アジアの侍 ~弁護士・公認会計士 横張清威~

東南アジアで活躍する日本人士業の生き様 Life of Japanese Samurai in S.E. Asia

和解会見

2017年05月25日 | 独り言

昨日、三浦九段の和解記者会見が開かれました

本件は、これにてクロージングした形になります

三浦九段の主任弁護士として、間近でご本人やご家族の苦悩を目の当たりにしてきたので、このように円満な状態で復帰できる解決に至ることができ、本当に嬉しく思います

 

平成29年5月25日日本経済新聞朝刊

 

本件が無事クロージングしたので、簡潔にコメントをしておきます

 

本件を受任した当初、多くのマスコミで疑惑報道が行われている最中でした

自分の家族からも、「本当に潔白の証明なんてできるの?」と言われていました

 

実は、本件の重要な命題として、以下の3つが存在していました

 

  1. 不正を行っていないことの証明をすること
  2. 裁判手続を極力用いないで解決すること
  3. できる限り広く名誉回復を行うこと

 

これらの命題は、1つであっても難易度が高いところ、3つとも揃えなければいけない状況にありました

そして、いずれも弁護士が通常直面する命題とは異なったものでした


自分がミスをすれば、一人の棋士生命と幸せな家庭を崩壊させてしまうおそれがあったため、慎重に方針決定を重ねました

かなり紆余曲折したのですが、最終的にこれらの命題は達成できたのではないかと思います

 

本件でご協力いただきました多くの方に、この場をもって御礼申し上げます

今後は、三浦九段のご活躍を陰ながら見守りたいと思います

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飲み会に出ないと損をする?

2017年05月01日 | 独り言

GWの狭間で、メールや電話が少ないので、軽い話題で投稿

こんなニュースを目にしました

 

「飲み会嫌い」の新入社員はこれだけ損をする

「5月病」になる人と平気な人の決定的な違い

東洋経済さんの記事ですね

http://toyokeizai.net/articles/-/169906

 

このテーマはしばしば見かけますが、批判的なコメントを目にします

会社の飲みはつまらない、老害は本当に迷惑だ、残業代は払われるのかと

 

このテーマは、「飲み会」にスポットライトを当てるため趣旨がぶれてしまうのですが、そもそも

「人間は動物である」

という所から考えるべき問題でしょう

人間は動物である以上、金銭的な損得などという理性的な指標以外に、

「この人が好きか嫌いか」

という感情的な指標も持ち合わせています

そして、似たような価値観や共感を得ることができる人物に対しては、「好き」の評価が高まるのです

その一手段として「飲み会」があるというだけです

 

なので、「飲み会」以外のフィールドで、自らを「好き」と思ってもらえる機会を作れるのであれば、損の程度は低いため敢えて「飲み会」に参加する必要はないでしょう

ただ、「飲み会」が好きな人は現在でも意外と多く、それを代替するほどの簡便的なフィールドがないというのも実情です

たとえば、自分の趣味が旅行、キャンプ、ゲーム、映画、読書だったとして、それを多くの社内の人と頻繁に共感できるでしょうか

実際問題かなり難しいと思います

 

つまり、人の好評価を得るうえで、比較的効率の良い方法が「飲み会」という訳なのです

 

ちなみに、バンコクでは「ゴルフ」が盛んで、かなりの日本人駐在者が「ゴルフ」に打ち込んでいます

営業のためには、「飲み会」よりも「ゴルフ」、という感覚が根付いています

そのため、バンコクの日本人村で人に好かれようと思ったら「ゴルフ」をやることが効率的なのです

 

話しを戻して、人は動物なので「この人が好きか嫌いか」という感情的な指標で動くことがあり、「飲み会」に出ていなかったことにより好かれておらず、不利益な評価を受けること(利益を得られないこと)は当然に存在します

つまり、上記記事のテーマは正しいのです

記事に批判している人は、本質的には飲み会に参加することでメリットがあることを感じつつ、参加しないことが内心不安であるからこそ躍起になって批判しているのだと思います 

