『完全自殺マニュアル』が出版されてはや29年になるのだな。
「生きるのなんかどうせくだらない。人生イヤになったらさっさと死んじまえ。」という29年前のメッセージは、「いつでも死ねると思えればたいていのことには我慢ができる。」という含意があり、だからこそ少なくない賛意が寄せられたのだろう。
本書でも、基本的な鶴見さんのメッセージは変わりがない。「イヤな人間関係なんか切ればいいし我慢する必要なんかない」というメッセージに救われる人は少なくないだろう。
人間は醜い。だから少し離れてつながろう!友人、家族、恋人。大ベストセラー『完全自殺マニュアル』の著者が、悲痛な体験から生きづらさの最終的な解決法=優しい人間関係の作り方を伝授する。
目次
第1章 友人から一歩離れる
「人からどう思われるか」を基準に生きない―やさしい視線のなかに行こう
仲間はずしに従わない―仲間うちの力関係で動くことのむなしさ ほか
第2章 家族を開く
家族は寄りそわなくていい―距離が近いと「嫌い」が爆発する
子どもがいなくてもいい―「子どもこそ幸せ」という最大の圧力 ほか
第3章 恋人をゆるめる
そもそも恋愛をしなくていい―「恋愛は面倒」な人が増えている
セックスも無理にしなくていい―誰もが好きなものではなかった ほか
第4章 こうすれば気楽になれる
「もうどうしようもない」とあきらめる―最後に見切った人の持つ強さ
怒りは一晩寝てやりすごす―時間がたてば理性が勝る ほか
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