いい女よりもいい男の数は少ない

日々カッコよさを磨きます。

真実を映し出す鏡があればいいのにね

2005-04-01 14:26:22 | Weblog
「ゲイの恋愛って難しいよね?」

先日友達とメシ食いに行った時、そんな話題になった。せっかくだからと思い、オレはかねてから思っていたことを口にした。
「ゲイの友情の方が難しいんじゃない?」

出会い系サイトで男と女が出会う。知人の紹介でもなんでもいい、男と女が出会った場合、どんなことが起きるのだろうか。
出会い系の場合、恐らく男の方がヤリ目が多く、女の方は多少の覚悟はできていたとしてもどこか心の底でロマンスを求めているのではないだろうか。合コンでもそう。女が「いい相手を」と願っても、大体がヤリ目の男達だ。これはあくまできっかけの話であって、その後続けば恋愛になる。

ゲイが出会い系で出会った場合、友情となるか恋愛となるか、またはセクフレとなるかがその場で決まる。一言に「愛」と言っても家族愛のようなものであれば友情になるだろうし、ときめきがあればセックスが先に来ようとも恋愛へと繋がるのだろう。セクフレ→恋愛は難しいが、友情→恋愛の方がもっと難しい。オレ達は男であるがゆえに男の気持ちを知り尽くしている。「異性」を好きになるのが恋愛だとしたらゲイの恋愛とは、手の内を知り尽くした男というものを相手に、自分の中にある女性性でその相手を愛し、外見にまとった鎧のような男性性で相手からの愛を受け止めることなのかもしれない。「男」という外見を愛され、「女の部分」で相手を愛する。中身は女なのだから当然男を求める。しかし、相手も当然「男」を求めるワケだから女になりきってしまってはダメだ。だからあくまで外見は男らしさをとことん追及せざるをえない。何とも哀しい恋愛ではないだろうか。自分のありのままを受け入れてもらえることが本当の愛だとしたら、ゲイの恋愛は2重構造だ。

男同士の友情には利害はない。利害が発生すればたちまち跡形もなくなる。しかし、ゲイの友情には利害は本当にないのだろうか。
ノンケが2人いたら、お互い相手を恋愛対象と見ることは絶対にない。しかし、ゲイの場合、男はみな恋愛の対象である。本当に気が合う上に相手のゲイがタイプではないことが前提でないと友情は発生しない。そこで出会い系サイトの話が出てくる。

出会い系で画像を交換する際、タイプじゃない男とは基本的に会いたくはない。気が合うかもしれないし、いい人かもしれないけど会わない、というのは常識である。オレの場合、ガタイさえよければ全てを凌駕するのでダメな部分全部をひっくり返して出会うことができるが、みなさんはどうなのでしょうか。カオで選んでいる人なんかは出会いのハードルが高そうである。つまり、友情を前提として出会いは成立せず、会ったらタイプじゃなかったけど仲良くなった、みたいな計算違いでもないと中々難しいのである。そういう意味で友情を手にするほうが難しいのである。

タイプじゃなくても人柄で出会える人は友達は多いんじゃないかな。いい人そうだから会ってみようと思える人。どうしてもカオだのカラダだので最初、会う前から相手を選んでしまうので、中々出会えないのである。


2004.10.30


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