 

とはいえ、この不利益と自らが「飲み会」に参加することで受ける精神的(金銭的)損害を天秤にかけたうえで、参加しないことにより価値を見出すのであれば、参加しないという選択を採ることも当然考えられます

 

しかしながら、「飲み会」に参加することの目的が何かという本質を見失うと、上記天秤の評価を誤ってしまいそうなので敢えてここで述べました 

飲み会に出ると、「ためになる上司の話が聞ける」とか、「上司に奢ってもらえる」とか、「コミュニケーション能力が高まる」とか、「愚痴を聞いているのは苦痛だ」とかなどの意見を目にしますが、いずれも派生的な事柄であり、本質的な目的は

「効率的に好かれるため」

であると思うのです

 

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代表訴訟

2017年04月28日 | 独り言

オリンパス事件の代表訴訟判決が下りました

約590億の賠償です

 

H29.4.28日本経済新聞朝刊

 

一昔前と違って、現在では代表訴訟が提起される可能性は高まっていると実感しています

物言う株主の存在もありますが、代表訴訟という責任追及手段が一般にも知られつつあるというのが、実質的な理由だと思います

 

経営者、特に上場企業の経営者は、これまで以上に代表訴訟リスクに注意を払う必要があります

一昔前と同じような感覚で事前調査を怠った上で投資などを行い、当該投資が失敗に終わった時には、善管注意義務違反により億単位の賠償を受けるリスクがあることを実感しなければなりません

取締役のリスクヘッジという意味合いからも、後で問題になったときに注意義務を果たしていたと説明できる資料(調査資料)を手元に残しておくことは重要です

 

これは、取締役の責任が加重されたという法的な変化ではなく、これまで株主からのガバナンスが実効的でなかったところ、ガバナンスが効いてきたという運用上の変化だと考えています

 

なお、代表訴訟をカバーするD&O保険も出回っています

これは、取締役の破産や会社の損害填補という点からは有用ですが、取締役の注意を促すというガバナンスの観点からは逆に働くおそれもあります

 

とはいえ、上場会社の役員においては、注意義務の程度が変化しているということに敏感になる必要があると思います

 

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営業損害本、増刷

2017年03月06日 | 独り言

昨年の11月に出版された『ストーリーでわかる 営業損害算定の実務』が増刷されました

購入されました皆様、ありがとうございます 

 

 

 

 

 

本業の傍ら執筆することは、かなりの労力がかかります

しかし、増刷にならずに消えていく本が多いのも事実です

どうせ同じくらい労力を注ぐのであれば、増刷になる本を書きたいと思うものです

増刷になれば、著者も、出版社も、そして読者も恩恵を受けることができるからです(読者にとって価値があるから増刷になる)

 

そして、売れる本になるかならないかの分岐点は、最初の企画段階にあると考えています

出版社と著者とで必死になり、アイデアを練ることが肝要です

ここを疎かにして走り出すと、もう軌道修正はききません

 

なお、個人的には、タイトルなどで読者を騙すのは好きではありません

タイトルは大事ではあるのですが、それに伴う中身がない本は、短期的に廃れていくのは明らかだからです

 

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シギリヤロック

2017年03月01日 | アジアの侍

この間、スリランカ視察に行った際に、シギリヤロックに登りました

 

日本では、あまり観光としてのスリランカの認識がないと思います

自分も、スリランカ視察が決まった後に、バンコクの友人から教えてもらいました

 

 

もの凄く大きな岩

岩の頂上まで登ることができ、頂上には紀元5世紀に建てられていた王宮の遺跡を見ることができます

 

かなり感動しました

なお、シギリヤロックに興味がある方は、このサイトをどうぞ

https://matome.naver.jp/odai/2134751299519618401

 

 

観光とは別に、ビジネスの観点からも、スリランカは非常に熱い国です(日本にいると耳にしないと思いますが、海外では有名です)

今回視察に行って、色々な発見もありました

また、機を見て行きたいと思います

 

