「障害」の「医学モデル」から「社会モデル」へ、慈善から消費者権利、そして市民権の行使へ、こうした転換は、日英の障害者運動に共通したものであった。
障害者の権利保障を要求しながらも、「健常者」中心社会への「同化」を拒むところに、「アイデンティティの政治」としての障害者運動の独自性があるように思った。
「障害者権利条約」の成立に結実する障害者運動の展開が、詳細に論じられており、良い勉強になった。
障害者運動は健常者文化に何をもたらしたか。“障害”を否定する支配的価値への抵抗・告発から、アイデンティティの再構成を経て、新たな価値の創生へ。
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