皆さんに質問します。
Q:「優れた発明であれば特許権は100%取得できる」○か×か?
答えは、○、×どちらとも言える。です。
なんとふざけてる!
と言う声が聞こえてきますので、以下に説明します。
問題は「優れている」という文言です。
「優れている」という言葉は、通常「AよりBは優れている」のように用いられ、比較対象あるいは基準があってはじめて意味のある言葉です。
従って、基準や比較対象が . . . 本文を読む
特許権を取得するうえで、お客様から「広い権利、もっと広い権利を取りたい」との要望が必ずといってよいほどある。
確かにどうせ特許権を取得するのなら、誰だって「狭い権利」よりも「広い権利」の方がよいと思うに決まっている。
そこで、特許出願に際しては、種々の戦略がある。
最初は広い範囲が取得できるように、特許出願書類の権利範囲を決める部分(特許法上は「特許請求の範囲」と言う)を記載しておき、審査の過 . . . 本文を読む