 荒ぶる時代
第4章 全国販売
第5章 創刊4人組
第6章 市販雑誌
第7章 混乱の中での前進
第8章 ロックレビュー
第9章 ロックからのテイクオフ
第10章 解散
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