12月28日（火）

◆今日の出来ゴト
ようやく師走めいてきた。というのも、商売相手がほとんど正月休みに入ったから。
なのにこっちには仕事がある。不思議。
仕事上がりにハロショ。例のトレーディング色紙、とりあえず10枚ゲット。
麻琴さんは出なかったけど、店の前にいた知らんヲタと交換。
残りは・・・これどうすっかな。元々値段があるものではないし、ヲタもだちに買い取ってくれとは言いにくい。
麻琴さんと交換してくれる人募集中。誰のが出たのかは現場で直接。
その後、いつものサイゼリヤへ。
いろいろありましたが、とりあえず借金のないきれいな身で新年を迎えることができます。

◆「愛の第6感」と「THE 二枚目」
今頃になって感想。

娘。
4thが傑作すぎたこともあって、あまり評判の芳しくなかったNo.5。
羊なんかでは「偶数アルバムは傑作・奇数アルバムはゴミ」とか言われてたり。そんな中、満を持して発表された6th。
ですが、正直ガッカリでした。
いや、新曲6曲は悪くない、というかそれぞれ魅力があって好きです。
楽器やアレンジに頼ることなく、歌声とメロディーだけで勝負している「春の歌」、楽器の音色が琴線に触れまくりな「声」（詩も好き）、最高に可愛い「レモン色とミルクティ」（ゴロッキーズが歌ってるってだけで満足だけど、メロディーも曲調も好き）、コンサでは間違いなく盛り上がるであろう「すき焼き」・「直感」。
つんく♂得意の（そして自分の苦手な）なんちゃってR&B＋ラップの「独占欲」だって、好きな人にはたまらんのでしょう。
ただね、既出のシングル曲との噛み合わせが悪すぎる。
1曲目がカスなのはさておき、かしましも浪漫も単品としてはすごく好きなのに、このアルバムの中では取って付けた感があまりに強い。
それに加えてミュージカルの2曲。異物感。靴の中の小石。サントラ出しそこねたからここに入れてしまえ的な、安直さ。
総じて、アルバムとしてのコンセプト・テーマといったものが感じ取れない。
そんなもの必要ない、という向きや感じられないのは自分の感受性の乏しさゆえだ、という向きもあるでしょうが、「地球を救おう！」とかここで言われたって空々しいだけ。
これでは新曲も既発シングル曲もミュージカル曲も互いに可哀想なだけ。
曲を作って録音して、そこまでは熱心にやってもパッケージングの段階で寄せ集め、ゴッタ煮、やっつけ仕事。仏作って魂入れず。
「アルバムが出ないよりはマシ」なんて人もいますが、そんなのアーティストとして最低ラインだろ。（3期プッチの皮肉を込めて）

メロン
最初は全然期待してなかった。もしかしたら買わないかも、とか思ってた（まぁ写真と交換で手に入れたので、厳密には買ってないけど）。
なのに聞いてみたらこれが実に（・∀・）イイ!　アルバム全体としてのまとまりがある。
1曲目がカスなのはさておき、ヒットとも呼べないヒット曲に挟まれるようにしてキラリと光る秀作・佳作。その曲順が非常に練ってある（と思う）。
中盤の「キライ、スキ スキ スキ」～「かわいい彼」～「レモンタルト」の流れなんか見事。
ガツンといくところはガツンと、聞かせるとこではじっくりと、アルバムとしての流れに抑揚があって退屈しない。
そしてラスト、雄大な未来への希望に満ちた「努力・系・美人」と「THE 二枚目」。
大ヒットとは縁がなくても、固定ファンしかいなくても、これが自分たちの進む道だ文句あるか！と突き進む4人の決意そのもの。
もともとメロン記念日は、シングル曲にしてもそのカップリングの方が良いという稀有な発想と構成が売り。
これ、誹謗でも悪口でもなく、褒め言葉と取ってください。そのあたりを実に上手く生かしたアルバムだと思います。
1stもよかったけど、やはりどうもヒットシングルに頼りすぎてた感がある。今回はそれらシングル曲がアルバムの中に自然に溶け込んでいる。


時期的に二つのアルバムを比較するような形になってしまったけど、別に悪気はありません。
言うまでもないことですが、あくまでテンチョ個人の考えとして読み流してください。