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営業損害本2月連続売上1位

2017年02月23日 | 独り言

11月に出版されました拙書『ストーリーでわかる 営業損害算定の実務』が12月に続き、2月連続で売上1位を獲得しました

さすが、弁護士の先生は見る目があると感心しています

 

 

そういえば、先日実施した営業損害に関するセミナーも好評でして、参加者アンケート全員からオール5の評価をもらいました

上場企業の法務担当者が多かったのですが、弁護士のみならず法務部でも興味深いテーマであるのだと実感させられました

 

今後もセミナーは開催される予定ですので、開催日が決まりましたらこのブログでもご連絡したいと思います

 

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自由競争

2017年02月16日 | 独り言

少し前、こんなニュースを目にしました

 

「京都府教委が中学校教師の「TOEIC」受験を実施 唖然とする結果に」

京都府教委が中学校の英語教師を対象に「TOEIC」受験事業を始めた

74人が受験し、730点以上に達していた教師はわずか16人だったという

英検2級レベルに達していない500点以下は14人で、最低点は280点だった

(ソース)http://news.livedoor.com/article/detail/12679838/

 

このニュースを目の当たりにしてどのような感想を抱くかは人それぞれだと思います

「クビにしろ」

とか

「全ての英語教師にTOEICを受けさせろ」

という意見も散見されました

 

ただ、これは英語教師という小さなカテゴリーの問題ではないと思います

数学教師だって、現代文教師だって、同じような問題をはらんでいます

そして、教師というカテゴリーを超えて、能力と地位とがミスマッチしている問題と捉えれば、無能上司のように全ての会社にも当てはまる問題でしょう

 

この問題の根源は、自由競争原理が働きにくい状況だと、そのミスマッチの度合いが拡大するという構造的な問題だと考えます

 

たとえば、学習塾の講師を思い浮かべて下さい

塾の講師では、人気講師は高い給料をもらえる一方で、人気のない講師は事実上クビに追い込まれます

そのため、人気講師になろうと講師は切磋琢磨することになります

 

このような自由競争原理が働きにくい学校では、当然のことながら澱んでいくことになります

 

組織を作る際には、聖域を設けずに自由競争原理を働かせることが、競争力のある組織を作り出す秘訣といえるでしょう

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アンコールワット

2017年01月26日 | 独り言

この間、バンコクの事務所で働いていた際に、カンボジアに寄る予定がありました

どうせならということで、アンコールワットまで足を延ばして軽く観光しました

 

早起きして日の出のアンコールワットを撮影

 

アンコールワットに行くのは、バックパッカーをしていた学生時代以来です

その頃に比べると、遥かに道路や建物が整備されたという印象を受けました

とはいえ、自然と古代遺跡がマッチした綺麗な町には変わりありません

機会があれば観光してみてください

 

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営業損害本1位獲得

2017年01月23日 | 独り言

昨年11月に出版しました営業損害本ですが、弁護士間の書籍売上で1位を獲得したようです

さすが、弁護士の先生方、nice choice です

 

 

引き続き、世間に役立つ書籍を執筆していきたいと思います

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セミナー

2017年01月06日 | 独り言

続々と、SMBCさんから今後開催されるセミナーのパンフが届きました

 

リスク管理・危機管理については、昨年末に行ったマスコミ対応なども踏まえて、マスメディア関連についてもブラッシュアップして行こうかと考えています

 



契約書作成のセミナーは、今まで何度も行っている内容なので問題ないかと



覚書に関するセミナーは、今回初めてです

なので、1から資料作成しなければならないので頑張ります

 

覚書に関する書籍を昨年に出版したので、それを踏まえたセミナーなのですが

 

会社では意外と覚書を作成する機会があるにもかかわらず、覚書に関する書籍がほとんどなかったので執筆したものでした

結構いい加減に覚書を作成している会社もあるので、これを機に覚書の注意点を学んでいただければ

 

今年もセミナーで話す機会が多くなりそうです

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